タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング
たっちみーのっとろーらとひみつのかうんせりんぐ TOUCH ME NOT
解説
第68回ベルリン国際映画祭で金熊賞と最優秀新人作品賞をW受賞したヒューマンドラマ。強迫性障がいを抱える孤独な女性ローラは、ある日、病院で無毛症の男と車椅子の患者同士が互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく不思議なカウンセリングを目撃する。出演は「お家に帰りたい」のローラ・ベンソン、「氷の国のノイ」のトーマス・レマルキス。ルーマニア出身のアディナ・ピンティリエ監督による初長編。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング」のストーリー
寝たきりの父親の介護で通院する日々を送るローラ(ローラ・ベンソン)は、自身も人に触れられることに拒否反応をおこす精神的な障がいを抱えていた。そんなある日、ローラは病院で不思議な療養を目撃する。病によって無毛症となったトーマス(トーマス・レマルキス)や、自由に四肢を動かすことのできない車椅子のクリスチャン(クリスチャン・バイエルライン)など様々な症状を抱える患者たちが、互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく患者同士のカウンセリング。ローラは彼らを興味深く観察するなか、自分と同じような孤独感を持つトーマスに心惹かれてゆく。やがて、街でトーマスに導かれるように秘密のナイトクラブへ入ったローラは、そこで欲望のままに癒し合う群衆を目の当たりにするのだった……。
「タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング」の映像
「タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング」の写真
「タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | エロス ドラマ |
製作国 | ルーマニア ドイツ チェコ ブルガリア フランス |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2020年7月4日 |
上映時間 | 125分 |
製作会社 | Rohfilm Productions=Pink Production=Agitprop=Les Films de L'Etranger |
配給 | ニコニコフィルム |
レイティング | R-18 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://tmn-movie.com/ |
コピーライト | (C)Touch Me Not - Adina Pintilie |
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