制作年: -1
原作者ラフレニェフはソビエト新文壇の新人、既に多くのシナリオが映画化されたが、就中、この「風」と及び、名監督プロタザーノフによって映画化された評判の大作品「第四十一番」とが有名。監督ショッフェルも又ゴスキノの新進、近くは「ウトリシ」という芸術映画を監督している。この映画の眼目は、内乱及至戦争を前にしての個々人の心理的矛盾を新しい意企の下に新しく描出するにあり、内容は、日本映画でお馴染みの例の明治維新ものを彷彿させるもので、剣戟あり、乱闘あり、濡れ場あり、正に好箇の西洋維新ローマンスである。無声。