解説
日本とラオスの国交60周年を記念して製作された初の合作映画。家を飛び出し、都会で暮らしていたノイはある日、1960年のラオスに迷い込む。そこで出会ったのは、ダム建設調査に来ていた日本人の川井。のどかな農村で、2人は暮らし始めるが……。メガホンを取ったのは、「天国からのエール」の熊澤誓人。主演は共に映画初出演となる井上雄太とティダー・シティサイ。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「ラオス 竜の奇跡」のストーリー
1960年、東京オリンピック開催を間近に控えた日本。終戦から15年が経過。誰もが上を向き、開発の熱気に充ち溢れた時代だった。そんな日本を飛び出し、ダム建設調査のため、ラオスに渡った日本人がいた。将来の成功を夢見たその青年の名は、川井(井上雄太)。しかし、川井は調査中の事故で消息を絶つ。当時、内戦中だったラオスの首都ビエンチャンでは戦闘が勃発。政府による捜索も打ち切られてしまう……。一方、急激な都市開発が進む2015年のラオス。家族とのすれ違いから故郷を飛び出したラオス人女性ノイ(ティダー・シティサイ)は、慣れない都会暮らしに埋もれていた。そんなある日、友人からのナムグム湖観光の誘いをきっかけに、1960年のラオスに迷い込んでしまう。ゆるやかな川のほとりで出会うノイと川井。辺鄙な農村で、呑気な村人たちとの共同生活が始まるが……。
「ラオス 竜の奇跡」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ラオス 竜の奇跡」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファンタジー ドラマ |
製作国 | 日本 ラオス |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2017年6月24日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | ジャパン-ラオス・クリエイティブ・パートナーズ(共同制作:Lao New Wave Cinema Production) |
配給 | アークエンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://saynamlai.movie/ |
コピーライト | (C)ジャパン-ラオス・クリエイティブ・パートナーズ |
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