世界は今日から君のもの

せかいはきょうからきみのもの
上映日
2017年7月15日

製作国
日本

制作年
2017
上映時間
106分

レーティング
ジャンル
青春 ドラマ

check解説

「二重生活」の門脇麦が、自分の殻を破ろうとする引きこもりの女性を演じた青春ドラマ。人と接するのが苦手で自室にこもっていた真実は、父の勧めでゲームのバグ探しのバイトをすることに。そこに勤める遼太郎に絵の才能を見出されイラストを頼まれるが……。監督は連続テレビ小説『梅ちゃん先生』をはじめ数々の作品の脚本を手がけ、「ランデブー!」で監督にも進出した尾崎将也。不器用な真美を門脇麦が、真美が淡い恋心を抱く遼太郎を「ローリング」の三浦貴大が、彼女を心配する父親を「みんな!エスパーだよ!」のマキタスポーツが演じる。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 評論家
    上野昻志
    ファンタジーですね。いや、引きこもりの女の子が、思わぬイラストの才能を見出されて... もっと見る
  • 映画評論家
    上島春彦
    見ている間はご都合主義だなあ、と思っていたが見終わるとご都合主義の良さってあるよ... もっと見る
  • 映画評論家
    モルモット吉田
    篠田昇の助手だった福本淳が90年代の行定勲作品などで見せた篠田ルックな映像全開と... もっと見る

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

     現在のダメな日本映画の典型を観せられた感じだ。なんでこんな映画を作るのかねえ。
     原作はないようなので、企画も監督が持っていったものかな。監督、脚本を尾崎将也という人が行っているようだが、こんな内容でよく映画を作ろうと思ったよな。
     テーマは引きこもりからの脱出、解放とでも言うのか。出てくるエピソードがありきたりで何の工夫もなく、どこかで観たようなシーケンスを繋いで作っている。撮り方も何の工夫もない。音楽もどこかそこら辺のピアノの弾ける高校生か大学生を連れてきて単純な鍵盤操作を行わせているだけ。シーンやカットにあわせようとする意志があるのか、
     製作費はそこそこあったみたいだ。門脇麦を主演に持ってきたり、三浦貴大をサブに持ってきたりしているから。それにしても演出も下手くそというか。例えばYOUなんか(もともとそんなに上手くないが)下手くそで観ていられない。門脇麦の演技の付け方もなんか監督がこうじゃないかという想像だけで作っているようだ。
     だいたい、この映画を作るに際してどれだけ事前にリサーチしているのだろうか。引きこもりやニートの人達に取材しているのだろうか。映画の出だしで、製造工場の梱包で働いているシーンがあるが、THKって大会社だよ。私服で作業なんか絶体にしていないよ。こんなところも取材していないんだろうなあ。おそらくはTHK側からは作業服着用の申し出があったと思うが、絵面的に私服が良いとしたのだろうけど、中小の会社だって生産現場は作業服にしているよ。そんな細かいところを気がつかないんだろうなあ。
     名優門脇麦もこんな映画に出てしまってがっかりだろう。もっとも彼女、仕事は選ばないって言っていたから。
     この映画の後、ペドロ・アルモドバルの「ヒューマン・ボイス」を観たのだが絵の力が全然違う。まあ、ペドロ・アルモドバルと比べること自体、草野球とメジャーの野球を比べるようなものかな。

「世界は今日から君のもの」のストーリー

高校生の頃から5年の間引きこもった小沼真実(門脇麦)。父の英輔(マキタスポーツ)と母・美佳(YOU)は離婚し、父と暮らす真美は自室で好きな漫画やイラストをひたすら正確に模写することで現実逃避していた。そんな真美のことを心配する父の勧めで、ゲーム会社でバグがないかチェックする仕事をすることに。その会社に勤める矢部遼太郎(三浦貴大)が担当するゲームのイラストに手を加えたことから、真実の絵の才能が見いだされ、自由に描いていいと遼太郎からゲームキャラクターのイラストを頼まれる。遼太郎へ淡い恋心を抱く真実は、彼の役に立ちたいとの思いから絵を描くことに向き合おうとするが……。

「世界は今日から君のもの」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「世界は今日から君のもの」のスペック

基本情報
ジャンル 青春 ドラマ
製作国 日本
製作年 2017
公開年月日 2017年7月15日
上映時間 106分
製作会社 クエールフィルム
配給 アークエンタテインメント
レイティング
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://sekakimi.com
コピーライト (c)クエールフィルム

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