どん底作家の人生に幸あれ!
どんぞこさっかのじんせいにさちあれ THE PERSONAL HISTORY OF DAVID COPPERFIELD解説
イギリスの国民的作家チャールズ・ディケンズの代表作『デイヴィッド・コパフィールド』を『スターリンの葬送狂騒曲』のアーマンド・イアヌッチが映画化。暴力的な継父の登場により、優しい母との幸せな生活が一変した少年デイヴィッドの波乱の人生の行方は? 出演は「LION/ライオン ~25年目のただいま~」のデヴ・パテル、「ドクター・ストレンジ」のティルダ・スウィントン、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のベン・ウィショー。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「どん底作家の人生に幸あれ!」のストーリー
少年のデイヴィッドは、周囲の“変わり者”たちのことを書き留めては、空想して遊んでいた。優しい母と家政婦と共に3人で幸せに暮らしていたその人生は、暴力的な継父の登場で一変。都会の工場に売り飛ばされ、強制労働させられるハメに。しかも里親は、借金まみれの老紳士だった。歳月が過ぎ、ドン底の中で逞しく成長したデイヴィッド(デヴ・パテル)は、母の死をきっかけに工場から脱走。たった一人の肉親である裕福な伯母の助けを借り、上流階級の名門校に通い始める。そこで、今まで体験した“作り話”を同級生に披露して人気者になったデイヴィッドは、令嬢のドーラと恋に落ち、卒業後は法律事務所で働き始める。こうして、順風満帆な人生を手に入れたかに見えたが、その過去を知る者たちがデイヴィッドを再びドン底へ突き落そうとする……。果たして、デイヴィッドの数奇な運命の行方は……?すべてを失っても綴り続けた愛すべき変人たちとの“物語”が完成した時、彼の人生に“奇跡”が起こる……。
「どん底作家の人生に幸あれ!」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「どん底作家の人生に幸あれ!」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | イギリス アメリカ |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2021年1月22日 |
上映時間 | 120分 |
製作会社 | FilmNation Entertainment=Film 4 |
配給 | ギャガ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://gaga.ne.jp/donzokosakka |
コピーライト | (C)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation |
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