はじめてのおもてなし

はじめてのおもてなし WELCOME TO GERMANY
上映日
2018年1月13日

製作国
ドイツ

制作年
2016
上映時間
116分

レーティング
ジャンル
コメディ 社会派 ドラマ

check解説

難民の青年の受け入れをきっかけに、バラバラだった家族が人生を見つめ直してゆく様を描いたドイツ製コメディ。ミュンヘンに暮らすハートマン家の母アンゲリカはある日、難民の受け入れを宣言し、ナイジェリアから来た青年ディアロに自宅を提供するが……。主演は「戦争のはらわた」を始め、ヨーロッパやハリウッドで長年活躍してきたオーストリア出身のセンタ・バーガー。監督のサイモン・バーホーベンは息子に当たる。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 批評家。音楽レーベルHEADZ主宰
    佐々木敦
    難民のアフリカ青年を受け入れることにしたドイツ人家族を中心とする、真顔のコメディ... もっと見る
  • 映画系文筆業
    奈々村久生
    まさに今のドイツが直面する難民問題と家族のドラマをユーモラスに紡ぎ上げたウェルメ... もっと見る
  • TVプロデューサー
    山口剛
    ヴァーホーヴェン監督は、この映画は難民映画ではないと言っている。たしかに、裕福な... もっと見る

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

     うーん、どうも感動させてやろうとか、ヨーロッパ人は難民に対してこんなにがんばっているんだよとか、ドイツの皆、ヘイトに負けずに頑張りましょうとか、直接的には述べていないけど、どうも映画を観ていると透けて見えるんだよなあ。観客が観て自然と感じ取るのでは無くて、どうも押しつけてくる感じがするんだよな。
     いっていることは間違いじゃないんだよ。でも、押しつけられる物でも無いよな。
     主人公たち、もう老年に近い夫婦と10歳くらいの孫の男の子と別なところに住む娘の一家が、ナイジェリアから難民でドイツの難民施設にいた若者を受け入れて、そこからのドタバタを描いた映画。
     夫婦はどうも倦怠期で旦那は大きな病院のトップに近い地位にいる医師。最近、切れ気味で若いインターンにパワハラまがいをしている。奥さんは暇で毎日何をしようと模索している。息子の子ども(孫)が一緒に住んでいて、彼は友だちとラッパーになろうとしている。娘は医学試験を間近に控えているが気持ちが集中しない。また、変なタクシー運転手からストーカーされている。一家の隣にはロシアからの移民か、偏屈な近所付き合いの悪い中年女が住んでいる。
     難民の青年はあと8週間、問題を起こさなければ難民として認められるが、その家庭に移ってから、いろいろトラブルに見舞われて、警察沙汰になってしまう。さて、難民神聖は認められるか。
     旧ナチみたいな人達や移民反対の人達もたくさんいるし、過激でどこか間違っているおばさんもいるけど、私たち皆頑張って難民の人達が暮らせる様にしているのよ。判るでしょ。って、本当の問題は南北格差なんだけどな。映画「しあわせの隠れ場所」の居心地の悪さと同じ。お金持ちの白人女がフットボールに才能のある黒人を助ける映画だけど、問題はそこじゃ無いんだ。なんで黒人達は貧しいんだ!と言うこと。白人はいつでも黒人に味方だよ、なんて上から目線の映画だった。
     それにしてもヨーロッパは豊かになったよな。5,60年前の映画だったら東西冷戦で国内もテロの頻発の時代だったけど、今はこれだけ豊かになってEU統合した。ヨーロッパは次の統合へ向けての苦しみの時代なんだなあ。

「はじめてのおもてなし」のストーリー

ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らすハートマン家。ある日のディナーの席で、母アンゲリカ(センタ・バーガー)が難民の受け入れを宣言する。教師を引退して生き甲斐を失った彼女は、夫リヒャルト(ハイナー・ラウターバッハ)の反対を押し切って、ナイジェリアから来た難民の青年ディアロ(エリック・カボンゴ)のために自宅を提供。初めてのおもてなしに張り切る一家だったが、大騒動が起きてしまう。さらに、ディアロの亡命申請も却下に。果たして、崩壊寸前の家族と天涯孤独の青年は、平和な明日を手に入れることが出来るのか……。

「はじめてのおもてなし」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「はじめてのおもてなし」のスペック

基本情報
ジャンル コメディ 社会派 ドラマ
製作国 ドイツ
製作年 2016
公開年月日 2018年1月13日
上映時間 116分
配給 セテラ・インターナショナル
レイティング
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.cetera.co.jp/welcome/
コピーライト (C)2016 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG / SENTANA FILMPRODUKTION GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH

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