未来を乗り換えた男
みらいをのりかえたおとこ TRANSIT- 上映日
- 2019年1月12日
- 製作国
- ドイツ フランス
- 制作年
- 2018
- 上映時間
- 102分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ラブロマンス サスペンス・ミステリー ドラマ
解説
「あの日のように抱きしめて」のクリスティアン・ペッツォルト監督が、ナチスの史実と現代の難民問題を重ね合わせたドラマ。ファシズムが台頭するドイツから逃れてきたゲオルクは、自殺した男に成りすますことに。しかし男の行方を捜す妻マリーに惹かれ……。ドイツの作家アンナ・ゼーガースが亡命時代に執筆した小説『トランジット』を、舞台を現代に置き換えて映画化。「ハッピーエンド」(ミヒャエル・ハネケ監督作)などに出演、2018年にベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を獲得したフランツ・ロゴフスキが他者に成りすますゲオルクを、「婚約者の友人」で2017年ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)を受賞したパウラ・ベーアがミステリアスな美女マリーを演じる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家きさらぎ尚架空の現代を構築して、その時代空間で過去・現代・未来を同時に描いてしまうという着想の大胆さは、C・ペッツォルト監督の創作的な冒険だろう。「東ベルリンから来た女」... もっと見る
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映画系文筆業奈々村久生難民の受け入れ問題に揺れる欧州の時勢を反映した架空の現代設定がやや難解。原作のホロコーストからの置き換えであることは、頭では理解できても、ドラマの背景として機能... もっと見る
「未来を乗り換えた男」のストーリー
現代。元レジスタンスのゲオルク(フランツ・ロゴフスキ)はファシズムが吹き荒れる祖国ドイツを逃れ、パリから港町マルセイユに辿り着く。ドイツ軍によるフランスへの侵攻が近づく中、ゲオルクは行きがかりでパリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすまし、船でメキシコに向かおうと決めた。そんな時、一心不乱に夫の行方を捜すマリー(パウラ・ベーア)という女性と出会う。謎めいた彼女に惹かれていくゲオルクだが、マリーの夫こそゲオルクが成りすましているヴァイデルだった……。
「未来を乗り換えた男」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「未来を乗り換えた男」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | ドイツ フランス |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年1月12日 |
上映時間 | 102分 |
配給 | アルバトロス・フィルム |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://transit-movie.com/ |
コピーライト | (C)2018 SCHRAMM FILM / NEON / ZDF / ARTE / ARTE France Cinema |
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