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- ジュリー・デルピー
略歴 / Brief history
フランス・パリ出身。父アルベール・デルピー、母マリー・ピレと、両親が俳優で自身も5歳から舞台に立つ。15才の時にジャン=リュック・ゴダール監督に見出されて85年「ゴダールの探偵」で映画デビュー。86年、レオス・カラックス監督の「汚れた血」で注目される。90年よりアメリカに移り住んでニューヨーク大学で映画製作を学びつつ、国際的に活動するようになる。01年にはアメリカ市民権も獲得。2002年には“Looking for Jimmy”で長編監督デビューを果たし、さらには翌年歌手としてアルバムを発表した。私生活ではドイツの作曲家マルク・ストライテンフェルトと交際し、一子を設けている。
ジュリー・デルピーの関連作品 / Related Work
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ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)
制作年: 2022映画監督ジャン=リュック・ゴダールの謎に包まれた作家人生を紐解くドキュメンタリー。彼の革新的な功績を整理し、網羅的に紹介するほか、家族や友人、元パートナーたちによる証言や、豪華な出演陣によるインタビューを織り込み、その知られざる素顔に迫る。監督・脚本・編集は、ドキュメンタリーの編集を数多く手掛けてきたシリル・ルティ。第79回ヴェネツィア国際映画祭ヴェネツィア・クラシック・ドキュメンタリー部門上映作品。 -
映画はアリスから始まった
制作年: 2018現在の標準的な映画製作技法を次々と生み出し、1000作品以上を手がけた監督・製作・脚本家、アリス・ギイの生涯に迫るドキュメンタリー。1895年、リュミエール兄弟による世界初の映画『列車の到着』を見たアリスは、映画の“物語る力”に可能性を見出していた。ナレーションを「羊たちの沈黙」「モーリタニアン 黒塗りの記録」のジョディ・フォスターが担当。パメラ・B・グリーンによる初長編監督作。 -
トッド・ソロンズの子犬物語
制作年: 2015アメリカン・インディペンデント界の鬼才トッド・ソロンズ監督によるヒューマン・コメディ。アメリカ中を彷徨う1匹のダックスフントが出会う崖っぷちの映画学校講師兼脚本家や偏屈な老女など、悲惨ながらもおかしみのある人生を送る飼い主たちの姿を映し出す。出演は「バットマン リターンズ」のダニー・デヴィート、「アリスの恋」のエレン・バースティン、「ビフォア・ミッドナイト」のジュリー・デルピー、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」のキーラン・カルキン。40点 -
ビフォア・ミッドナイト
制作年: 2013列車の中で出会い意気投合したアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌを描いた「恋人までの距離(ディスタンス)」、その9年後の再会を描いた「ビフォア・サンセット」に続く会話劇。「ビフォア・サンセット」からさらに9年後、家庭を築き双子の娘にも恵まれた二人はふとしたことから喧嘩になり、たまっていた不満や本音を吐露する。監督・脚本は前2作に引き続きリチャード・リンクレイター。「痛いほどきみが好きなのに」「トレーニング・デイ」のイーサン・ホーク、「ニューヨーク、恋人たちの2日間」「ティコ・ムーン」のジュリー・デルピーが同役を三度演じるほか、脚本にも参加している。70点 -
ニューヨーク、恋人たちの2日間
制作年: 2012ジュリー・デルピーが監督・主演した「パリ、恋人たちの2日間」の続編となるコメディ。ニューヨークで恋人と同棲中のヒロインの元へ、パリから家族が訪れ、騒動が巻き起こる。共演は「恋愛だけじゃダメかしら?」のクリス・ロック。ジュリー・デルピーの実父アルベール・デルピーも、前作に引き続きヒロインの父親役で出演。