聖地には蜘蛛が巣を張る

せいちにはくもがすをはる HOLY SPIDER
上映日
2023年4月14日

製作国
デンマーク ドイツ スウェーデン フランス

制作年
2022
上映時間
118分

レーティング
R-15
ジャンル
社会派 サスペンス・ミステリー ドラマ

check解説

2000年から2001年にかけて、イランの聖地マシュハドで、実在の殺人鬼“スパイダー・キラー”によって起こった娼婦連続殺人事件にインスパイアされたクライム・サスペンス。事件を追う女性ジャーナリスト・ラヒミが目撃した英雄視されていく犯人の真の姿とは……。スウェーデン、デンマーク合作映画「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシ監督が、母国のイランに戻って撮影した。主人公のラヒミを演じたザーラ・アミール・エブラヒミが第75回カンヌ映画祭女優賞を受賞。アカデミー賞のデンマーク代表にも選出され、世界49以上の映画祭にて上映されている。
映画館で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 米文学・文化研究
    冨塚亮平
    実話ベースのフェミサイド告発映画としての重要性もさることながら、イランの映画、社会におけるタブーを徹底的に盛り込んだハリウッド的なジャンル映画として仕上げたこと... もっと見る
  • 日本未公開映画上映・配給団体Gucchi's Free School主宰
    降矢聡
    16人もの娼婦を殺害した連続殺人犯と、犯人を追う女性ジャーナリストという個人を通して、女性蔑視が蔓延する宗教や社会の闇を描きだす。しかし、すでに私たちは、社会に... もっと見る
  • 文筆業
    八幡橙
    主題は共通するが「ボーダー 二つの世界」とは手触りが異なるのは、事実に基づいているゆえか。娼婦ばかりを狙う連続殺人を、事件を追う女性記者の姿と共に犯人を明かした... もっと見る

「聖地には蜘蛛が巣を張る」のストーリー

聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していたが、一部の市民は犯人を英雄視していた。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリスト・ラヒミは危険を顧みずに事件を追う。ある夜、彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄する――。

「聖地には蜘蛛が巣を張る」の映像

「聖地には蜘蛛が巣を張る」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「聖地には蜘蛛が巣を張る」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派 サスペンス・ミステリー ドラマ
製作国 デンマーク ドイツ スウェーデン フランス
製作年 2022
公開年月日 2023年4月14日
上映時間 118分
製作会社 Utopia Profile Pictures=ONE TWO Films=Nordisk Film Production=Wild Bunch International=Film i Vast=Why Not Productions=ZDF/Arte=Arte France Cinema
配給 ギャガ
レイティング R-15
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト https://gaga.ne.jp/seichikumo/
コピーライト (C)Profile Pictures / One Two Films

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2023年7月上・下旬合併号 読者の映画評 「聖なる復讐者」小池ハル/「サイド バイ サイド 隣にいる人」志村秀人/「聖地には蜘蛛が巣を張る」門馬英寿
2023年6月下旬号 読者の映画評 「聖地には蜘蛛が巣を張る」渡辺綾/「愛しのタチアナ」松本淳/「ロストケア」日吉一郎
2023年5月上・下旬合併号 REVIEW 日本映画&外国映画 「聖地には蜘蛛が巣を張る」
2023年4月下旬特別号 ランダムウォーク キネ旬的映画の歩き方 「聖地には蜘蛛が巣を張る」作品評
UPCOMING 新作紹介 「聖地には蜘蛛が巣を張る」

「聖地には蜘蛛が巣を張る」を観ているあなたにおすすめの映画