田中要次 タナカヨウジ

  • 出身地:長野県木曽郡木曽福島町(現・木曽町)
  • 生年月日:1963/08/08

略歴 / Brief history

長野県木曽郡木曽福島町(現・木曽町)の生まれ。長野県木曽山林高校卒業後の1982年、当時の国鉄長野鉄道管理局に就職。87年の国鉄分割民営化によりJR東海に変わった頃から映画館通いに没頭し、自主上映会などにも顔を出し、さまざまな映画関係者と親交を結ぶ。山川直人監督が手がけたミュージックビデオなどに出演したのち、90年12月に8年間勤務した鉄道マン生活にピリオドを打って上京。照明技師の安河内央之に師事し、竹中直人監督「無能の人」91に照明助手として参加した際、竹中に気に入られエキストラとして出演も果たす。その後も阪本順治監督「王手」91、橋口亮輔監督「二十才の微熱」93など多数に、照明助手だけでなくさまざまな役職でスタッフとして関わりながら、岩松了監督「お墓と離婚」93、廣木隆一監督「800/TWO LAP RUNNERS」94などにエキストラや端役で出演。94年の竹中監督「119」を最後に俳優業に専念し、竹中、阪本、廣木らスタッフ時代をよく知る監督たちや、矢口史靖、SABU、篠原哲雄、石井克人、三池崇史など、さまざまな監督から重用されるようになる。90年代終盤からテレビドラマにもたびたび登場し、2001年のフジテレビ『HERO』にレギュラー出演したことで大きな転機を迎える。主演の木村拓哉ら東京地検城西支部の面々が行きつけのバーのバーテンダー役で、アルコール以外にも頼まれたものは何でも「あるよ」とだけ言って差し出す特異なキャラクターが評判を呼んだ。その後も、個性的な顔立ちと恵まれた体格を活かし、ワンポイントの出番だけでも強烈なインパクトを与える個性派の脇役として活躍。“BoBA”のニックネームでスタッフからも愛され、膨大な量の映画、ドラマに出演を重ねている。

田中要次の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 新幹線大爆破(2025)

    制作年: 2025
    高倉健主演、佐藤純彌監督の1975年公開の東映映画を、「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督がメガホンをとり、現代版として新たに映画化。主人公の高市を草彅剛が演じる。
  • アンジーのBARで逢いましょう

    制作年: 2025
    「九十歳。何がめでたい」で91歳にして第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の主演女優賞を受賞した草笛光子が主演したファンタジックなドラマ。風に吹かれてやってきた白髪の女性アンジーは、いわくつきの物件を借りてBARを開き、出会った人の人生をそっと変えていく。監督は「星に語りて-Starry Sky-」の松本動。「うなぎ」や「十三人の刺客」などの脚本を手がけた天願大介が脚本を担当。謎多きヒロイン・アンジーを草笛光子が、アンジーに物件を貸す熊坂を寺尾聰が、謎の青年をディーン・フジオカが演じる。
  • 悪鬼のウイルス

    制作年: 2025
    二宮敦人の同名小説を、HKT48の元メンバーの村重杏奈を主演に迎え、「オカムロさん」の松野友喜人監督が映画化したイニシエーション・ホラー。都市伝説調査の動画撮影のために神隠しの噂がある村を訪れた4人の若者が消息不明になる。村の入り口で発見されたビデオカメラには、忌まわしき映像が記録されていた。新月の夜は家の外に出てはいけないという独自のコミュニティに足を踏み入れる若者たちを村重杏奈、「冗談じゃないよ」の太田将熙、ダンス&ボーカルグループWATWING(ワトウィン)の桑山隆太、「シティハンター」(2024)の華村あすかが、旧石尾村に住む高校生・マイを「オカムロさん」の吉田伶香が演じる。
  • 怪獣ヤロウ!

    制作年: 2024
    街頭インタビューでの回答からバキバキ童貞(バキ童)として話題になったお笑いコンビ『春とヒコーキ』のぐんぴぃが主演、岐阜県関市の全面バックアップで制作されたコメディドラマ。ぐんぴぃ演じる市役所の観光課職員・山田一郎が、市長からご当地映画の製作を命じられ、夢だった怪獣映画の製作に乗り出そうとする。監督は、芸能事務所タイタンでマネージャーを務める一方、TV制作ディレクターとしても活動、長編映画「実りゆく」を監督した八木順一朗。山田と共に映画製作に取り組む吉田麻衣を欅坂46および櫻坂46の元メンバー菅井友香が演じる。2025年1月24日より岐阜先行公開。
  • 青春ジャック 止められるか、俺たちを2

    制作年: 2023
    1969年を舞台に若松孝二監督が設立した若松プロダクションを描いた青春群像劇「止められるか、俺たちを」の続編。1980年代、ビデオが普及し始め映画館から人が遠のきだす中、それに逆行するように若松孝二は名古屋にシネマスコーレというミニシアターを作る。熱くなることが恰好悪いと思われていた1980年代を背景に、映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの青春を描く。若松孝二監督に師事し、若松プロダクションにて助監督を務め、「戦争と一人の女」やドキュメンタリー「誰がために憲法はある」などを監督、「男たちの大和」「止められるか、俺たちを」など数々の作品の脚本を手がけてきた井上淳一が、本作の企画・脚本・監督を務める。若松孝二を前作から引き続き井浦新が、シネマスコーレの支配人に据えられる木全純治を「天上の花」の東出昌大が演じる。
    60
  • 女子大小路の名探偵

    制作年: 2023
    「キスできる餃子」の監督や「映画ネメシス 黄金螺旋の謎」の脚本を手がけた秦建日子による名古屋・岐阜を舞台にした推理小説を映画化したミステリー。大夏が名古屋で起きた連続殺人の容疑をかけられ、柳ケ瀬のクラブで働く姉・美桜は弟のために立ち上がる。監督はドラマ『ヴィレヴァン!』や映画「本気のしるし ≪劇場版≫」など名古屋テレビ(メ~テレ)でプロデューサーを務めてきた松岡達矢。原作者の秦建日子が脚本を手掛ける。岐阜・柳ヶ瀬のNo.1ホステスである姉・美桜を「仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-」の剛力彩芽が、私立探偵の弟・大夏を「野球部に花束を」の醍醐虎汰朗が演じる。名古屋テレビ(メ~テレ)60周年記念作品。

今日は映画何の日?

注目記事