解説
又吉直樹の第153回芥川賞受賞作を「月光ノ仮面」の板尾創路の監督・脚本で映画化。売れない若手芸人の徳永は先輩芸人・神谷に魅了され、弟子になりたいと申し出る。神谷は了承し、自分の伝記を書いてほしいと頼む。徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。共同脚本は、「クローズEXPLODE」監督の豊田利晃。出演は、「キセキ あの日のソビト」の菅田将暉、「彼らが本気で編むときは、」の桐谷健太、「追憶」の木村文乃。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志ご存知、又吉直樹の芥川賞受賞作が原作。菅田将暉が駆け出しの漫才師で、そんな彼が一目見て惹かれ、師匠と仰ぐ先輩が桐谷健太という役どころは、合っているだろう。そこか... もっと見る
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映画評論家吉田伊知郎コンビではなく菅田が心酔する兄さんとの話なのが目を惹くが、十年にわたる話の時間経過は文字情報がなければ分からず、活動遍歴も見えない。「仕事がない」「金がない」「... もっと見る
「火花(2017)」のストーリー
お笑い芸人の徳永(菅田将暉)はスパークスというコンビでデビューするも、まったく芽が出ない。徳永は営業先の花火大会で4歳上の先輩芸人・神谷(桐谷健太)と出会う。あほんだらというコンビで常識の枠からはみ出した漫才を披露した神谷に魅了された徳永は、「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し、自分の伝記を書いてほしいと徳永に頼む。その日から、徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。その後、拠点を大阪から東京に移した神谷に再会した徳永は、毎日のように芸の議論を交わし、神谷の同棲相手である真樹(木村文乃)とも親しくなる。仕事はほぼないが、才能を磨き合う充実した日々を送るが、やがて二人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める……。
「火花(2017)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「火花(2017)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 文芸 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2017年11月23日 |
上映時間 | 121分 |
製作会社 | 吉本興業=東宝=電通=ジェイアール東日本企画=文藝春秋=朝日新聞社=KDDI=日本出版販売=GYAO(制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー=東宝映画/制作プロダクション:ザフール=パイプライン) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://hibana-movie.com/ |
コピーライト | (C)2017「火花」製作委員会 |
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