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関美冬の関連作品 / Related Work
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風の物語
制作年: 1988中国のコビ砂漠で、風を撮影することを願う老映画監督の姿をドキュメンタリー・タッチで描く。製作はジャック・ザイデルマンとメイヤー・ベアバイ、監督・脚本は主演のヨリス・イヴェンスと、エグゼクティヴ・プロデューサーのマルセリーヌ・ロリダン、撮影はティエリー・アルボガストとジャック・ロワズルー、音楽はミシェル・ポルタルが担当。作品は、イヴェンヌにとって愛着深い中国という土地を舞台に、喘息で倒れた彼が砂漠の中で風を待ちながら、幼い頃の夢や愛する中国の風景、そして映画製作について思いをめぐらせ、やがて大きな風が魔法で呼び出されたかのように砂漠にやって来るまでを、ファンタジックに綴ってゆく。 -
キャンディ・マウンテン
制作年: 1987伝説的ギター製作者を探して放浪の旅に出る若者の精神の成長の姿を通して、アメリカそのものを描く作品。製作はルース・ワイドバーガー、監督は写真界の大御所、ロバート・フランクと、脚本を担当したルディ・ウォルドバーガーの共同、撮影はピオ・コラーディ。特別出演のミュージシャンらの音楽が全篇に使用されている。出演はケヴィン・J・オコナー、ハリス・ユーリンほか。 -
バベットの晩餐会
制作年: 198719世紀後半のデンマークを舞台に、質素な生活を送っているプロテスタントの村人たちとカトリックの国フランスからやってきたひとりの女性との出会いと当惑、そしてある晩餐会の一夜を描く。製作総指揮はユスツ・ベツァー、製作はボー・クリステンセン、アイザック・ディネーセンの小説の映画化で、監督・脚本は「性歴2000年」のガブリエル・アクセル、撮影はヘニング・クリスチャンセン、音楽はペア・ヌアゴーが担当。出演はステファーヌ・オードラン、ボディル・キェア、ビアギッテ・フェザースピールほか。88年度アカデミー外国語映画受賞作。2016年4月9日よりデジタル・リマスター版を上映(配給:コピアポア・フィルム)。 -
チャック・ベリー ヘイル・ヘイル・ロックンロール
制作年: 198786年10月16日、セントルイスのフォックス・シアターで行なわれたチャック・ベリー“60歳バースデー・コンサート”の模様を中心に、インタヴュー、リハーサル風景などを盛り込んで“ロックンロールの王者”チャック・ベリーの姿を浮き彫りにするドキュメンタリー。製作はステファニー・ベネットとチャック・ベリー、監督は「ホワイトナイツ 白夜」のテイラー・ハックフォード、撮影は「プリック・アップ」のオリヴァー・ステイプルトン、音楽プロデュースはキース・リチャーズが担当。出演はメイン・バンドのベリーとリチャーズのほかに、ゲスト・ミュージシャンのエリック・クラプトン、リンダ・ロンシュタット、ジュリアン・レノン、コメンテイターのブルース・スプリングスティーンほか。 -
アーリー・スプリング
制作年: 198630年代のコペンハーゲンを舞台に、思春期の少女の心の成長を描く。トーヴェ・ディトレウセンの原作『子供時代の通り』の映画化で、エグゼキュティヴ・プロデューサーはピーター・ポールセン、製作はティーヴィ・マグヌッソン、監督・脚本はアストリド・ヘニング・イェンセン、共同脚本はエーリフ・チュエセン、撮影はミカエル・サロモン、音楽はアンネ・リンネッツが担当。出演はソフィー・グロベルなど。 -
I LOVE YOU(1986)
制作年: 1986口笛を吹くと「I LOVE YOU」と答えるキーホルダーに熱烈な恋をしてしまった青年の話。監督マルコ・フェレーリは、91年、ベルリン映画祭でLa casa delsorrlsoで金熊賞を受賞、La Carne_をカンヌ映画祭に出品するなど、60歳を越えた現在も精力的に活躍している。製作はモーリス・ベルナール、撮影はウィリアム・ルプシャンスキーが担当。 -
ロック公国ジャゾンIII世
制作年: 1984ロックスターが支配する未来のロック公国の王位継承をめぐる奇想天外な物語を実験的な手法で描いた作品。製作はジャック・ブランとジョルジュ・ラヴォダン、監督・脚本はクロソウスキーとの共同作業などで知られる映像作家ラウール・ルイス、撮影はアカシオ・デ・アルメイダが担当。出演は音楽とも兼ねるオリヴィエ・アンジェル、ジェラール・メモーヌほか。 -
真夏の夜の夢(1984)
制作年: 1984イギリス出身で本国はもとより世界各国で活躍する劇団リンゼイ・ケンプ・カンパニーのシェイクスピア原作の舞台『真夏の夜の夢』の映画版。製作総指揮はセレスティーノ・コロナードとデイヴィッド・メイヤー、製作はミゲール・エンジェル・ペレス・キャンポス。監督と脚本はセレスティーノ・コロナード、舞台製作及びセット・デザインと衣装はリンゼイ・ケンプとデイヴィッド・ホートン、撮影はピーター・ミドルトン、美術はカルロス・ドレモケア、音楽はカルロス・ミランダが担当。出演はリンゼイ・ケンプ、マヌエラ・ヴァルガス、インクレディブル・オーランドほか。日本版字幕は関美冬。カラー、16ミリ、スタンダード。 -
ボーイ・ミーツ・ガール
制作年: 1983失恋した少年と少女との一夜の出会いから思いがけぬ悲劇までを描く。製作総指揮はアラン・ダアン、製作はパトリシア・モラーズ。監督・脚本は「汚れた血」のレオス・カラックスで、本作品が長編第一作である。撮影は「汚れた血」のジャン・イヴ・エスコフィエ、音楽はジャック・ピノーが担当。出演は「汚れた血」のドニ・ラヴァンとミレーユ・ペリエ、キャロル・ブルックスほか。84年カンヌ映画祭ヤング大賞、85年シネデクヴェルト賞を受賞。 -
カルテット(1981)
制作年: 1981アールデコ時代のパリを舞台に、とまどいと苦悩の日々を生きる一女性の姿を描く。製作はイスマイール・マーチャントとJ・P・マオ・ド・ラ・ケラントネ、監督は「熱砂の日」のジェームズ・アイヴォリー、ジーン・リースの半自伝的な小説を基にアイヴォリーと「眺めのいい部屋」のルース・プラヴァー・ジャブヴァーラーが脚色、撮影は「モーリス」のピエール・ロム、音楽はリチャード・ロビンズが担当。出演は「ポゼッション」のイザべル・アジャーニ、「ニジンスキー」のアラン・ベイツ、「眺めのいい部屋」のマギー・スミス、「マックス・モン・アムール」のアンソニー・ヒギンズほか。 -
テンペスト(1979)
制作年: 1979ウィリアム・シェイクスピアの『シムベリーン』『冬物語』とともに伝奇劇の一つであり、最後の作品とされている同名原作の映画化。製作総指揮は「アリア」のドン・ボイド、製作はガイ・フォードとモーディカイ・シュライバー。監督・脚本は「アリア」(第九話を担当)のデレク・ジャーマン、撮影はピーター・ミドルトン、編集はレスリー・ウォーカーとアネット・ダルトン、プロダクション・デザインはヨランダ・ソナベント、美術はイアン・ホイッティカーとスティーヴン・メヒー、音楽・電子音はウェイヴメイカー、ダンス音楽はジョージ・サムファーが担当。出演はヒースコート・ウィリアムス、トーヤ・ウィルコックスほか。 -
バイバイ・モンキー コーネリアスの夢
制作年: 1977マンハッタンを舞台に、コミュニケートが苦手な異国人青年の孤独を描くシニカル・ドラマ。製作はジョルジョ・ノチェッラとモーリス・ベルナール、イヴ・ガセール、イヴ・ペイロ、監督・原案・脚本は「未来は女のものである」のマルコ・フェレーリ、共同脚本はジェラール・ブラッシュとラファエル・アズコーナ、撮影はルチアーノ・トヴォリ、音楽はフィリップ・サルドが担当。出演はジェラール・ドパルデュー、マルチェロ・マストロヤンニほか。伊語タイトルは“Cia Maschio”仏語タイトルは“Reve De Singe” -
ピクニック at ハンギング・ロック
制作年: 1975ハンギングロックで三人の女性が消えた! 67年にジョーン・リンジーが発表した同名小説の映画化。製作はハルとジムのマッケルロイ双子兄弟。エグゼクティブ・プロデューサーはパトリシア・ロヴェル。監督は「刑事ジョン・ブック/目撃者」のピーター・ウィアー。脚本はクリフ・グリーン。撮影はラッセル・ボイド(77年度英アカデミー撮影賞を受賞)。音楽はブルース・スミートンが担当し、ザンフィルのパン・フルートがフューチャーされている。出演はレイチェル・ロバーツ、ドミニク・ガード、アン・ランバートなど。4Kレストア版が、2024年5月3日より劇場公開。 -
ヒート(1972)
制作年: 1972ポップ・アートの先鋭的旗手アンディ・ウォーホルが中心となって作られた劇映画の一本で、元子役スターとその周囲の人々の乱れた性生活をドライなタッチで描くブラックなセックス・コメディ。監督・脚本・撮影はウォーホルのもと『Flesh』で監督デビュー、『Trash』に続いて本作を手掛け、後に「フレッシュ・フォー・フランケンシュタイン」(旧邦題『悪魔のはらわた』)、「ブラッド・フォー・ドラキュラ」(旧邦題『処女の生血』、テレビ放映『アンディ・ウォーホルのドラキュラ』)を監督することになるポール・モリセイ。製作のアンディ・ウォーホルは『Empire』などの実験映画を多数発表したが、『Flesh』から劇映画に手を出すとともに、直接の監督はモリセイに任せた。音楽はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの元メンバーで、最近では「パリ・セヴェイユ」などの映画音楽を手掛けたジョン・ケイル。出演は主人公のセックスを道具に適当に世の中を渡っていく元子役スターに、ウォーホルに見初められてその映画の多くに主演、後に「ジュ・テーム、モワ・ノン・プリュ」「夜明けのマルジュ」などに主演したジョー・ダレッサンドロ、「真夜中のカーボーイ」のシルヴィア・マイルズほか。『アンディ・ウォーホルのヒート』の題でテレビ放映されたが、「フレッシュ・フォー・フランケンシュタイン」「ブラッド・フォー・ドラキュラ」の再公開にあたって初めて劇場公開された。 -
希望 テルエルの山々
制作年: 1939一九三七年の内線が激化するスペインを舞台に、反乱軍と戦う共和派の人々の姿を描く人間ドラマ。監督・脚本・原作は、「人間の条件」などの小説で知られるフランスの文学者で、第二次大戦後のド・ゴール政権下で情報相や文化相を歴任した政治家としても有名なアンドレ・マルロー。スペイン人民戦線政府を支持するため自ら前線で戦ったマルローが、この体験をもとに執筆した小説『希望』の一部を映画化した。一九三九年に完成していたが、第二次大戦後の四五年に公開され、同年のルイ・デリュック賞を受賞。製作はコルニグリオン・モリニエ。撮影は「裸で御免なさい」のルイ・パージュ。音楽はダリウス・ミローが担当。