解説
ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「絵の中のぼくの村」などで知られる映画監督東陽一のドキュメンタリー。本人のインタビューや、東作品で主演を務めた緑魔子、烏丸せつこ、常盤貴子との対談、フィルモグラフィーを通して、作品や東自身について紐解いていく。監督は、ドキュメンタリー『五ノ神の山車 百年先を造る』の児玉健一。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「現在地はいづくなりや 映画監督東陽一」のストーリー
東陽一は、長編デビュー作となったドキュメンタリー映画「沖縄列島」、初の劇映画で日本映画監督協会新人賞受賞作「やさしいにっぽん人」をはじめ、「もう頬づえはつかない」、「四季・奈津子」、「マノン」、「ザ・レイプ」、200万人以上を動員した「橋のない川」、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「絵の中のぼくの村」、「ボクの、おじさん」、「わたしのグランパ」、「風音」、「酔いがさめたら、うちに帰ろう」、「だれかの木琴」など、精力的に作品を撮り続けている。映画監督、脚本家として半世紀にわたり活動してきた彼が、初めて映画の製作過程や自身についてをカメラの前で語る。また、東作品で主演をつとめた緑魔子、烏丸せつこ、常盤貴子が東と対談という形で、当時の映画のバックストーリーや、東の映画に対するスタンスを語り合う。映画関係者からは、映画作家で早稲田大学名誉教授の安藤紘平が、本作の監督小玉憲一と「サード」、「だれかの木琴」から見た東について語る。東陽一の生い立ちから20本を超える映画を作った今日に至るまで、作品はもちろん、東自身をインタビューや対談、フィルモグラフィーを通して紐解いていく。また、全編を通じて流れるバッハの『シャコンヌ』は、撮影当時15歳の中学生だった新進気鋭のクラシックギタリスト、大谷恵理架による。
「現在地はいづくなりや 映画監督東陽一」の映像
「現在地はいづくなりや 映画監督東陽一」の写真
「現在地はいづくなりや 映画監督東陽一」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「現在地はいづくなりや 映画監督東陽一」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2020年2月22日 |
上映時間 | 94分 |
製作会社 | モンタージュ |
配給 | モンタージュ |
公式サイト | https://izukunariya.com/ |
コピーライト | (C)2020 MONTAGE inc. |
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