解説
広島県呉市を舞台に、不器用に生きる小学生2人と新任司書が織りなす人間ドラマ。クラスでいじめられているフィリピン人と日本人のハーフの正哉は、新任司書・祥子と過ごす図書室をよりどころにしていた。ある日、正哉が図書室に行くと、同級生の涼太がいた。監督は、「父の愛人」の迫田公介。出演は、「映画 としまえん」の小島藤子。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「君がいる、いた、そんな時。」のストーリー
フィリピン人と日本人のハーフの少年、小学6年生の岸本正哉(マサマヨール忠)は、クラスのいじめっ子たちから何かにつけてちょっかいを受けている。自分がハーフだからしかたないと諦め、抵抗することなくやり過ごしていたが、優しく見守ってくれる新任司書の山崎祥子(小島藤子)と過ごす図書室を学校でのよりどころにしていた。正哉と同じクラスの放送委員の香山涼太(坂本いろは)は、DJカヤマと称して必死で校内放送をしていたが、皆に不評で空回りしており、クラスのなかでも浮いている存在だった。ある日、いつものように図書室に行った正哉は、涼太が祥子と楽しそうに話しているのを見つける。正哉はおもしろくないが、マイペースな涼太は企画している特別放送に二人を巻き込もうとする。正哉は乗り気ではないが、祥子は涼太の企画を手伝うという。祥子にはある秘密があり、その秘密を目にした涼太は、「僕には話してくれた」と正哉に話す。涼太の小さな嘘に、正哉は「僕には話してくれなかった」と傷つく。特別放送の日、とんでもない企画を実行した祥子は謹慎処分となる。そんな祥子を励まそうと、正哉と涼太はある計画を立てる……。
「君がいる、いた、そんな時。」の映像
「君がいる、いた、そんな時。」の写真
「君がいる、いた、そんな時。」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「君がいる、いた、そんな時。」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2020年6月13日 |
上映時間 | 85分 |
製作会社 | とび級プログラム |
配給 | とび級プログラム |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://kimi-iru.com/ |
コピーライト | (C) とび級プログラム |
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