解説
窪塚洋介が18年ぶり長編映画単独主演を務めるクライム・サスペンス。家庭にも社会にも居場所を失ったタクシー運転手の高木は、人生の一発逆転を賭け、同僚たちと共に巨額の黒い金につながる絵画強奪計画を計画するが、事態は思いもよらぬ方向へ……。共演は「HiGH&LOW THE WORST X (クロス)」の坂口涼太郎、「君は永遠にそいつらより若い」の葵揚。監督の牧賢治はこれが商業映画デビュー作となる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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脚本家、映画監督井上淳一窪塚洋介が何をやってもうまくいかない前半戦の密度にいやが上にも期待が高まる。現代の犯罪ってこうやって起こるんだよなという説得力。が、ここからがいただけない。いざ... もっと見る
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日本経済新聞編集委員古賀重樹犯罪サスペンスなのだが、3人のタクシー運転手による名画詐取計画が動き出すのは映画の中盤から。前半は運転手たちの転落の道のりと荒んだ生活ぶりを丁寧にゆっくりと見せ... もっと見る
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映画評論家服部香穂里標的にされる強欲な国会議員をはじめ、危機管理意識の甘すぎる人物ばかり登場するため、いかに犯罪計画が時間に正確で緻密に練られたものであるかを、少々細かすぎるカット... もっと見る
「Sin Clock」のストーリー
高木シンジ(窪塚洋介)は鬱憤を溜め込んでいた。理不尽な理由で会社をクビになり、妻子からは三下り半を突きつけられる。ようやくありついたタクシードライバーの仕事でも、客から蔑ろにされる最低の日々。そんなある日、高木の下にどん底の人生を変えるチャンスが舞い込んでくる。偶然、客として乗せた悪徳政治家・大谷(蛍雪次朗)が漏らした、数十億円もの価値を持つ“幻の絵画”につながる手がかり。高木はサヴァン症候群により驚異的な記憶力を持つ番場ダイゴ(坂口涼太郎)、裏社会に通じる賭博狂の坂口キョウ(葵揚)ら、“3”という数字に奇妙な共通点を持つ同僚ドライバーと手を組み、欲に群がるヤクザ、アウトロー、闇ブローカー、ホステスらを巻き込んだ絵画強奪計画を画策。たった一夜での人生逆転を賭けた“完璧なプラン”だったが、“3”という数字がもたらす“偶然の連鎖”に翻弄され、事態は高木の思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく……。
「Sin Clock」の映像
「Sin Clock」の写真
「Sin Clock」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「Sin Clock」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2023年2月10日 |
上映時間 | 94分 |
製作会社 | 映画「Sin Clock」製作委員会 |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://sinclock.asmik-ace.co.jp/ |
コピーライト | (C)2022映画「Sin Clock」製作委員会 |
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