マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“

まるじぇらがかたるまるたんまるじぇら MARTIN MARGIELA: IN HIS OWN WORDS
上映日
2021年9月17日

製作国
ドイツ ベルギー

制作年
2019
上映時間
90分

レーティング
一般映画

check解説

あらゆる取材や撮影を断り続け、謎に包まれていたデザイナー、マルタン・マルジェラが初めて制作に協力したドキュメンタリー。これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティ、自身に影響を与えた祖母や子供時代について、本人の言葉でつづる。監督は、「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」のライナー・ホルツェマー。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画監督/脚本家
    いまおかしんじ
    ナイーブで頑固な人なんだろうと思う。ドキュメンタリーに出演することはオッケーなのに、顔を映すなっていうのは相当ひねくれている。本人がめっちゃ喋ってるし、服を作っ... もっと見る
  • 文筆家/女優
    睡蓮みどり
    知的かつエレガントな思想をのせ、マルジェラ自身の声が映画全体を誘引する。プロが読むナレーションでもインタビューでもなく、この語りは同時に見えないままに「匿名でい... もっと見る
  • 映画批評家、東京都立大助教
    須藤健太郎
    背景音楽が鳴り止まないのが気になるし、なんでも足せばいいと思っているふうで、どうも好きになれない。情けないBGMの流れるなか、マルジェラが「父が美容師で&hel... もっと見る

「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“」のストーリー

常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラは、キャリアを通して公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、そのすべてが謎に包まれていた。本作は初めてマルジェラ本人が制作に協力し、これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子供時代について、重い沈黙を破って本人の言葉で語った。「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、初めて公表するドローイングや膨大なメモ、7 歳で作ったというバービー人形の服などプライベートな記録や、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳での突然の引退など、そのすべてをマルジェラ自身がカメラの前で明かしていく。突然の引退から10年以上経った今も大きな影響力をもつ謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラが評価され続ける理由とは? マルジェラの創造性と仕事術の全貌が、初めて明かされる。

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スタッフ
キャスト役名

「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“」のスペック

基本情報
製作国 ドイツ ベルギー
製作年 2019
公開年月日 2021年9月17日
上映時間 90分
製作会社 Reiner Holzemer Film=Aminata Productions=RTBF Televison Belge
配給 アップリンク
レイティング 一般映画
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
公式サイト https://www.uplink.co.jp/margiela
コピーライト (C) 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions

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