ありがとう、トニ・エルドマン
ありがとうとにえるどまん TONI ERDMANN解説
第69回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を始め、各国で数々の賞に輝いたヒューマンドラマ。悪ふざけが大好きな父が、娘を心配しブカレストを訪れる。数日間一緒に過ごし父はドイツに帰るが、娘のもとに<トニ・エルドマン>という別人になった父が現れ……。監督・脚本は「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アデ。出演は「三人姉妹(1988)」のペーター・シモニシェック、『裸の診察室』のザンドラ・ヒュラー、「ボーグマン」のハーデウィック・ミニス、「エンジェル(2007)」のルーシー・ラッセル、「エリザのために」のヴラド・イヴァノフ。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「ありがとう、トニ・エルドマン」のストーリー
悪ふざけが大好きな父ヴィンフリート(ペーター・シモニシェック)と、コンサルタント会社で働く娘イネス(ザンドラ・ヒュラー)は性格も正反対。そんな二人の関係はあまり上手くいっていない。たまに会ってもイネスは仕事の電話ばかりで、二人はろくに話すこともできなかった。ある日、娘を心配したヴィンフリートは愛犬の死をきっかけに、彼女が働くルーマニア・ブカレストへ向かう。父の突然の訪問に驚くイネスだったが、ぎくしゃくしながらも何とか数日間を一緒に過ごし、父はドイツに帰って行く。だがホッとしたのも束の間、彼女のもとに<トニ・エルドマン>という別人になった父が現れる。職場、レストラン、パーティー会場……。神出鬼没のトニ・エルドマンの行動にイネスのイライラも募っていくが、二人が衝突すればするほどお互いの仲は縮まっていくのだった……。
「ありがとう、トニ・エルドマン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ありがとう、トニ・エルドマン」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ファミリー ドラマ |
製作国 | ドイツ オーストリア |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2017年6月24日 |
上映時間 | 162分 |
配給 | ビターズ・エンド 提供:ビターズ・エンド、ハピネット |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.bitters.co.jp/tonierdmann/ |
コピーライト | (C)Komplizen Film |
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