解説
第44回ぴあフィルムフェスティバルのグランプリ受賞作を劇場公開。思い詰めた表情で街へ出た神崎は、ひったくりをしていた山本と出会い、100万円渡す代わりに、ある場所へ送ってほしいと依頼する。こうして始まった二人の奇妙な旅の行き着く先は……。製作も兼任した野村一瑛が主演を務め、カナザワ映画祭2022 で期待の新人俳優賞を受賞。独学で映画制作を学んだ河野宏紀が初監督を務め、出演・脚本・編集・整音・製作を兼任して野村と共に本作を作り上げた。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「J005311」のストーリー
神崎(野村一瑛)は、何か思い詰めた表情で街へ出る。タクシーが捕まらず、背中を丸めて道端に座り込んでいると、車道越しにひったくりの現場を目撃。一心不乱に走り出した神崎は、ひったくりをしていた山本(河野宏紀)に声をかけ、100万円を渡す代わりに、ある場所へ送ってほしいと依頼する。不信に思いつつも、渋々承諾する山本。こうして、二人の奇妙なドライブが始まる。気まずく重苦しい空気が漂う中、孤独な二人が共に過ごす歪な時間。その旅路の行きつく先は……。
「J005311」の映像
「J005311」の写真
「J005311」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「J005311」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2023年4月22日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | PFF=キングレコード |
配給 | 太秦 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://j005311.com/ |
コピーライト | (C) 2022『J005311』製作委員会 |
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