解説
17歳の黒人少年の知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実を抉り出すヒューマンドラマ。アフリカ系移民の高校生ルースは、文武両道の優等生。だがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立してしまい……。出演は「アバウト・レイ 16歳の決断」のナオミ・ワッツ、「シェイプ・オブ・ウォーター」のオクタヴィア・スペンサー、「イット・カムズ・アット・ナイト」のケルヴィン・ハリソン・Jr.、「或る終焉」のティム・ロス。監督は「クローバーフィールド・パラドックス」のジュリアス・オナー。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「ルース・エドガー」のストーリー
バージニア州アーリントンに暮らす17歳の高校生ルース・エドガー(ケルヴィン・ハリソン・Jr.)は、スピーチやユーモアのセンスもある文武両道の優等生。アフリカの戦火の国で生まれた過酷なハンデを克服した彼は、様々なルーツを持つ生徒たちから慕われ、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。そんな彼がある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)と対立、順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではないかとウィルソンが疑念を抱くなか、ルースの養父母である白人夫婦エイミー(ナオミ・ワッツ)、ピーター(ティム・ロス)とルースの間にも様々な軋轢が生じ始めていく。はたしてルースは“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”なのか……。
「ルース・エドガー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ルース・エドガー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2020年6月5日 |
上映時間 | 110分 |
配給 | キノフィルムズ=東京テアトル(提供:キノフィルムズ) |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://luce-edgar.com/ |
コピーライト | (C) 2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED. |
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