解説
ドラマ『奇跡の人』の脚本家・岡田惠和と銀杏BOYZ・峯田和伸の共著による小説を映画化。工場で働くコウタは中学1年のとき、伸二という親友がいた。さえないふたりは大好きなあーちゃんこと天野千日のことを“天の川の女神”と呼んで崇拝していたが……。監督は、ドラマ『トドメの接吻』の菅原伸太郎。出演は、「九月の恋と出会うまで」の古舘佑太郎、「きみの鳥はうたえる」の石橋静河。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「いちごの唄」のストーリー
冷凍食品の製造工場で働いている笹沢コウタ(古舘佑太郎)には、伸二(小林喜日)という親友がいた。中学1年のとき、クラスのなかでは全然さえないふたりは親友になり、最高の青春時代を送っていた。ふたりは大好きなあーちゃんこと天野千日(石橋静河)を“天の川の女神”と勝手に呼び、偶像崇拝していた。孤児院育ちの伸二は大好きなビートルズを真似して、孤児院の庭をストロベリーフィールドの花でいっぱいにすることを夢見ていた。しかし伸二は、千日を交通事故から守り、身代わりとなって死ぬ。10年後の伸二の命日、コウタと千日は偶然高円寺で再会する。それからふたりは、1年に1度、伸二の命日に逢うことを決める。1年に1度だけの逢瀬を繰り返し、コウタは次第に千日に心惹かれていく。何のとりえも自信もないコウタはその想いを伝えることができず、そして何も語ろうとしない千日との間に溝ができていく。ある年、千日は「私は天の川の女神なんかじゃない!」と口にし、伸二との過去の関係を告白する。翌年、千日は約束の場所に現れなかった。それでもコウタの想いは止められなかった……。
「いちごの唄」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「いちごの唄」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年7月5日 |
上映時間 | 114分 |
製作会社 | 「いちごの唄」製作委員会(ファントム・フィルム=VAP=朝日新聞社)(企画・製作プロダクション:ファントム・フィルム) |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://ichigonouta.com/ |
コピーライト | ⓒ2019「いちごの唄」製作委員会 |
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