堀部圭亮 ホリベケイスケ

  • 出身地:東京都台東区
  • 生年月日:1966/03/25

略歴 / Brief history

東京都台東区の生まれ。俳優になるため高校を中退し、1986年、中学の同級生だった芸人の須間一弥とお笑いコンビ“パワーズ”を結成。“火野玉男”の芸名で活躍する傍ら、“竜泉”のペンネームで放送作家として、日本テレビ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』などのバラエティ番組に参加する。91年のパワーズ解散後は本名で活動し、92年に勝俣州和と“K2”を結成、フジテレビ『笑っていいとも!』などに出演して人気を博す。94年の萩庭貞明監督「とられてたまるか!?」で映画初出演し、以後は主に俳優として活躍する。銃器おたくの刑事に扮した「弾丸ランナー」96以降、SABU監督作品の常連に。中でも、97年の「ポストマン・ブルース」では平凡な郵便局員の主人公の運命を一変させる、高倉健に憧れるやくざを熱い血潮をたぎらせて好演し、強烈な印象を残した。その後も、放送作家、テレビタレントとして活躍する一方、俳優のオファーも相次ぎ、99年の「鮫肌男と桃尻女」を皮切りに石井克人監督作品でも重用されて、個性的な共演陣に劣らぬ存在感を発揮する。2001年頃からK2としての活動はなくなるが、俳優としては引き続き、オカマの双子の兄役で特異な空気を醸す高田雅博監督「ハチミツとクローバー」06、劇中劇での熱演に目を奪われる三谷幸喜監督「ザ・マジックアワー」08などで多彩な演技を披露する。OV『やさぐれぱんだ/白盤・黒盤』07で監督業にも進出し、09年の「悪夢のエレベーター」では長篇映画も初監督。テレビドラマの近作に、TBS『エジソンの母』08、『ハンマーセッション!』10、NHK『バッテリー』08、『リミット・刑事の現場2』『外事警察』09、『チャンス』10、フジテレビ『ジェネラル・ルージュの凱旋』10などがあり、『12人の優しい日本人』05、『0号室の客』10などの舞台にも出演している。

堀部圭亮の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 光る川

    制作年: 2024
    「アルビノの木」「リング・ワンダリング」などで国内外の映画祭で受賞多数の金子雅和監督が、岐阜出身の作家・松田悠八の小説『長良川 スタンドバイミー一九五〇』を映画化。川や山といった圧倒的なロケーションと民俗学・美術などに裏打ちされた世界観により、現代人が忘れかけている自然への畏怖や人間の根源にある生命力を描き出す。出演は『シティーハンター』の華村あすか、「リボルバー・リリー」の葵揚、「春に散る」の有山実俊。
  • ナミビアの砂漠

    制作年: 2024
    「あみこ」の山中瑶子が第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を女性監督として最年少で受賞した長編映画。ホンダと同棲しているカナは、クリエイター・ハヤシとの関係を深めていくうちに、彼を重荷に感じ始める。カナ役は「あんのこと」の河合優実。出演は、「サマーフィルムにのって」の金子大地、「せかいのおきく」の寛一郎。
  • 私が俺の人生!?

    制作年: 2024
    「それぞれの花」や「てぃだ いつか太陽の下を歩きたい」などを手掛けた、中前勇児監督によるコメディドラマ。衝突して階段を転げ落ちたかおりと大輔は身体が入れ替わってしまい、互いに扮して生活するが、大輔の恋人・恭子が常に一緒にいる二人を怪しく思い……。中山大輔と入れ替わる原かおりを「お終活 再春!人生ラプソディ」の剛力彩芽が、タクシードライバーの中山大輔を「それぞれの花」で主演を務めた尾上寛之が演じる。2024年第16回沖縄国際映画祭特別招待作品。
  • 愛のゆくえ

    制作年: 2023
    孤独な少年少女の心の成長を綴る、宮嶋風花監督による半自伝的長編デビュー作。母親が心の病を抱える14歳の宗介は、幼馴染の愛、そして愛の母・由美と北海道で暮らしている。だが突然由美が帰らぬ人となってしまい、愛は父親に連れられ東京へ転居することになる。出演は「ちひろさん」の長澤樹、「少女は卒業しない」の窪塚愛流、「福田村事件」の田中麗奈。
  • ダウンタウン・ユートピア

    制作年: 2023
    息苦しい日々に病んだ女性が、個性的な人々との生活を経て、自分らしさを取り戻していく様を、スタイリッシュなモノクロ映像と共に綴る。支配欲が強い母親との関係に耐えきれず、逃亡した岸ナオミは、喫茶店の店長から紹介された下町のシェアハウスで暮らし始める。主演は「瞽女 GOZE」で第30回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞した吉本実憂。監督は「罪の余白」の大塚祐吉。
  • 怪物の木こり

    制作年: 2023
    第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した倉井眉介による同名小説を原作に、三池崇史監督が映画化。斧で頭を割って脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次の標的として弁護士・二宮彰が狙われるが、彼は殺人鬼を上回るほどの冷血非情なサイコパスだった。出演は「事故物件 恐い間取り」の亀梨和也、「地獄の花園」の菜々緒、「ハケンアニメ!」の吉岡里帆。