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エディット・ピアフの関連作品 / Related Work
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モンタン、パリに抱かれた男。
制作年: 1994戦後フランスを代表する大スターであり、91年に他界したイヴ・モンタンの伝記ドキュメンタリー。モンタンの自伝『Tu vois Je n'ai pas oubli氏x(名曲『枯葉』の一節。邦訳は『イヴ・モンタン ぼくの時代―パリに抱かれて』で、文藝春秋社刊)をもとに、この本の基になった60時間におよぶインタビュー・テープに遺されたモンタン自身の声と、出演映画、コンサートの記録、ニュースフィルムなど彼と直接/間接に関係するさまざまな映像を構成して、彼の70年の生涯を浮き彫りにしていく。監督はモンタンの盟友コスタ・ガヴラスの「Z」「告白」などに参加し、主にテレビで活躍するジャン・ラビブ。製作はミシェル・ロトマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはT・セラル。原作の自伝の共著者であるエルベ・アモンとパトリック・ロトマンが脚本を担当。モンタンとシモーヌ・シニョレの旧居などの追加映像の撮影はジャン・ジャック・フロリ、音楽構成はジャン・ルイ・ヴァレロ、編集はベルナール・ジョッセ、録音はヤニック・シュヴァリエがそれぞれ担当。使用されるモンタンの歌は『パリで』、『枯葉』などの代表作をはじめ、フランスの国民的愛唱歌『さくらんぼの実のなるころ』、恋人エディット・ピアフの持ち歌だった『君は誰にも似ていない』、それに『ルナ・パーク』、『ラ・ミレット』、『ベラ・チャオ』などなど。引用される映画は実質上のデビュー作であり、プレヴェール・コスマの『枯葉』と出会った映画でもある『夜の門』(V)、アメリカに進出しマリリン・モンローとの恋愛が話題になった「恋をしましょう」、名作メロドラマ「夕なぎ」、政治性の強い題材を節度をもって演じ、単なる歌う二枚目スターから脱皮して名優として深い尊敬を集めるに至った「戦争は終った」「告白」「Z」など、代表作の数々から、晩年の「想い出のマルセイユ」「愛と宿命の泉」「IP5-愛を探す旅人たち-」まで、ほかにも糟糠の妻シモーヌ・シニョレの「肉体の冠」や、マルセイユ時代のアメリカへの憧れを表す「マルクス一番乗り」、そして左翼政党の宣伝記録映画など多数。 -
フレンチ・カンカン
制作年: 1954「河」のジャン・ルノワールが十五年ぶりに故郷パリに帰って製作、監督に当った色彩映画で、”フレンチ・カンカン”成立のプロセスを縫って一八九〇年代のパリが描かれるもの。「テオドラ」のアンドレ・ポール・アントワーヌの原案を、ジャン・ルノワールが脚色し、台辞を書いた。撮影(テクニカラー)は「赤と黒(1954)」のミシェル・ケルベ、音楽は「悪魔のような女」のジョルジュ・ヴアン・パリスである。「筋金を入れろ」のジャン・ギャバン、「寝台の秘密」のフランソワーズ・アルヌール、メキシコ出身のマリア・フェリクス以下、本年度のディスク大賞を得て売出し中のシャンソン歌手フィリップ・クレー・ミシエル・ピッコリ、ジャンニ・ニスポジト、ジャン・ロジェ・コーシモン、アンナ・アメンドラなどが出演するほか、シャンソン歌手のパタシュウ、アンドレ・クラヴォ、ジャン・レーモン、エディット・ピアフが出演、新進歌手のコラ・ヴォオケエルが声だけの出演をしている。 -
エディット・ピアフの 9人の少年・心はひとつ
制作年: 1948シャンソン歌手でありながら、悲劇的な生涯を送ったエディット・ピアフ主演作。クリスマスイヴの夜、仕事にあぶれた9人の若者たちは、女友だちの叔父が勤めるクラブのオーナーの計らいで舞台に立つ。「バラ色の人生」ほか、数々の名曲が作品を彩る。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:ジョルジュ・フリードランド 撮影:シャルリー・バウアー 音楽:カート・レヴィネク 出演:エディット・ピアフ/ルシアン・バルー/レ・コンパニオン・ド・ラ・シャンソン/ルシアン・ナット