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- ワン・ビン
略歴 / Brief history
魯迅美術学院で写真を専攻した後、北京電影学院映像学科に入学。1998年から映画映像作家としての仕事を開始。2003年、三部作9時間に及ぶ超長編ドキュメンタリー「鉄西区」で国際的評価を確立する。以降、「鳳鳴―中国の記憶」「暴虐工廠」「世界の現状」(オムニバスの一篇)(2007)「原油」(2008)「石炭、金」「名前のない男」(2009)を発表。初の長編劇映画となった、2010年の「無言歌」はベネチア国際映画祭で大絶賛を浴びる。今作で2011年 第85回キネマ旬報ベスト・テン外国映画監督賞を受賞。
ワン・ビンの関連作品 / Related Work
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青春 -苦-
制作年: 20242003年に約9時間の大作「鉄西区」でセンセーショナルなデビューを果たしたワン・ビン監督によるドキュメンタリー「青春」の第2部。長江デルタ経済圏を構成し、子供服産業の一大拠点として知られる浙江省湖州市の織里(しょくり)に出稼ぎにきている若い労働者の日常を見つめる。低賃金で生き延びようと日々葛藤するなか、彼らは春節を祝うために故郷へ帰る。第1部は2024年に日本公開された。2024ロカルノ国際映画祭 国際コンペティション部門にてスペシャル・メンション賞など3つの賞を受賞。第2部の「青春 -苦-」と第3部の「青春 -帰-」は2025年4月26日、同時公開。