関美冬の関連作品 / Related Work

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  • ヨーロッパ新世紀

    制作年: 2022
    「エリザのために」のクリスティアン・ムンジウ監督が、分断された世界の危うい現状を炙り出す問題作。出稼ぎから帰って来たマティアス。だが妻との関係は冷めきっており、元恋人シーラに心の安らぎを求める。そんななか、村の些細な対立が深刻な紛争へと発展し……。出演は、ルーマニアの中堅俳優マリン・グリゴーレ、Netflix『雪の峰』のユディット・スターテ。
  • 31年目の夫婦げんか

    制作年: 2012
    「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のメリル・ストリープと「リンカーン」のトミー・リー・ジョーンズが、結婚31年目の夫婦を演じるヒューマンドラマ。お互いの関係を見つめ直そうと、滞在型カウンセリングに臨む夫婦の顛末を描く。共演は「ゲット・スマート」のスティーヴ・カレル。監督は「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル。
    77
  • 明りを灯す人

    制作年: 2010
    中央アジアのキルギス共和国の小さな村を舞台に、変わりゆく国に翻弄されながらも、希望を持って生きる人々の姿を詩情豊かに描く。「旅立ちの汽笛」のアクタン・アブディカリコフ監督が、アクタン・アリム・クバトのキルギス名で主演、脚本を兼任。現地の文化、風習を忠実に描く。2010年のカンヌ国際映画祭監督週間出品作。
  • オーケストラ!

    制作年: 2009
    かつては天才指揮者として活躍した中年男が、昔の仲間を集めてコンサートに出場しようと奮闘する姿を描く感動作。監督・脚本は「約束の旅路」のラデュ・ミヘイレアニュ。出演は「ストリート・レーサー」のアレクセイ・グシュコブ、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン、「トランスポーター」シリーズのフランソワ・ベルレアンなど。
    90
  • 路上のソリスト

    制作年: 2009
    ジュリアード音楽院に通い、華々しい将来を約束されていたのに、いつの間にか路上で暮らすことになった実在の天才音楽家ナサニエル・エアーズと彼に魅かれる新聞記者との交流を題材にしたヒューマン・ドラマ。“路上のソリスト”ナサニエルを演じるのは「Ray/レイ」でアカデミー賞を獲得したジェイミー・フォックス。新聞記者ロペスに「アイアンマン」のロバート・ダウニーJr.。監督はゴールデングローブ賞を受賞した「つぐない」のジョー・ライト。他の出演者に「カポーティ」のキャサリン・キーナー。
    70
  • セントアンナの奇跡

    制作年: 2008
    「ドゥ・ザ・ライト・シング」などで、アメリカ黒人社会を描き続けてきたスパイク・リー監督が、第二次世界大戦中、イタリアで戦った黒人部隊の姿を描いた戦争ドラマ。原作は、叔父の体験を元にしたジェームズ・マクブライドの小説。出演は「大いなる陰謀」のデレク・ルーク、「悲しみが乾くまで」のオマー・ベンソン・ミラー。
  • 千年の祈り

    制作年: 2007
    数々の賞を受賞したイーユン・リーの小説を映画化。中国で暮らす父親が、離婚してアメリカで生活する娘の元を訪れ、疎遠になっていた2人が親子として再生する姿を描く。監督は「スモーク」でベルリン映画祭国際批評家連盟賞のウェイン・ワン。出演は「2012」のヘンリー・オー、「ジョイ・ラック・クラブ」のフェイ・ユー。
  • さよなら。いつかわかること

    制作年: 2007
    愛する家族を失った絶望から希望を見いだしていく親子の姿を描くドラマ。監督・脚本は「リターン・トゥー・マイ・ラヴ」の脚本で注目されたジェームズ・C・ストラウス。主演は「ハイ・フィデリティ」のジョン・キューザック。「父親たちの星条旗」のクリント・イーストウッドが音楽を担当している。
  • つぐない(2007)

    制作年: 2007
    現代英国文学を代表する作家イアン・マキューアンの小説『贖罪』を「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイ主演、ジョー・ライト監督コンビで映画化。共演は「ラストキング・オブ・スコットランド」のジェームズ・マカヴォイ。幼い妹がついた嘘によって引き裂かれた恋人たちの過酷な運命を描く。第80回アカデミー賞では作曲賞を受賞。
    70
  • PEACE BED アメリカVSジョン・レノン

      制作年: 2006
      「ザ・ビートルズ」のメンバーとして、世界的なミュージシャンとして、死後もなお絶大な人気を誇るジョン・レノン。平和主義者としてのジョン・レノンの人物像へと迫るドキュメンタリー。監督は、ブライアン・ウィルソンのドキュメンタリー「ビューティフル・ドリーマー」が有名なデヴィッド・リーフと、ポップ・カルチャーや音楽、歴史、宗教を扱った作品には定評のあるジョン・シャインフェルド。
    • それでも生きる子供たちへ<桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー

      制作年: 2005
      次から次へとオーディションを受けるが仕事も恋愛もうまくいかない女性が、捨て身になり最後の賭けに出る姿をコメディタッチで描く。監督は「マルホランド・ドライブ」などに出演、本作が初監督作となるスコット・コフィ。出演は「ザ・リング」のナオミ・ワッツ、「カポーティ」のマーク・ペルグリノ、「ブロンドの獲物」のレベッカ・リグ。
    • ユアン少年と小さな英雄

      制作年: 2005
      主人の死後、14年間にわたってその墓を守り続けた忠犬・ホビーと、ホビーが大好きな少年の物語。19世紀に実在したテリア犬に魅力的な少年を架空の人物として配し、少年と犬の交流を描く。主人公のユアン少年を演じるのは、オーディションで選ばれた11歳の新人オリバー・ゴールディン。ほか、「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」のジェームス・コスモ、「ジョニー・イングリッシュ」のグレッグ・ワイズ、「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」のジーナ・マッキー、「チャーリーとチョコレート工場」のクリストファー・リーらが出演。
    • メイド 冥土

      制作年: 2005
      “太陰暦の七月になると死者の霊が人間界に彷徨い出る”と伝えられているシンガポール。この地にフィリピンから出稼ぎにやって来た少女が、地元の宗教的因習を知らずに禁忌を犯してしまい、次第に恐ろしい怪奇現象に巻き込まれていく。本国シンガポールで大ヒットを記録したホラー映画。監督はシンガポールのケルヴィン・トン。主演はフィリピンのアレッサンドラ・デ・ロッシ。
    • それでも生きる子供たちへ<タンザ>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • それでも生きる子供たちへ<アメリカのイエスの子ら>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • それでも生きる子供たちへ<チロ>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • それでも生きる子供たちへ<ブルー・ジプシー>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • それでも生きる子供たちへ<ビルーとジョアン>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • それでも生きる子供たちへ<ジョナサン>

      制作年: 2005
      世界中の子供たちの窮状を救うため8人の映画監督により製作されたオムニバス。監督は、カティア・ルンド「シティ・オブ・ゴッド」、リドリー・スコット「グラディエーター」とジョーダン・スコット、スパイク・リー「マルコムX」、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」、メディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー「フェイス・オフ」。
    • イノセント・ボイス 12歳の戦場

      制作年: 2004
      1980年代のエルサルバドルで、政府軍と反政府ゲリラ組織が繰り広げた内戦に巻き込まれていく子供の姿を追った衝撃のヒューマン・ドラマ。渡米後ドラマ『ER』などに出演した俳優オスカー・トレスが、エルサルバドル時代の実体験をもとに脚本を執筆。監督は「メッセージ・イン・ア・ボトル」のルイス・マンドー。出演は「Las tres Sofias」やスペインでのアディダスのCMに登場したカルロス・パディジャ、「テキサス・レンジャーズ」のレオノア・ヴァレラ。2005年ベルリン国際映画祭児童映画部門最優秀作品賞受賞。2005年アカデミー賞外国語映画部門メキシコ代表作品。
    • NOVO/ノボ

      制作年: 2002
      5分で記憶をなくしてしまう男と恋に落ちたヒロインの不安や葛藤を描くミステリー・ロマンス。監督は、「TOKYO EYES」のジャン=ピエール・リモザン。主演はシャネルの新ミューズに抜擢された新星、アナ・ムグラリス。
    • フォルテ

      制作年: 2001
      ウォーレン・ベイティ、ダイアン・キートン、ゴールディ・ホーンと、アカデミー賞俳優が勢ぞろいして繰り広げる絶妙のアンサンブル・ドラマ。監督は「マイ・フレンド・メモリー」のピーター・チェルソム。
    • 旅立ちの汽笛

      制作年: 2001
      中央アジア、キルギス共和国の小村を舞台に、徴兵を目前にした青年の日常を描いた青春ドラマ。監督は「あの娘と自転車に乗って」のアクタン・アブディカリコフ。キルギスの美しい大自然の中で、大人へと成長してゆく少年少女たちの楽しくも切ない姿を描く。
      80
    • ザ・プロフェッショナル

      制作年: 2001
      「RONIN」「ハンニバル」などの脚本家として知られるデヴィッド・マメットが監督・脚本を手がけたクライム・サスペンス。鮮やかな手口、頭脳プレーを駆使したマメット流強奪劇がスリリングに描かれる。
    • 天使にさよなら

      制作年: 2001
      病魔に冒された父を持つ、天使になりたいと願う少年の成長物語。監督は'98年に「My Son The Fanatic」でインディペンデント・スピリッツ賞にノミネートされたウダヤン・プラサット、 脚本は「リトル・ダンサー」のリー・ホール、音楽は「コレリ大尉のマンドリン」のスティーヴン・ウォーべック。出演は、2000人の候補者から選ばれこれが初出演となるショーン・ランドレス、「トゥームレイダー」のイアン・グレン、「ハリー・ポッターと賢者の石」のデイヴィッド・ブラッドリー、「処刑人」のビリー・コノリー、「ぼくの国、パパの国」のジョーダン・ルートルッジほか。2001年エディンバラ国際映画祭正式出品作。
    • 姉のいた夏、いない夏

      制作年: 2000
      姉の死に隠された真実を求め旅に出る若い女性を描いた感動のロード・ムービー。監督・脚本は「プラクティカル・マジック」などの脚本で知られるアダム・ブルックス。原作はジェニファー・イーガンのベストセラー小説『インヴィジブル・サーカス』。撮影は「ウェイクアップ!ネッド」のヘンリー・ブレアム。美術は「プラクティカル・マジック」のロビン・スタンドファー。出演は「彼女を見ればわかること」のキャメロン・ディアス、「パラサイト」のジョーダナ・ブリュースター、「60セカンズ」のクリストファー・エクルストン、「ミート・ザ・ペアレンツ」のブライス・ダナー、「氷の接吻」のパトリック・バーギン、「プラクティカル・マジック」のカミーラ・ベルほか。
    • もういちど

      制作年: 2000
      老いてから情熱のままに身を任せる男女を描いたラヴ・ストーリー。監督・製作・脚本は「ある老女の物語」のポール・コックス。撮影はトニー・クラーク。音楽はポール・グラボウスキー。出演はジュリア・ブレイク、チャールズ・ティングウェル、テリー・ノリスほか。2000年カナダ・モントリオール国際映画祭グランプリ、観客賞、同年イタリア・タオルミナ映画祭批評家賞、同年フランス・サントロペ映画祭審査員賞、同年オーストラリア・インディペンデント映祭作品賞ほか受賞。
    • コヨーテ・アグリー

      制作年: 2000
      ニューヨークの実在のクラブ“コヨーテ・アグリー”を舞台に、見果てぬ夢を追い掛ける女性たちの姿をエネルギッシュに描く作品。監督はこれがデビューのデイヴィッド・マクナリー。製作は「60セカンズ」のジェリー・ブラッカイマーほか。脚本は「ホーリー・ウェディング」のジーナ・ウェンドコス。出演はパイパー・ペラーボ、アダム・ガルシア、「ペイバック」のマリア・ベロ、「乙女の祈り」のメラニー・リンスキー、「ビッグ・リボウスキ」のジョン・グッドマン、「ハイヤー・ラーニング」のタイラ・バンクスほか。
      80
    • 背信の行方

      制作年: 1999
      現代アメリカ演劇界の最高峰、サム・シェパードの戯曲を映画化した愛憎劇。出演はニック・ノルティ、ジェフ・ブリッジス、シャロン・ストーン。
    • イギリスから来た男

      制作年: 1999
      事故死した娘の死の真相を追って、LAを訪れた初老の英国人犯罪者が犯罪組織相手に大暴れする異色サスペンス。監督は「エリン・ブロコビッチ」のスティーヴン・ソダーバーグ。脚本は「ダーク・シティ」のレン・ドッブス。撮影は「エリン・ブロコビッチ」のエド・ラックマン。音楽はクリフ・マルチネス。音楽監修はアマンダ・シーア=デム。出演は「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」のテレンス・スタンプ、「グレイス・オブ・マイ・ハート」のピーター・フォンダ、「バニシング・ポイント」のバリー・ニューマンほか。
    • ナインスゲート

      制作年: 1999
      悪魔の書を探すうちに暗黒世界に呑まれていく本の探偵の姿を描いたオカルト・サスペンス。監督・製作は「死と処女」のロマン・ポランスキー。脚本はアンリック・ユルビズー、ジョン・ブラウンジョン、ポランスキー。原作はアルトゥーロ・ペレス・レベルテの『呪のデュマ倶楽部』(集英社文庫刊)。撮影は「セブン」のダリウス・コンディ。音楽はヴォイチェック・キラール。出演は「スリーピー・ホロウ」のジョニー・デップ、ポランスキー夫人である「ヴァンドーム広場」のエマニュエル・セイナー、「ドラキュラ」(79)のフランク・ランジェラ、「自由な女神たち」のレナ・オリンほか。
    • ストレイト・ストーリー

      制作年: 1999
      長年音信不通だった兄に会うため、トラクターに乗ってひとり旅に出る老人の姿を描くロードムービー。監督は「ロスト・ハイウェイ」のデイヴィッド・リンチ。脚本はリンチのパートナーであるメアリー・スウィーニーが実話を元にジョン・ローチと共同で執筆(編集も)。製作はアラン・サルド、ニール・エデルスタインとスウィーニー。製作総指揮はピエール・エデルマンとマイケル・ポレア。撮影は「砂の惑星」「ケープ・フィアー」のフレディ・フランシス。音楽のアンジェロ・バダラメンティと衣裳のパトリシア・ノリスはリンチ作品の常連。美術は。リンチの長年の親友でもある「シン・レッド・ライン」のジャック・フィスク。出演は「グレイフォックス」「ゲッタウェイ」のリチャード・ファーンズワース、「タイムトラベラー きのうから来た恋人」のシシー・スペイセク(ジャック・フィスク夫人)、「ストレンジャー」のハリー・ディーン・スタントン、「ツイン・ピークス」のエヴェレット・マクギルほか。
    • 理想の結婚

      制作年: 1999
      ひょんなことで揺れ動く社交界のカップルたちの姿を描いたロマンティック・コメディ。オスカー・ワイルドの戯曲『理想の夫』の映画化。監督・脚本は「オセロ」のオリヴァー・パーカー。撮影は「マーサ・ミーツ・ボーイズ」のデイヴィッド・ジョンソン。衣裳はキャロリン・ハリス。出演は「エリザベス」のケイト・ブランシェット、「グッド・ウィル・ハンティング」のミニー・ドライヴァー、「ブギーナイツ」のジュリアン・ムーア、「ベスト・フレンズ・ウェディング」のルパート・エヴェレット、「エマ」のジェレミー・ノーザムほか。
    • あの娘と自転車に乗って

      制作年: 1998
      思春期の少年の成長を静かなタッチで鮮烈に綴った青春ドラマ。監督は中央アジアはキルギスタン共和国の監督アクタン・アブディリカコフで彼の長編劇映画デビュー作(短編『ブランコ』が中央アジア映画祭にて上映)。脚本はアブディリカコフ、アヴタンディル・アディクロフ、マラト・サルル。製作はイリザイ・アリバエフ、セミドール・コラール。撮影はハッサン・キディリアレフ。音楽はヌルラン・ニシャーノフ。美術はエミール・ティレコフ。編集はティレク・マムベトワ。出演は監督の実子であるミルラン・アブディリカコフ、アルビナ・イマスメワほか。
    • 孔雀 KUJAKU

      制作年: 1998
      疲弊した青年が流れ着いた香港で自分の居場所を探す物語。監督・脚本・撮影は「モーテル・カクタス」のクリストファー・ドイルで本作が初監督作となる。製作・製作総指揮は時盛裕行。音楽は板橋文夫。美術はブルース・ユー。編集は森崎荘三。衣裳はティナ・ラウ。録音は小岩滋。出演は「鮫肌男と桃尻女」の浅野忠信、映画初出演のケヴィン・シャーロック、シュー・メイチンほか。
    • Candy lover Girl

      制作年: 1997
      16歳の少女のひと夏の経験を描くガーリー映画。主演は、フェラガモのキャンペーンモデルをつとめるタラ・サブコフ。
    • ライアー

      制作年: 1997
      殺人事件の容疑者とふたりの捜査官の駆け引きを凝った構成で描いた異色のサスペンス。監督・脚本は双子の兄弟のジョナス・ペイトとジョシュ・ペイトで、『共犯者』(ビデオのみ)に続く彼らの監督第2作にあたる。製作のピーター・グラッツァー、美術のジョン・D・クレッチマーは『共犯者』に続く参加。製作総指揮は「ザ・ウィナー」のマーク・デイモン(出演も)。撮影は「ジョーズ」「アナコンダ」の名手ビル・バトラー。音楽は「草の上の月」のハリー・グレグッソン=ウィリアムス。出演は「グリッドロック」のティム・ロス、「フューネラル」のクリス・ペン、「ヘンリー」のマイケル・ルーカー、「ザ・エージェント」「草の上の月」のレネー・ゼルウィガー、「クラッシュ」のロザンナ・アークェット、「この森で、天使はバスを降りた」のエレン・バースティンほか。
    • ワイルド・マン・ブルース

      制作年: 1997
      「地球は女で回ってる」など映画監督としてだけではなく、俳優・作家・脚本家など多岐に渡る才能を発揮しているウディ・アレン。クラリネット奏者としても知られる彼が自身のバンド、ニューオーリンズ・ジャズ・バンドを率いてのヨーロッパ・ツアーの模様と、アレンの知られざる素顔を追ったドキュメンタリー。ツアーに同伴した恋人のスン・イーなど、彼の私的な一面も見ることができる。監督はドキュメンタリー作品『American Dream』(日本未公開)などの作品を手掛けたバーバラ・コップル。製作は「ブロードウェイと銃弾」以降、アレン作品のプロデューサーを務めるジーン・ドゥマニアン。製作総指揮は「地球は女で回ってる」のJ・E・ボーケア。撮影はトム・ハーウィッツ。編集はローレンス・シルク。録音はバーバラ・コップルとピーター・ミラー。
      80
    • 愛のトリートメント

      制作年: 1997
      様々な理由で娼婦になった女性たちをコミカルなタッチで描いた一編。監督・脚本は「マーズ・アタック」の脚本で一躍有名になったジョナサン・ジェムズで、本作が監督デビューとなる。原作は彼の実母であるパム・ジェムスの同名舞台劇。製作はロバート・ミッケルン、パトリス・ジョーンズ、スーザン・シャピロ。製作総指揮はカール・コルパート、ダン・セールズ。撮影はジョーイ・フォーサイト。音楽はスティーヴン・クロウズ。美術はジョナサン・ローパルタス。編集はネッド・パスティル。衣裳はヴァーノン・サイモン。SFXはアルティメイト・エフェクツ。出演は「ティコ・ムーン」のジュリー・デルピー、「フランキー・スターライト」のジョージナ・ケイツ、「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」のパメラ・ギドリー、「トゥーリーズ・ラウンジ」のダニエル・ボールドウィン、「ヒューゴ・プール」のパトリック・デンプシー、「あなたに降る夢」のシーモア・カッセル、「ラヴィアン・ローズ」のヴァンサン・ペレーズほか。
    • シューティング・スター

      制作年: 1997
      若い男女の逃避行をスタイリッシュに描くラヴ・サスペンス。監督は本作が長編デビュー作のグラハム・ギット。脚本はギットと「ドーベルマン」(製作)のエリック・ネヴェ。製作はネヴェとフレデリック・ロブ。撮影はオリヴィエ・カリウ。音楽はルイ・デュピール。美術はジル・シャパ。衣裳はジャン・マルク・ミレット。出演は「夏物語」のメルヴィル・プポー、「ヴィゴ」のロマーヌ・ボーランジェ、「ぼくのバラ色の人生」のジャン・フィリップ・エコフェ、「天使が見た夢」のエロディ・ブーシェほか。
    • ティコ・ムーン

      制作年: 1997
      近未来の月面都市を舞台に、頽廃した独裁者一族と、彼らに追われる臓器提供者の駆け引きを描いたSFサスペンス。監督・原案・脚本は、フランスのバンド・デシネ(BD)と呼ばれる劇画の旗手エンキ・ビラルで、「バンカーパレス・ホテル」(89)に次ぐ監督第2作。共同脚本はダン・フランク。製作はモーリス・ベルナール、クリストフ・マイアー=ヴァイル。製作総指揮はアラン・サントンズ。撮影は「そして僕は恋をする」のエリック・ゴーティエ。音楽はゴラン・ヴォイヴォダ。美術はジャン=ヴァンサン・プゾス。編集はティエリー・ドロクル。録音はジャン=ルイ・ユゲット、フランソワ・グルー、ロビ・ギュファー。衣裳はエステール・ワイズで、劇中の一部の衣裳をヨージ・ヤマモト、立野浩二ら日本人デザイナーが提供しているのも見どころ。主題歌はブリジット・バルドーの『ミスター・サン』。出演は「恋人までの距離」のジュリー・デルピー、舞台俳優として有名な「王妃マルゴ」のヨハン・レイゼン、「オディールの夏」のリシャール・ボーランジェのほか、「ボーマルシェ/フィガロの誕生」のミシェル・ピコリ、「太陽がいっぱい」のマリー・ラフォレ、ビラルとは前作でも組んだ「ロスト・チルドレン」のジャン=ルイ・トランティニャンらベテラン勢が怪演を見せる。ほかに「ギターはもう聞こえない」のヤン・コレット、「野性の葦」のフレデリック・ゴルニーなど。
    • ミュリエルの結婚

      制作年: 1996
      不細工で平凡な女の子が理想の結婚に成功するまでを描いたコメディ。75年の大ヒット曲『ダンシング・クイーン』が効果的に使用されているのも聴きもの。監督・脚本は新鋭のP・J・ホーガン、製作は彼の妻で「キルトに綴る愛」のジョセリン・ムアハウスと「ドッグ・イン・スペース」のリンダ・ハウスの共同、撮影は「シンガポール・スリング」のマーティン・ダグラス、音楽は「クロコダイル・ダンディー1、2」のピータ・ベストがそれぞれ担当。主演は舞台出身のトニ・コレットで、本作のために20キロも体重を増やして撮影に臨んだという。共演は「ダンシング・ヒーロー」のビル・ハンターほか。
    • ジャック

      制作年: 1996
      普通の4倍の速さで成長する少年と彼を取り巻く人々の姿を通して、はかない人生を精一杯生きることの大切さを描いたヒューマン・ファンタジー。監督は、前作「ドラキュラ」から4年ぶりにメガホンをとったフランシス・フォード・コッポラ。脚本はジェームズ・デ・モナコとゲイリー・マデューのオリジナル。製作はコッポラ、リカルド・メストレス、フレッド・フックス。撮影はコッポラの「ペギー・スーの結婚」や「ブレイブハート」のジョン・トール。音楽は「陽のあたる教室」のマイケル・ケイメン。美術は「ゴッドファーザー」以来のコッポラ作品の常連ディーン・タヴォラリス。主演は「バードケージ」のロビン・ウィリアムズ。共演はコッポラの「アウトサイダー」、「ジャッジ・ドレッド」のダイアン・レイン、TV『ザ・コスビー・ショー』のビル・コスビーほか。
      90
    • 恋人たちのポートレート

      制作年: 1996
      傷つきやすい大人のおかしくて切ないラブストーリー。監督・脚本は「ミナ」のマルティーヌ・デュゴウソン。製作は「イルマ・ヴェップ」のジョルジョ・ベナユン。共同脚本と音楽は「ミナ」でコンビを組んだピーター・チェイス。美術は「パリは燃えているか」「テス」のピエール・ギュフロワ。出演は「誘惑のアフロディーテ」のヘレナ・ベナム=カーター、「ミナ」「アパートメント」のロマーヌ・ボーランジェ、「絹の叫び」「ポネット」のマリー・トランティニャンほか。
    • ザ・サバイバー

      制作年: 1996
      “森の戦士”として永遠に生きる勇者が悪辣な開発業者に立ち向かうアクション・ロマン。主演は「テキサスSWAT」などのアクション・スター、チャック・ノリス。監督は彼の実弟で、「ヘルバウンド 地獄のヒーロー5」などで彼と組むアーロン・ノリス。製作はアンディ・ハワード、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・ウォリアーズ」などB級アクションを手掛けるヌー・イメージのアヴィ・ラーナー、ダニー・ディムボート、セス・ウィレンソン。脚本はロン・スワンソンの原案をスワンソンとドナルド・G・トンプソンが共同で執筆。撮影はジョアオ・フェルナンデス、音楽はビル・エリオット、編集はマーカス・マントンがそれぞれ担当。共演は「ウォリアーズ」のマイケル・ベックほか。
    • ボスニア

      制作年: 1996
      旧ユーゴでのボスニア戦争中の実話をもとに、悲惨な民族紛争の実態を描く反戦映画。監督は優れた詩人でもあり、ユーゴのアカデミー賞にあたるプリズム・アワードの受賞者でもある新星スルジャン・ドラゴエヴィッチ。脚本はドラゴエヴィッチとワーニャ・ブリッチ、ニコラ・ペヤコヴィッチ。撮影はドゥシャン・ヨクシモヴィッチ。音楽はアレクサンドル・サーシャ・ハビッチ。出演はドラガン・ビエログルリッチ、「風雪の太陽」のヴェリミール・バータ・ジヴォイノヴィッチほか。
    • Touch タッチ(1996)

      制作年: 1996
      ひとりの奇蹟を起こす青年を巡って、詐欺師、狂言師、ゴシップを好むマスコミらが騒動を巻き起こすブラック・コメディ。「ジャッキー・ブラウン」のエルモア・レナードの同名小説の映画化で、監督・脚本は「ライトスリーパー」のポール・シュレーダーがあたった。製作は「リービング・ラスベガス」のリラ・カゼス。撮影は「ミ・ファミリア」のエドワード・ラックマン。音楽はアメリカの人気バンド、フィー・ファイターズのデイヴィット・グロール。出演は「恋愛小説家」のスキート・ウーリッチ、「グレース・オブ・マイ・ハート」のブリジット・フォンダほか。
    • この森で、天使はバスを降りた

      制作年: 1996
      さびれた町にやって来たよそ者の少女が、しだいに人々の傷ついた心を癒していく様を描くヒューマンドラマ。監督・脚本はテレビシリーズ『探偵レミントン・スティール』で知られるリー・デイヴィッド・ズロートフで、彼の劇映画デビュー作。製作は「ボブ・ロバーツ」のフォレスト・マーレー、製作総指揮はウォレン・G・スティット、撮影は「Dr.ギグルス」のロブ・ドレイパー、音楽は「アポロ13」のジェームズ・ホーナー、美術は「ユージュアル・サスペクツ」のハワード・カミングス、編集は「フォー・ルームス」のマージー・グッドスピード、衣裳は「ユージュアル・サスペクツ」のルイーズ・ミンゲンバック。主演は「蒼い記憶」のアリソン・エリオット。共演は「キルトに綴る愛」のエレン・バースティン、「クラッシュ」のマルシア・ゲイ・ハーデンほか。96年サンダンス映画祭観客賞受賞。
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    • 真夏の出来事

      制作年: 1996
      美しい離島を舞台に、一つの死体をめぐる人間模様をスリリングに描いていくサスペンス。「ボディガード」などのプロデューサーとして知られるジム・ウィルソンの初監督作品。製作総指揮は「ちいさなおくりもの」のガイ・イーストとトリスタン・ホエイリー、製作は「ポストマン」のジム・ウィルソンとジョン・M・ヤコブセン、脚本は新人テレサ・マリー、原案はギアー・エリクソンとエイリック・インダール、撮影は「フェア・ゲーム」のリチャード・ボーウェン、音楽は「ホワイトハウスの陰謀」のクリストファー・ヤング、美術は「12モンキーズ」のジェフリー・ビークロフト、編集は「ミラーズ・クロッシング」のマイケル・R・ミラー、衣裳は「マーズ・アタック!」のコリーン・アトウッド、録音はリチャード・ブライス・グッドマンがそれぞれ担当。主演は「コップランド」のハーヴェイ・カイテル。共演は「ベストフレンズ・ウェデイング」のキャメロン・ディアスほか。
    • パウダー

      制作年: 1995
      不思議な力を持つ少年の姿を描くファンタジー・ロマン。監督・脚本は新鋭ヴィクター・サルヴァ。製作は「G.I.ジェーン」のロジャー・バーンバウムと「ブラインド・フューリー」のダニエル・グロドニック。製作総指揮は「ネゴシエーター」のライリー・キャスリン・エリス、ロバート・スヌーカルの共同。撮影は「秘密の花園」のジャジー・ジーリンスキー。音楽は「危険な動物たち」のジェリー・ゴールドスミス。美術は「リービング・ラスベガス」のウォルドマール・カリノウスキー。編集はデニス・M・ヒル。衣裳はベッツィー・コックス。特殊メイクは「バットマン」のジョーカーの特殊メイクを担当したトーマス・R・バーマンと、バリ・ドレイバンド・バーマンのコンビ。主演はTVシリーズ『インディ・ジョーンズ 若き日の冒険』のショーン・パトリック・フラナリー。共演は「ニクソン」のメアリー・スティーンバーゲン、「エイリアン3」のランス・ヘンリクセン、「インデペンデンス・デイ」のジェフ・ゴールドブラムほか。
    • ジェファソン・イン・パリ 若き大統領の恋

      制作年: 1995
      アメリカ合衆国第3代大統領トマス・ジェファソンのパリ公使時代の知られざる愛を描いた大河ロマン。監督は「ハワーズ・エンド」「サバイビング ピカソ」の名匠ジェームズ・アイヴォリーで、脚本は製作のイスマイル・マーチャントと共に彼とのコンビで知られるルース・プラヴァー・ジャブヴァーラ。撮影はピエール・ロム。音楽はリチャード・ロビンズ。出演は「狼たちの街」のニック・ノルティ、「ザ・プレイヤー」のグレタ・スカッキ、「大いなる遺産」のグウィネス・パルトロウ、「グリッドロック」のタンディ・ニュートンほか。
    • ペダル・ドゥース

      制作年: 1995
      パリのナイトクラブに集う、ゲイの男たちと魅惑的なヒロインの恋をコミカルに綴った一編。監督・脚本は本作が日本初登場となるガブリエル・アギヨンで、「僕は、パリに恋をする」のコメディアン、パトリック・ティムシットに主演と潤色を依頼し、台詞は自ら演じることもある笑劇の旗手ピエール・パルマドが担当。製作はマリー=ドミニク・ジロデ、撮影は「愛のあとに」のファビオ・コンヴェルシ、美術は「彼女の彼は、彼女」のカルロス・コンティ、編集はリュック・バルニエ、衣裳はクレマンティーヌ・ジョヤ、振付はセドリック・ブランネール。音楽のクレジットはなく、ヴィレッジ・ピープルの『YMCA』、クロード・フランソワの『アレクサンドル、アレクサンドラ』、ダリダの『バンビーノ』、ミレーヌ・ファルメールの『サン・コントルファソン』など、多彩な楽曲を全編に使用している。主演はティムシット、「リディキュール」のファニー・アルダン、「無伴奏『シャコンヌ』」のリシャール・ベリ。共演は「タンゴ」のミシェール・ラロック、「パリのレストラン」のジャック・ガンブラン、ほか。97年セザール賞最優秀主演女優賞(アルダン)を受賞。
    • マイアミ・ラプソディー

      制作年: 1995
      アメリカ南西部はフロリダ半島のリゾートタウン・マイアミを舞台に、結婚を巡るさまざまな悲喜劇が展開する恋愛映画。監督・脚本は『ベイビー・ウォンテッド!』(V)などの脚本を手掛け、本作が監督デビューとなるデイヴィッド・フランケル。製作はフランケルとバリー・ジョッセンの共同、エグゼクティヴ・プロデューサーは「三銃士(1993)」、「D2 マイティ・ダック」のコンビ、ジョン・アヴネットとジョーダン・カーナー。撮影はジャック・ウォールナー、美術はJ・マーク・ハリントンが担当。音楽は「クイズ・ショウ」「ネル」のマーク・アイシャムがスコアを書き、ルイ・アームストロング、ジョージ&アイラ・ガーシュイン、エラ・フィッツジェラルドなどの懐かしいジャズが全編に流れる。主演は「ホーカス・ポーカス」「スリー・リバーズ」のサラ・ジェシカ・パーカー。共演は「ショーシャンクの空に」のギル・ベロウズ、「夫たち、妻たち」のミア・ファロー、「愛よりも非情」のアントニオ・バンデラス、「結婚しない女」などの監督として知られるポール・マザースキーら。「プレタポルテ」にも出演したスーパーモデルのナオミ・キャンベルが、本業そのままの役どころで登場している。
    • 君が、嘘をついた。

      制作年: 1995
      脚本家志望の女の子が、嘘をついて映画監督に近づいていくことから始まるラヴ・ストーリー。監督は「メランコリー」のエリ・シュラキ。録音はジャン=リュック・ゴダール作品で知られる「メランコリー」のフランソワ・ミュジー。主演は「ベティ・ブルー」「とまどい」のジャン=ユーグ・アングラード、「王妃マルゴ」のヴァレリア・ブルーニ=テデスキ。共演は「カウガール・ブルース」のロレイン・ブラッコ、「季節のはざまで」のサミ・フレイ、「百一夜」のジュリー・ゲイエ、「メランコリー」のクリスチャン・シャルメタンほか。
    • ドゥーム・ジェネレーション

      制作年: 1995
      殺人に引き込まれた三人の男女の、奇妙な三角関係と彼らの逃避行を描く異色ロードムービー。クィアー・フィルム(同性愛映画)の第一人者とされるグレッグ・アラキが、初めてメジャー資本(仏UGC)からの出資を受けた“ヘテロセクシャル(異性愛)ムーヴィー”、製作はアラキの前作「トータリー・ファックト・アップ」に引き続きアンドレア・スパーリングとアラキ自身が担当し、エグゼクティヴ・プロデューサーはニコル・アルビブ、パスカル・コーシュトゥー、グレゴリア・ソルラ、UGCからのプロデューサーはジム・スタークとシェリー・サーピン。アラキは初の35ミリ作品にあたって撮影はジム・ファーリーに任せているが、脚本と編集は例によって自ら担当している。美術はテレーズ・デプレス、衣裳はキャサリン・クーパー=トマン。出演は「トータリー・ファックト・アップ」のジェームズ・デュヴァル、CMモデルなどを経てこれがデビューとなるローズ・マクガワンほか。約30年の時を経て待望のデジタルリマスター版で渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次リバイバル公開。
    • カンザス・シティ

      制作年: 1995
      大恐慌下のカンザス・シティを舞台に、腐敗選挙がらみの誘拐騒動を描く人間ドラマ。監督・製作は「プレタポルテ」の巨匠ロバート・アルトマンで、カンザス・シティは彼自身の故郷である。エグゼクティヴ・プロデューサーは「プレタポルテ」に引き続き、80年代以来アルトマンの製作会社“サンドキャッスル5”を取り仕切るスコット・ブシュネル。脚本は「ショート・カッツ」のアルトマンとフランク・バーハイトのコンビ。撮影は「ジキルとハイド」のオリヴァー・ステイプルトン。音楽は「ショート・カッツ」のハル・ウィルナーがプロデュースし、30年代当時黄金時代を迎えていたカンザス・シティの黒人ジャズを、現代最高のジャズ・プレイヤーたちを集めて再現した。美術は「ストリーマーズ 若き兵士たちの物語」以来父の作品をすべて手掛けるスティーヴン・アルトマン。編集は「ザ・プレイヤー」以来アルトマン作品を担当しているジェラルディン・ペローニ。出演は「ミセス・パーカー ~ジャズエイジの華~」のジェニファー・ジェイソン・リー、「星の王子様を探して」のミランダ・リチャードソン。そして歌手ハリ・ベラフォンテが「プレタポルテ」でのカメオ出演に続いて本格的な役で参加。共演は他にテレビの「コンバット」以来アルトマン作品の常連、「バットマン リターンズ」のマイケル・マーフィー、「コピーキャット」のダーモット・マルロニー、「ファーゴ」のスティーヴ・ブシェーミほか。
    • マッド・ラブ

      制作年: 1995
      精神の不安定な少女と高校生の逃避行をめぐる青春ドラマ。監督は「司祭」の成功でハリウッド・デビューした女流監督アントニア・バード、製作は「バード」でエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたデイヴィッド・マンソン、脚本はポーラ・ミルン、撮影はフレッド・タムス、音楽はアンディ・ロバーツ、編集はジェフ・フリーマン、美術は「マイ・プライベート・アイダホ」のデイヴィッド・ブリスビン、衣裳は「リアリティ・バイツ」のユージニー・バファールーコスがそれぞれ担当。出演は「バットマン・フォーエヴァー」のクリス・オドネル、「ボーイズ・オン・ザ・サイド」のドリュー・バリモア、「ボビー・フィッシャーを探して」のジョアン・アレンほか。
    • SUPER MODEL’S CATWALK

      制作年: 1995
      スーパーモデルとその業界の内情を描き出すドキュメンタリー。スーパーモデルのひとり、クリスティ・ターリントンを通して、ミラノ・パリ・ニューヨークの'94スプリング・コレクションの内幕が明かされていくつくりとなっている。シンディ・クロフォード、ナオミ・キャンベル、ケイト・モス、クラウディア・シファーら豪華な顔触れに加え、ジョルジョ・アルマーニ、ジャン=ポール・ゴルチエ、ジャンニ・ヴェルサーチなどの著名デザイナー、さらにシャロン・ストーンはじめ、ハリウッドのスターまでが顔をそろえた。監督は「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」で撮影監督をつとめたロバート・リーコックと、『Education Peter』(アカデミー・ドキュメンタリー部門編集賞受賞)、『Coming Apart』(監督)のミルトン=モス・ギンズバーグ。撮影はリーコック、編集はギンズバーグがそれぞれあたった。音楽は英国パンク界の寵児、マルコム・マクラーレン。製作はザグ・ヴィラ、エグゼクティヴ・プロデューサーはダニエル・ウルフ、ドナルド・ローゼンフェルトがそれぞれ担当。出演はクリスティン・ターリントン、ナオミ・キャンベル、ケイト・モス、カーラ・ブルーニ、ヤスミン・ルボン、ベロニカ・ウェッブ、ヘレナ・クリステンセン、クラウディア・シファー、ナジャ・アウアマン、シンディ・クロフォード、ジャンニ・ヴェルサーチ、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、カール・ラガーフェルド、アイザック・ミズラヒ、アズティン・アライア、ジャン=ポール・ゴルチエ、ジョン・ガリアーノ、ジョルジョ・アルマーニ、ジャンフランコ・フェレ、シャロン・ストーン、ジェイ・デイヴィッドソン、クリスチャン・スレイター、マイケル・J・フォックス、アーサー・エルゴート、フランシスコ・クレメンテほか。
    • フランキー・スターライト 世界で一番素敵な恋

      制作年: 1995
      第2次大戦下のフランスからアイルランド、そしてアメリカへと渡り、小人症の息子を育てながらさまざまな恋にめぐり合う女性の数奇な人生を描いたヒューマン・ドラマ。天文学講師でもある作家チェット・レイモのベストセラー小説『ザ・ドーク・オブ・コーク』(邦訳は映画と同題/ソニー・マガジンズ刊)を、「マイ・レフト・フット」のノエル・ピアソンの製作で映画化。レイモとアイルランド映画界で活躍する監督・脚本家のローナン・オリアリーが脚色し、監督には「幸福の選択」のマイケル・リンゼイ・ホッグがあたった。出演は「彼女たちの関係」のアンヌ・パリロー、「誘う女」のマット・ディロン、「ユージュアル・サスペクツ」のガブリエル・バーン、「恋する惑星」のジョージ・ケイツ、語り手のフランキーを演じるのは彫刻家のコーバン・ウォーカーと13歳の中学生アラン・ベントリーで、共に映画初出演。
    • SEPTEMBER songs 9月のクルト・ヴァイル

      制作年: 1995
      20世紀を代表する大衆音楽家、クルト・ヴァイルにオマージュを捧げた異色の音楽映画。最近ではロバート・アルトマンの「ショート・カッツ」の音楽監修も手掛けた気鋭の音楽プロデューサー、ハル・ウィルナーが、今から10年前の85年に発表したクルト・ヴァイルへのトリビュート・アルバム『星空に迷い込んだ男/クルト・ワイルの世界』(A&M)をもとに、同アルバムに参加したミュージシャンを中心にメンバーを選抜。今回本作でタイトル曲を演奏するルー・リード、そしてスタン・リッジウェイ、チャーリー・ヘイデンらを除いて構成メンバーが一新され、装いも新たに演奏を披露する様を、曲間にヴァイル自身の生涯を追うシークエンスを挿入しながら、カナダの廃工場を利用した空間を舞台に、趣向を凝らした映像で見せている。監督のラリー・ワインスティーンは、彼と共同で製作を務めた「グレン・グールドをめぐる32章」のニーヴ・フィッチマンらと共にロンバス・メディアを創立し、バッハ、ラヴェル、マヌエル・デ・ファリャといった音楽家を題材に映像作品を手掛けており、本作は彼自身の9年間に及ぶ構想と準備期間を経て完成された。音楽プロデュースはアルバム同様にウィルナー自身。脚本はワインスティーンとデイヴィッド・モーティンの共同。撮影はホースト・ザイドゥラー、美術はマイケル・レヴィン、編集はデイヴィッド・ニュウがそれぞれ担当。出演は登場順に、ニック・ケイヴ、スタン・リッジウェイ、メアリー・マーガレット・オハラ、テレサ・ストラータス、PJ・ハーヴェイ、デイヴィッド・ヨハンセン、ラルフ・シュケット、エレン・シプレイ、ボブ・ドルー、ウィリアム・S・バロウズ、ザ・パーシュエイションズ、キャシー・ダルトン、エルヴィス・コステロ&ブロドスキー・ストリング・カルテット、ベティ・カーター、ゲットリジナル・ダンス・カンパニー、ルー・リード、チャーリー・ヘイデンと、ユニークにして豪華な顔ぶれとなっている。
    • ひとりぼっちの狩人たち

      制作年: 1995
      84年にパリで三人の若者が起こした実際の強盗殺人事件に材をとり、舞台を90年代に置き換えて無軌道な若者たちの青春像と、彼らがたどる悲惨な末路を描いた衝撃的な犯罪ドラマ。監督・脚本は「ダディ・ノスタルジー」「田舎の日曜日」のベルトラン・タヴェルニエ。製作は「素顔の貴婦人」のルネ・クレトマンと『L627』(日本では映画祭上映)のフレデリック・ブルブロン。モルガン・スポルテの実録小説(邦訳未訳)をもとに、脚本を監督とその前夫人コロ・タヴェルニエ・オヘイガンが共同で執筆。撮影は『L627』のアラン・ショカール。音楽はフィリップ・エム、編集はリュス・グルネンヴァルト、録音はミシェル・デスロワ、ジェラール・ランプ。3人の若者役にマリー・ジラン、オリヴィエ・シトリュック、ブリューノ・ピュツリュ。ほかに「無伴奏『シャコンヌ』」のリシャール・ベリ、フィリップ・デュクロ、またアラン・サルド、俳優で脚本家のジャン・ルイ・リシャール(「アメリカの夜」)が顔を出している。95年ベルリン映画祭金熊賞受賞。
      87
      • 感動的な
      • かっこいい
    • セルロイド・クローゼット

      制作年: 1995
      ハリウッド映画の歴史のなかで、60年代まで検閲上その描写が禁止されながらも様々なコードにより暗示的に描かれてきた同性愛。映画における同性愛の暗示のされ方、描かれ方の歴史を、120本におよぶ作品からの断片と、俳優や脚本家、当時の観客だった同性愛者たちのインタヴューで明るみに出すドキュメンタリー。監督は「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタインと、「ネバー・クライ・ウルフ」などの編集者出身でエプスタインとは公私にわたるパートナーであるジェフリー・フリードマン。撮影は「ビジョンズ・オブ・ライト」のナンシー・シュライバー。音楽は「ファーゴ」などコーエン兄弟の作品で知られるカーター・バーウェル。ナレーションは自身カミングアウトしたレズビアンでもあるリリー・トムリンで、本作の共同製作総指揮も兼ねている。インタヴューに答えるのは「お熱いのがお好き」で女装し、「スパルタカス」ではローレンス・オリヴィエに誘惑された(公開時カット、復元版で復活)トニー・カーティス、「カラー・パープル」と「ボーイズ・オン・ザ・サイド」でレズビアン的な役を演じ、黒人とゲイは同じマイノリティと語るウーピー・ゴールドバーグ、デビュー作のヒッチコック監督「ロープ」で、ジョン・ドールと共にゲーム殺人を犯すゲイ・カップルを演じた「夜の人々」「見知らぬ乗客」のファーリー・グレンジャー、「噂の二人」でオードリー・ヘップバーンと共演してレズビアンに扮したシャーリー・マクレーン、「フィラデルフィア」のエイズにかかったゲイの弁護士役でアカデミー賞を獲得したトム・ハンクス、リベラル派で知られ、「ハンガー」でカトリーヌ・ドヌーヴとのレズビアン・シーンが話題を呼んだスーザン・サランドンなどの有名俳優たち、「ベン・ハー」の59年版(ウィリアム・ワイラー監督)でベン・ハーとメッサラのあいだに同性愛関係を盛り込んだと語る作家のゴア・ヴィダル、「理由なき反抗」のプレイトー(サル・ミネオ)役について言及するスチュアート・スターンなど。
    • HONG KONG 1997 ラスト・バトル

      制作年: 1994
      近未来の1997年、返還前夜の香港を舞台に、英国人ヒットマンの決死の脱出行を描いたハードアクション。監督は「サイボーグ」「ネメシス」のアクション派アルバート・ピュン。製作はゲイリー・シムラーとトム・カルノフスキー、脚本はランドール・フォンタナ、撮影は「ネメシス」『ネメシス2』(V)などで監督とコンビを組んだジョージ・ムーラディアン、音楽はマイケル・マッカーティ、美術はローデル・クルツとローザ・パンが担当。主演は「ターミネーター2」「ラスト・ターゲット 沈黙の復讐」のロバート・パトリック。共演は「ジョイ・ラック・クラブ」のミンナ・ウェン、「ザ・プレイヤー」のブライオン・ジェームズ、「ネメシス」のティム・トマーソンら。
    • 愛の地獄(1994)

      制作年: 1994
      美しい妻に対する夫の異常な嫉妬をめぐる心理サスペンス。「恐怖の報酬」「悪魔のような女」で50年代フランスを代表するサスペンス映画作家、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督が64年に中途で製作を放棄した脚本を基に、ヌーヴェルヴァーグの旗手だったベテラン、クロード・シャブロルが時代を現代に置き換えて脚色・監督。製作は「トリコロール」(三部作)など現代フランスを代表するプロデューサー、マラン・カルミッツ。撮影はシャブロルとは92年の『Betty』 (未公開) で組んだ「オリヴィエ オリヴィエ」のベルナール・ジツェルマン。(前作『L'oeil du Vichy (ヴィシーの眼) 』は戦時中の記録フィルムの再構成だったので除外すれば、『Betty』、本作、次作「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」と3本連続になる。)音楽は監督の実子で「ボヴァリー夫人」など80年代以降の父の作品の音楽を多数手掛けるマチュー・シャブロル。美術はエミール・ジゴ、録音はジャン・ベルナール・トマソン、編集はモニーク・ファードウリュ。出演は「愛を弾く女」のエマニュエル・ベアール、「プレタポルテ」「フレンチ・キス」のフランソワ・クリュゼ、「ラヴィ・ド・ボエーム」「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」のアンドレ・ヴィルムス、マルク・ラヴォワース、「オディールの夏」のナタリー・カルドーヌ。そのほかホテルの常連客として、「プレタポルテ」のジャン・ピエール・カッセル、ドラ・ドル、クリスチアーヌ・ミナッツォリ、『気のいい女たち』(特別上映のみ)のマリオ・ダヴィドら60年代のシャブロル映画の常連が友情出演的に顔を揃えている。
    • ニュー・エイジ

      制作年: 1994
      ひたすらスタイリッシュな生活を営み、忍び寄る不安には精神主義で対抗する享楽的で刹那的な人種=ニュー・エイジの夫婦の俗物ぶりを通して、現代アメリカの夢の崩壊を描いたシニカルな風俗ドラマ。撮影に使われた現代建築や美術品、衣装(ダナ・キャラン、イッセイ・ミヤケほか)などが重要な役割を果たしている。「ザ・プレイヤー」「ショート・カッツ」の脚本で注目されたマイケル・トルキンが、初監督と脚本を手掛けた。製作は「ザ・プレイヤー」のキース・アディスとニック・ウェシュラー、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のオリヴァー・ストーンとアーノン・ミルチャン。撮影はジョン・J・キャンベル、音楽はマーク・マザースボー。主演は「裸のランチ」でも夫婦を演じたピーター・ウェラーとジュディ・デイヴィス。共演は「パルプ・フィクション」のサミュエル・L・ジャクソンほか。
    • 愛に気づけば…

      制作年: 1994
      恋愛・妊娠・未婚のままの出産を経て、愛と現実の間で揺れ動く女性の姿を描き、女性の自由な生き方をさわやかに、高らかにうたい上げたヒューマン・ラブ・ ストーリー。エヴァ・ウィングの小説Angie I Saysを、「迷子の大人たち」のトッド・グラフが脚色。女性ならではの繊細で優しい視点で、笑いと涙をブレンドさせた演出を見せた監督は、「ランブリング・ローズ」のマーサ・クーリッジ。製作はラリー・ブレズナーとパトリック・マコーミック、エクゼクティヴ・プロデューサーは「三銃士(1993)」のコンビ、ジョー・ロスとロジャー・バーンバウム。撮影は「ランブリング・ローズ」のジョニー・E・ジェンセン、音楽は「ルディ 涙のウイニング・ラン」「シャドー」「バッド・ガールズ」と、近年ますます好調の巨匠ジェリー・ゴールドスミス、美術は「インテリア」「ナチュラル」「フィッシャー・キング」で3度アカデミー賞にノミネートされたメル・ボーン。編集は、最新鋭の編集機エイヴィッド・メディア・コンポーザーの使い手であるスティーヴン・コーエンが担当。主演は当初、マドンナが予定されていたが、「スネーク・アイズ」の撮影でスケジュール調整ができず、「テルマ&ルイーズ」「プリティ・リーグ」のジーナ・デイヴィスに交代。出産経験のない彼女は、実際に病院で出産に立ち会い、産婦人科医から専門的な指導を受けるなど、作品に意欲的に臨んだ。共演は「クライング・ゲーム」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のスティーヴン・レア、「トゥルー・ロマンス」のジェームズ・ギャンドルフィーニ、男優ジョン・タトゥーロの従姉妹で「ロックンルージュ」のアイダ・タトゥーロほか。
    • ブコバルに手紙は届かない

      制作年: 1994
      旧ユーゴスラヴィア紛争で引き裂かれた恋人たちの悲劇を描いたシリアス・ドラマ。監督は本作が日本初紹介となる、サラエボ出身でポーランドでアンジェイ・ワイダなどの下映画を学んだ『Zibot je lep(人生は美しい)』(79、日本未公開)などのボーロ・ドラシュコヴィッチで、脚本も夫人のマヤ・ドラシュコヴィチと共同で執筆。製作はユーゴスラヴィア出身でキプロスに在住し、自身の製作会社ダンフィルムを経営するダンカ・マンジューカを中心に、共同製作としてズラトコ・マンジューカ、ダンテ・パラディーノの共同、製作総指揮として「アメリカを斬る」(69)、「チャタレイ夫人の恋人」などのTVMを手掛けたスティーヴン・ノースが参加。撮影はアレクサンダル・ペトコヴィッチ。音楽構成はネナード・オストウィッチで、全編に渡りモーツァルトの『レクイエム』『ピアノコンチェルト23番』のほかフォークロアの数々を使用。美術はミオドラグ・ミリッチ、編集はスネジャーナ・イワノヴィッチ、衣裳はミリヤーナ・オストウィッチがそれぞれ担当。出演は「エバースマイル・ニュージャージー」「アンダーグラウンド」のミリヤーナ・ヨコヴィッチと本作が映画デビューとなるボリス・イサコヴィッチほか。撮影は物語の舞台となるかつて古都と謡われながら内戦で廃墟と化したブコバル市のほか、戦火を縫って現地でロケされた。
    • パリ、18区、夜。

      制作年: 1994
      1987年に実際に起こった老女連続殺人事件を中心に、パリのなかでも人種と社会の坩堝である18区に生きる人々のそれぞれの孤独を描きだす群像劇。監督は「ベルリン・天使の詩」などヴィム・ヴェンダース監督の助監督を経て「ショコラ」で監督デビューを果たしたクレール・ドニ。製作はブリュノ・プズリー。脚本はドニとジャン=ポール・ファラゴーの共同。撮影は「ことの次第」「ベルリン・天使の詩」のアンリ・アルカンの撮影助手から独立したアニェス・ゴダール、音楽は歌手のジャン=ルイ・ミュラで、脚本段階からこの映画に参加し、エンド・クレジットの主題歌も歌っている。編集はネリー・ケッティエ。衣裳はクレール・フレース。出演は新人のリシャール・クルセ、『フュー・オブ・アス』(96年東京国際映画祭のヤングシネマ部門で上映)などリトアニアの監督シャルナス・バルタスの作品の常連カテリーナ・ゴルベヴァ、「女の復讐」「彼女たちの関係」のベアトリス・ダル、「時の翼にのって」のソルヴェイグ・ドマルタン。「アメリカの夜」「家庭」のダニ、「日曜日が待ち遠しい!」などの美術監督ヒルトン・マッコルニコがそれぞれ小さな役で顔を出している。94年カンヌ国際映画祭“ある視点”部門出品作品。
    • ヴィトゲンシュタイン

      制作年: 1993
      20世紀最大の哲学者のひとり、ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの波乱に満ちた生涯とその思想を、独特の視点で描いた伝記映画。監督は94年2月にエイズで死去した「ザ・ガーデン」「エドワードII」のデレク・ジャーマンで、彼の最後の劇映画となった。脚本は、ジャーマンとオックスフォード大教授で作家のテリー・イーグルトン、ケン・バトラーの共同。製作はマリク・アリ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・ガーデン」の浅井隆と、ベン・ギブソン。撮影はジェームズ・ウェランド、音楽はジャン・レイザム・ケーニッグ。主演は、ジャーマン監督作「テンペスト」にも出演したカール・ジョンソン。共演は「バットマン」のマイケル・ガウ、ジャーマン作品の常連ティルダ・スウィントンほか。
    • クリストファー・ウォーケン 流血の絆

      制作年: 1993
      全米の麻薬の3分の2が通過する米国マイアミを舞台に、現地の麻薬カルテルとフランス最大の犯罪ファミリーの戦いを国際色豊かに描いた実録ギャング映画。監督・製作は「熱砂に抱かれて」のアレクサンドル・アルカディで、実在のフランスマフィア、Z兄弟を題材に『流血の絆・野望篇』(V)の後日談的な作品。脚本はアルカディ、マルク・アンジェロ、ダニエル・サンタモン(ダイアローグ・ライターも)の共同。エグゼグティヴ・プロデユーサーは「赤い航路」のロベール・ベンムッサ。撮影はウィリー・クラント、音楽はロマノ・ムスマラ。主演は「トゥルー・ロマンス」のクリストファー・ウォーケンと「勝手にしやがれ」のロジェ・アナン。共演は「イン・ザ・スープ」のジェニファー・ビールス、「ルナ」のジル・クレイバーグほか。
    • グレン・グールドをめぐる32章

      制作年: 1993
      公開演奏を否定し、録音と著作に専念したカナダの天才ピアニスト、グレン・グールドの伝記映画。題名の通り、全体は32本の短編映画の集成の形をとっている。「32」章とは、「1+30+1」すなわち、グールドの代名詞と言うべきバッハの『ゴールドベルク変奏曲』の構成(主題のアリア+30の変奏+ダ・カーポのアリア)を意味している。ほぼ年代順に並べられた生涯のエピソードに加え、友人や仕事仲間たちのインタヴューが挿入されている。監督はCargoでエミー賞を受賞したフランソワ・ジラール。製作はカナダを代表するパフォーミング・アート映画製作者であるニーヴ・フィッチマン、脚本はジラールと「ロードキル」のドン・マッケラー、撮影は「アイアン・イーグル2」のアラン・ドステイが担当。音楽はグールド演奏のバッハ『ゴールドベルク変奏曲』、ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調』ほか。主演はシェイクスピアなどの古典劇を中心に活躍するコーム・フィオール。
    • ゴリラは真昼、入浴す。

      制作年: 1993
      旧ユーゴスラヴィア出身の鬼才監督ドゥシャン・マカヴェイエフが、独自の解釈とシニカルなユーモアで描いた共産主義の崩壊録。当初、91年頃に彼が温めていた、ベルリンの壁崩壊を想定した脚本が、予想よりも遥かに早く現実のものとなったため、映画の製作も早まったという逸話がある。「保護なき純潔」「WR:オルガニズムの神秘」以来、しばらく遠ざかっていたフィクションとドキュメンタリー、そして既存の映画作品をコラージュを試みた1編で、ソ連映画「ベルリン陥落」(49)の断片と壁崩壊後の東ベルリンの光景をドラマに挿入しつつ、ドイツ現代史並びに東ドイツと旧ソ連との関わりにまで言及している。製作はアルフレッド・ウルマー、ヨアヒム・フォン・ヴィエティンホコフ、そして監督夫人のボヤナ・マリヤン。撮影は「人間は鳥ではない」から「WR:オルガニズムの神秘」まで全作で組んだアレクサンドル・ペトコヴィッチと、ミオドラグ・ミロセヴィッチの共同。音楽はブリンモール・ジョーンズと、マカヴェイエフ作品の常連が集結。92年ベルリン国際映画祭・国際批評家協会賞受賞。
    • Mバタフライ

      制作年: 1993
      フランスの外交官とその中国人の愛人の数奇な恋を、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』になぞらえて描いた異色のラブ・ストーリー。ブロードウエイでトニー賞に輝き、世界30カ国以上で上演されたデイヴィッド・へンリー・ホァングの戯曲(実話に基づく)を彼自身が脚色、「裸のランチ」のデイヴィッド・クローネンバーグの監督で映画化。製作はガブリエラ・マーティネリ、エグゼクティヴ・プロデユーサーは、原作者とフィリップ・サンド・ハウスの共同。撮影は「戦慄の絆」のピーター・サシツキー、音楽は「ザ・ブルード」以来、監督と7作目のコンビとなるハワード・ショア。美術は『ファイヤーボール』(V)以後の監督の全作品を担当しているキャロル・スピアー。編集のロナルド・サンダースと衣装のデニーズ・クローネンバーグも監督の作品の常連。主演は「戦慄の絆」「ダメージ」のジェレミー・アイアンズと「ラストエンペラー」「チャイナシャドー」のジョン・ローン。共演は「シシリアン」のバーバラ・スコヴァ、「遠い夜明け」のイアン・リチャードソンほか。
    • ベルエポック(1992)

      制作年: 1992
      自由への期待が溢れた三十年代のスペインを舞台に、純情な青年と美しい四姉妹の恋愛模様を、微妙なタッチで描いた一編。監督はスペイン映画界の注目株でフェルナンド・トルエバ。エクゼクティブ・プロデューサーは「ハモンハモン」のアンドレス・ビセンテ・ゴメス。監督と「歌姫カルメーラ」のラファエル・アズコーナ、ホセ・ルイス・ガルシアの原案をラファエル・アズコーナが脚色。撮影は「サム・サフィ」のホセ・ルイス・アルカイネ。音楽は「ダディ・ノスタルジー」のアントワーヌ・デュアメルが担当。主演はホルヘ・サンス。共演は「ハモンハモン」のペネローペ・クルス、「欲望の裏側」のアリアドナ・ヒル。「ハイヒール」のミリアム・ディアス・アロカ。「天国の半分」のフェルナンド・フェルナン・ゴメスらスペイン勢に加え、フランスから「右側に気をつけろ」のミシェル・ガラブリュが参加。
    • 日曜日のピュ

      制作年: 1992
      「ファニーとアレクサンデル」を最後の劇映画としたスウェーデン映画の巨匠、イングマール・ベルイマンが自身の幼年時代の体験を元に書き下ろした脚本を、実子で本作が監督デビューとなるダニエル・ベルイマンが、伝統的な北欧児童映画のスタイルで映画化した家族史ドラマ。やはりベルイマン脚本によるビレ・アウグスト監督「愛の風景」(92)の続編に当たるが、自分の両親の恋人・新婚時代を描いた前作に対して、父との関係を主題に描いた、自伝的色彩の濃い一編。原題の「日曜の子供」とは、日曜日に生まれた子は不思議な力を持つ幸運な子、という言い伝えからきている。製作はカティンカ・ファラゴー、撮影はトニー・フォルスバーグ、音楽はクラス・エングストレム、美術はスヴェン・ヴィグマンが担当。主人公のピュは、テレビ用児童映画で活躍するヘンリク・リンロース。父親役に「みじかくも美しく燃え」「ジョー・ヒル」のトミー・ベルグレン。共演は「私は好奇心の強い女」のボリエ・アールステットほか。
    • ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間

      制作年: 1992
      アメリカ北西部の街ツイン・ピークスを舞台に、ローラ・パーマーが殺されるまでの7日間の出来事を描く。米ABCテレビで放映された人気シリーズの映画化で、テレビ・エピソードの前日譚。監督・脚本は「ワイルド・アット・ハート」のデイヴィッド・リンチ、製作はグレッグ・フィーンバーグ、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンチとマーク・フロスト、共同脚本はロバート・エンゲルス、撮影は「ビーチバレーに賭けた夏」のロン・ガルシア、音楽は「ワイルド・アット・ハート」のアンジェロ・バダラメンティ、主題歌はジュリー・クルーズが担当。
      60
    • 堕ちた恋人たちへ

      制作年: 1992
      30年前に生き別れた双子の兄弟が、一瞬出会い、一つとなって旅だって行く物語。大ヒット作「チューズ・ミー」のアラン・ルドルフが監督と脚本を担当した。製作は10年来、ルドルフ作品を手掛けているデイヴィッド・ブローカー。絶妙のカメラアングルで架空の街を撮り上げたのは、「探偵より愛をこめて」のエリオット・デイヴィス。美術はスティーヴン・レグラー。彼は、凝りに凝ったデザインで、監督から絶大な信頼を得ていて、「チューズ・ミー」以来、これが6度目のコンビとなっている。
    • リビング・エンド

      制作年: 1992
      HIVポジティブの診断を受けた青年とパンク青年のロマンティックで絶望的な逃避行を描いたロードムービー。監督、脚本、撮影、編集をこなすのは、アメリカン・インディペンデント・フィルムの鬼才グレッグ・アラキ。製作はマーカス・フーとジョン・ゲランス。共同製作はジム・スターク。照明はクリストファー・ミュンチ。録音はデイブ・キャッシュ。音響設計はジョージ・ロックウッド。音楽はコレ・コーンス。タイトルの「リビング・エンド」はジーザス・アンド・メアリーチェインのファーストアルバムの中の収録曲から取ったもの。
    • レッド・ロック 裏切りの銃弾

      制作年: 1992
      アメリカ中西部の町を舞台に殺し屋に間違えられた男と、彼が巻き起こす事件を描くサスペンス作品。監督は「もういちど殺して」のジョン・ダール。エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・カーンとジェーン・マッキャン。製作は「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最後の七日間」「ワイルド・アット・ハート」等を製作したプロパガンダ・フィルムズのヤニ・シグヴァットソンとスティーヴ・ゴリン。脚本はジョン・ダールとリック・ダール。撮影は「続・蘭の女」のマーク・レショフスキ。音楽はウィリアム・オルヴィス。美術はロバート・ピアーソン。編集はスコット・チェスナット。衣装デザインはテリー・ドレスバックがそれぞれ担当。
    • クローズ・マイ・アイズ

      制作年: 1991
      親の離婚ではなればなれに育った姉と弟が、久しぶりの再会でお互いに魅かれ合い、苦悩する姿を描いたドラマ。監督・脚本は「ヒドゥン・シティー」のスティーブン・ポリアコフ、製作はテレーズ・ピッカード、撮影はヴィトルド・ストック、音楽は「シルビーの帰郷」のマイケル・ギブスが担当。
    • エドワードII

      制作年: 1991
      シェークスピアと並び称される英国の作家クリストファー・マーロウの戯曲の映画化。ゲイの恋人とともに迫害されていく悲劇の王の姿を描く。監督・脚本は「ザ・ガーデン」のデレク・ジャーマン、製作はスティーヴ・クラーク・ホールとアントニー・ルート、エグゼクティヴ・プロデューサーは「カラヴァッジオ」のサラ・ラドクリフとサイモン・カーティスと「ザ・ガーデン」の浅井隆、共同脚本はステファン・マクブライドとケン・バトラー、撮影は「エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海」のイアン・ウィルソン、音楽は「アンモナイトのささやきを聞いた」のサイモン・フィッシャー・ターナーが担当。
    • アマゾン

      制作年: 1991
      アマゾン奥地を舞台に、一攫千金を夢見る男たちの愛と挫折を描く。監督・製作・脚本はアキ・カウリスマキの兄で「ヘルシンキ・ナポリ オールナイトロング」のミカ・カウリスマキ、共同製作はペンヒ・コウリ、エグゼクティヴ・プロデューサーはロバート・A・ミッチェルとクラウス・ヘイデマン、共同脚本はリチャード・レイティンガー、撮影はティモ・サルミネン、音楽はナナ・ヴァスコンセロスが担当。
    • ブラッド&コンクリート A LOVE STORY

      制作年: 1990
      ハリウッド・アンダーグランドを舞台に車泥棒の若者と自殺願望の女性シンガー、彼らにまとわりつく奇妙な犯罪者たちを描くストリート・クライム・ムーヴィー。監督のジェフリー・ライナーと製作のリチャード・ラブリーは共に脚本と編集をもこなすニューヨーク大学以来の若手コンビ。製作総指揮はマイルズ・A・コープランド3世、ポール・コリクマン、ハロルド・ウェルブ、撮影はデクラン・クイン、音楽はヴィニー・ゴリアが担当。
    • 彼女の彼は、彼女

      制作年: 1990
      レズビアンの女と、彼女を“彼”にした主婦と、その夫の三角関係の大騒動を描いたコメディ。フランス本国では400万人を越える大ヒットを記録、ゴールデン・グローブ外国映画賞にもノミネートされた話題作。監督・脚本・主演は「美しすぎて」など名コメディエンヌとして知られるジョジアーヌ・バラスコ。製作は「ジェルミナル」などの監督のほか、自身率いるレン・プロで「王妃マルゴ」などを手掛けるクロード・ベリ。撮影は「パリの天使たち」のジェラード・ド・バッティスタ、音楽は“ネオ・フラメンコ”の旗手マヌエル・マロウ。共演は「キカ」のビクトリア・アブリル、「カンヌ映画祭殺人事件」のアラン・シャバ、「パリ空港の人々」のティッキー・オルガドほか、「ジェリコー・マゼッパ伝説」のミゲル・ボゼがゲスト出演。
    • キャリントン

      制作年: 1990
      女流画家ドーラ・キャリントンと同性愛者の作家リットン・ストレッチーを結びつけた深い愛情の絆を描く伝記ドラマ。監督・脚本は英国演劇界の重鎮で、映画はこれが初演出となる劇作家クリストファー・ハンプトン。原作はマイケル・ホルロイド著の評伝『リットン・ストレッチー』(68)。製作は「イナゴの日」のロナルド・シェルド、ジョン・マクグラス、撮影は「仕立屋の恋」のドゥニ・ルノワール、音楽はピーター・グリーナウェイ作品で知られる「ピアノ・レッスン」の鬼才マイケル・ナイマン、美術は「父に祈りを」のキャロライン・エイミーズ、編集は「カラヴァッジオ」のジョージ・エイカーズ、衣裳デザインは「アナザー・カントリー」のペニー・ローズがそれぞれ担当。主演は「日の名残り」「ジュニア」のエマ・トンプソン。共演は「未来世紀ブラジル」「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」のジョナサン・プライスほか。95年カンヌ国際映画祭審査員賞・主演男優賞賞(ジョナサン・プライス)受賞。
    • グレアム・ヤング毒殺日記

      制作年: 1990
      実在した今世紀最大のイギリスの毒殺魔、グレアム=フレドリック・ヤング(1947-90)の殺人記録に基づくブラック・コメディ。監督は、オックスフォード大学卒業後、N.Y.のコロンビア・フィルム・スクールにエミール・クストリッツァらと共に学び、短編映画『My Little Eye』(92)が各国の映画祭で好評を博したベンジャミン・ロスで、これが初の劇場用映画。脚本はロスとジェフ・ラウルの共同。製作は前記の短編にも参加した「ビフォア・ザ・レイン」のサム・テイラー。主演は「マイ・レフトフット」のヒュー・オコナー。
    • ロミュアルドとジュリエット

      制作年: 1989
      白人のワンマン社長と黒人の掃除婦の愛の行方を描くコメディ。製作はジャン・ルイ・ピエルとフィリップ・カルカソンヌ、監督・脚本は「赤ちゃんに乾杯!」のコリーヌ・セロー、撮影はジャン・ノエル・フェラギュが担当。出演はダニエル・オートゥイユ、フィルミーヌ・リシャールほか。
    • アンダルシアの恋物語

      制作年: 1989
      南アンダルシア地方を舞台に、敵対する2つの家族の間で恋を貫こうとする若い男女の悲劇。シェイクスピアの『ロミオとジュリエッ.ト』がモチーフ。監督はビセンテ・エスクリバ、製作・撮影は「エル・ニド」のテオ・エスカミーリャ。脚本はエスクリヴァとアルフレド・マニャス、音楽はフラメンコ・ギターの第一人者パコ・デ・ルシア、フラメンコ・ダンスの振付けはクリスティーナ・オイヨスが担当。
    • 濁った水

      制作年: 1989
      記憶喪失に陥った男が過去を追い求めるうちに辿り着いた部屋で見たものは……スペインのカタルーニャの幻想的なミステリー。製作はジュア・ユベレス、監督はアンダーグラウンド出身のへスース・ガライ、脚本はガライとグスタボ・ヘルナンドス、リカルド・フィゲレスの共同、撮影はユレンス・スレー、音楽はハビエル・ナバレーテが担当。出演はムンサ・アルカニスほか。
    • 身代りの樹

      制作年: 1989
      子を失なったショックに沈む娘を見かねた母が子供を誘拐してしまったことから起こる悲劇を描くサスペンス・ミステリー。製作はアン・スコット、監督はジャイルズ・フォースター、脚本は英女流ミステリー作家ルース・レンデルの原作を基にゴードン・ウィリアムス、撮影はケネス・マクミラン、音楽はリチャード・ハー卜レイが担当。出演はヘレイ・シェイバー、ローレン・バコールほか。
    • 姓はヴェト、名はナム

      制作年: 1989
      男尊女卑社会であるヴェトナムにおける女性史を綴ったドキュメンタリー。監督・構成・編集・翻訳はトリン・T・ミンハ。ヴェトナムにおける女性の抵抗の歴史、その民衆史に描かれた口承伝統、マス・メディアのイメージなどを通して、ヴェトナムと文化の様相を描いている。 ポスト・フェミニズム、ポスト・コロニアリズム(植民地主義)の第一人者にして女流映画作家のトリン・T・ミンハ(53年ベトナム、ハノイ生)作品の特集で上映された。東京写真美術館で開催された現代女性作家展『ジェンダー/記憶の淵から』(1996年9月5日~10月27日)関連企画で、新しい試みとして写真と映画が同一枠で展覧・上映された。
    • サンタ・サングレ 聖なる血

      制作年: 1989
      連続殺人に手を染める青年の異常心理をオカルト・タッチで描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはアンゲロ・イアコノとルネ・カルドナ・ジュニア、製作はクラウディオ・アルジェント、監督は「ホーリー・マウンテン」のアレハンドロ・ホドロフスキー、原案・脚本はA・ホドロフスキーとロベルト・レオーニ、共同脚本はアルジェント、撮影はダニエレ・ナヌッツィ、音楽はサイモン・ボスウェルが担当。出演はアクセル・ホドロフスキー、ガイ・ストックウェルほか。
    • 三文オペラ(1989)

      制作年: 1989
      クルト・ヴァイル作曲、ベルトルト・ブレヒト台本の「三文オペラ」の3度目の映画化であるミュージカル。エグゼクティヴ・プロデューサーはメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバス、製作はスタンリー・チェイス、ゴーランが「ハンナ・セナシュ」に続き監督し、音楽監修のドヴ・セルツァーと共に脚色も担当、撮影はエレメール・ラガリイ。出演はラウル・ジュリア、ジュリア・ミゲネスほか。
    • ウイザード

      制作年: 1988
      黒死病から村人たちを助けるために未知の旅に出た人々の姿を描く。監督・原案・脚本は「ビジル」のヴィンセント・ウォード、共同脚本はケリー・リヨン、ジェフ・チャプル、撮影はジェフリー・シンプソンが担当。出演はブルース・リヨンほか。
    • 誰がビンセント・チンを殺したか?

      制作年: 1988
      1982年、デトロイトで日本人と間違われ殺された1人の中国人の死をめぐる背景を追ったドキュメンタリー。エグゼクティヴ・プロデューサーはファニタ・アンダーソン、製作はレニー・タジマ、監督はクリスティン・チョイの「悟空、西を眺める」のコンビ、撮影はチョイとニック・ドゥーブ、カイル・キッブ、アル・サンタナが担当。
    • ヘビー・ペッティング

      制作年: 1988
      1950年代のアメリカン・ティーンエイジャーのセックス感覚を描いたユニークなドキュメンタリー・コメディ。製作・監督は「アトミック・カフェ」の製作顧問のオビー・ベンツ、撮影はサンディー・シセル、音楽はハル・ウィルナーが担当。出演はデイヴィッド・バーン、ウィリアム・S・バロウズほか。全編を彩るのは当時製作された教育映画、ニュースリール、TVフィルム、映画などで、そうした既製のフィルムの間に23人の有名人たちが10代の頃の性体験を語る証言が挿入される。「トーキング・ヘッズ」のリーダー、デイヴィッド・バーンは男の目から見たペッテイングについて語り、詩人のギンズバーグはバストのサイズを聞いてから女の子にアタックした体験を話すなど、素朴でユニークな性体験が語られている。登場する懐かしのフィルムは「バス停留所」、「暴力教室」、「理由なき反抗」など。そしてバックに流れる音楽は50年代のオールディーズンング。
    • マニフェスト(1988)

      制作年: 1988
      20年代のヨーロッパの架空の町を舞台に、王を倒すためやってきた美しい娘とその周囲の人々が巻き起こす騒動を描くブラック・コメディ。製作はメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバス、エミール・ゾラの短編小説に想を承け監督・脚本は「スウィート・ムービー」のドウシャン・マカヴェイエフ。撮影はトミスラフ・ピンター、音楽はニコラ・ピオヴァーニが担当。出演はカミーラ・ショーベリ、アルフレッド・モリーナほか。
    • 数に溺れて

      制作年: 1988
      シシーという名を持ち血のつながりのある三人の女たちの魔性をひとりの男を機軸に描く。製作はキース・カサンダーとデニス・ウィグマン、監督・脚本は「建築家の腹」のピーター・グリーナウェイ、撮影はサッシャ・ヴィエルニー、音楽は「ZOO」のマイケル・ナイマンが担当。出演はジョーン・プローライト、ジュリエット・スティーヴンソン、ジョエリー・リチャードソンほか。88年カンヌ映画祭芸術貢献賞授賞。
      20
    • 仮面の中のアリア

      制作年: 1988
      絶頂期に引退した大歌手と、彼の二人の若い弟子の姿を描くオペラ映画。製作はジャクリーヌ・ピエルー。リュック・ジャボンとジェラール・コルビオの原案を基に、監督・脚本はジェラール・コルビオ、共同脚本はアンドレ・コルビオとパトリック・イラトニ、ジャクリーヌ・ピエルー、クリスチャン・ワットン、台詞はC・ワットン、撮影はヴァルター・ヴァン・デン・エンデが担当。出演はホセ・ファン・ダム、アンヌ・ルーセル、フィリッブ・ヴォルデールほか。
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