レスリー・チャン

  • 生年月日:1956年9月12日
  • 没年月日:2003年4月1日

略歴 / Brief history

香港生まれ。76年に歌謡コンテストに出場して準優勝となり、77年に歌手デビュー。下積みを経て80年代前半にトップアイドルとなる。映画出演は78年「君に逢いたくて」からで、86年「男たちの挽歌」、87年「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の大ヒットで映画スターとしても不動の人気を築く。90年「欲望の翼」で香港電影金像奨主演男優賞、93年の主演作「さらばわが愛/覇王別姫」はカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞、さらには96年「夢翔る人/色情男女」劇中内映画「色情男女」を演出するなど、着実にキャリアを積み上げていったが、2003年4月1日に飛び降り自殺を遂げた。鬱病を患っていたのが原因とされている。

レスリー・チャンの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 極道統一

    制作年: 2022
    サモ・ハン、サイモン・ヤムなど香港ベテラン俳優が集結、1997年香港返還前夜の大混乱期を舞台にした犯罪アクション。英政府、香港政府、黒社会の様々な思惑が絡み合う中、麻薬取引を追う捜査官のロクは黒社会に潜り込み、仁義と正義の狭間で選択を迫られる。監督は、「マッスルヒート」などでアクション監督を務め、「燃えよ、マッハ拳!」ではトミー・ローと共にメガホンを取ったサム・ウォン。潜入捜査官ロクを「若葉のころ」のリッチー・レンが演じる。レスリー・チャンが歌う「男たちの挽歌」の主題歌『當年情』が挿入歌として用いられている。特集『未体験ゾーンの映画たち2023』にて上映。
  • 大英雄

    制作年: 1993
    金輪国を舞台に、王位を狙う男女とそれを阻止しようとする一団との対峙をスピーディーに描く香港スターが共演したアクションコメディ。2013年7月下旬より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催される「王家衛(ウォン・カーウァイ)監督 スペシャル上映」にて広東語版をデジタル上映。
  • 楽園の瑕 終極版

    制作年: 2008
    ウォン・カーウァイ監督、クリストファー・ドイルが撮影を担当し、レスリー・チャンやトニー・レオンら豪華キャストが出演したアクションドラマ。伝説として語り継がれる剣士たちの壮絶な戦いと青春群像を鮮烈な映像で描く。1994年公開の『楽園の瑕』をカーウァイ監督自身が修正・再編集した<終極版>。2013年7月下旬より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催される「王家衛(ウォン・カーウァイ)監督 スペシャル上映」にて上映。
  • ルージュ(1987)

    制作年: 1987
    恋人を探すために現世へ戻ってきた美貌の幽霊の激しくも切ない恋を描くロマンチック・ファンタジー。監督はスタンリー・クワン。出演は、レスリー・チャン、アニタ・ムイ、アレックス・マンほか。2013年3月30日より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催された「レスリー・チャン メモリアル」にてデジタル上映。
  • レスリー・チャンの恋はあせらず

    制作年: 1994
    「白髪魔女伝」のレスリー・チャンと「愛人/ラマン」のレオン・カーフェイが共演の愛と友情を描いたハートウォーミングストーリー。監督はゴードン・チャン。2013年3月30日より東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催の「レスリー・チャン メモリアル」にてデジタル上映。
  • レスリー・チャン 嵐の青春

    制作年: 1982
    衝撃的にこの世を去ったレスリー・チャンがアイドルスターとして活躍していた80年代初期に、俳優として高い評価を受け、第2回香港電影金像奨助演男優賞にノミネートされた作品が、日本で限定公開。1980年代香港青春映画の傑作と言われ、1989年に日本で開催された“香港電影祭”で1度だけ上映され、レスリー・チャンのファンだけでなく一般の映画ファンからも公開が熱望されていた幻の映画。デザイナー志望の青年と日本から帰ってきた従姉妹は、それぞれに熱烈な恋を燃え上がらせるが、やがて思いがけない悲劇に襲われる。