ハーポ・マルクス

  • 生年月日:1888年11月23日
  • 没年月日:1964年9月28日

略歴 / Brief history

アメリカ・ニューヨーク生まれ。マルクス・ブラザーズの二男。幼少時代に母親から中古のハープを与えられ、独学で習得した。兄弟で08年頃からヴォードヴィルの舞台に立ち、29年に「ココナッツ」で映画デビュー。当初は4兄弟で出演していたが、「我輩はカモである」(33)を最後にゼッポが脱退して、チコ、ハーポ、グルーチョの3人で活躍した。銀髪の縮れ毛で一言もしゃべらず、狂奔的な動作で動き回り、ハープの演奏は天下一品という彼のキャラクターは、グルーチョの早口、指1本でピアノを弾くチコと共にナンセンスな笑いの世界を作り上げ、サルバドール・ダリなどのシュールレアリストからウディ・アレンまで時を超えて多くのファンを生み出し、後の喜劇人にも多大な影響を与えた。

ハーポ・マルクスの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • ラヴ・ハッピー

    制作年: 1947
    マルクス兄弟の最後の作品となったセンチメンタルコメディ。その日暮らしの劇団員・ハーポは空腹のあまりイワシの缶詰を盗んでしまう。しかし、その中にダイヤのネックレスが隠されていたことから、何者かに狙われることに。マリリン・モンローも出演。【スタッフ&キャスト】監督:デヴィッド・ミラー 脚本:フランク・タシュリン 撮影:ウィリアム・C・メラー 音楽:ポール・スミス 出演:グルーチョ・マルクス/ハーポ・マルクス/チコ・マルクス/マリリン・モンロー
    80
  • マルクス捕物帖 カサブランカの一夜

    制作年: 1946
    「我輩はカモである」「オペラの夜」と同じくマルクス三兄弟が主演する喜劇で、「愛の弾丸」のジョセフ・フイールズがローランド・キビーと協力して脚本を書きおろし、「夜霧の港」のアーチー・L・メイヨが監督したもの。助演は「情熱の航路」のチャールズ・ドレイク「脱出(1944)」のダン・シーモア、西部劇女優のロイス・コリア、マルクス喜劇におなじみのシグ・ルーマン等である。
  • マルクス兄弟 デパート騒動

    制作年: 1941
    現在ロウ・インコーポレーションの副社長であるルイス・K・シドニー製作になる1941年作品。ナット・ペリン(「凸凹ハリウッドの巻」)の原案から、シド・クラー、レイ・ゴールデン及びハル・フィンバーグ(「ごくらく珍爆弾」)の三人が脚色し、「凸凹ハレムの巻」のチャールズ・F・ライスナーが監督に当たった。チャールズ・ロートン・ジュニアが撮影、「夢のひととき」のジョジー・ストールが音楽を担当する。「二挺拳銃」につぐマルクス兄弟を中心に、「迷路」のトニー・マーティン、「姉妹と水兵」のヴァーニア・グレイらが共演する。
  • マルクスの二挺拳銃

    制作年: 1940
    西部を舞台にした土地証文をめぐる騒動を描くコメディで、マルクス兄弟シリーズ第10作。脚本はアーヴィング・ブレッチャーが執筆。製作はジャック・カミングス、監督はエドワード・バゼル、撮影はレナード・スミス、音楽はジョージ・ストール、編集はブランシェ・シーウェルが担当。出演はグルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、ジョン・キャロルなど。
  • マルクス兄弟珍サーカス

    制作年: 1939
    サーカスを舞台にしたマルクス兄弟のコメディ・シリーズ第9作。製作はマーヴィン・ルロイ、脚本はアーヴィング・ブレッチャー、監督はエドワード・バゼル、撮影はレナード・S・スミス、音楽はハロルド・アーレン、フランツ・ワックスマン、編集はウィリアム・H・タヒューンが担当。出演はグルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、マーガレット・デュモン、イヴ・アーデンなど。
    100
  • ルーム・サーヴィス

    制作年: 1938
    金のない客とその客を追い出したいホテルの社長のドタバタ劇を描いた、ブロードウェイで大ヒットした舞台を映画化。破産状態の劇団主宰者・グルーチョと団員が舞台製作費を確保するため、大金持ちを相手にさまざまな策を弄する。マルクス兄弟の代表作。【スタッフ&キャスト】監督:ウィリアム・A・サイター 脚本:モリー・リスキンド 撮影:J・ロイ・ハント 音楽:ロイ・ウェッブ 出演:グルーチョ・マルクス/ハーポ・マルクス/チコ・マルクス/ルシル・ボール
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