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- 浜田晃
略歴 / Brief history
神奈川県横浜市の生まれ。早稲田大学文学部演劇科在学中に学生劇団“自由舞台”に参加。大学卒業後は、文学座演劇研究所を経て文学座に入団し、1965年の『大麦入りのチキンスープ』で初舞台を踏む。同年、TBS『剣』の剣道部員役でテレビドラマに初出演し、以後、数々の舞台と並行しながら、岡本喜八監督「斬る」67、山本薩夫監督「戦争と人間/第一部・運命の序曲」70、佐藤純彌監督「新幹線大爆破」75、「君よ憤怒の河を渉れ」76などの映画に相次いで出演する。また、NET(現・テレビ朝日)の特撮ヒーロー番組『仮面ライダーX』74のヘラクレス、『仮面ライダーストロンガー』75の一つ目タイタンで子供たちにインパクトを与え、特撮ファンからも大いに注目された。80年代以降も、時代劇や刑事ものといったジャンルを問わず、膨大な数の映画、テレビドラマに出演。名バイプレイヤーとしての地位を確立し、東映のヒットシリーズ「極道の妻(おんな)たち」に多く出演するほか、概して悪役の印象が強いが、善玉を演じる機会も少なくない。97年のフジテレビ『踊る大捜査線』では島津捜査一課長に扮し、劇場版「踊る大捜査線 THE MOVIE」98、スピンオフの「容疑者・室井慎次」05でも同じ役を演じている。テレビドラマはほかに、NHK『信長』92、フジテレビ『阿部一族』95、日本テレビ『女医』99、『たったひとつの恋』06、TBS『太陽の季節』02など。長男・浜田学、長女・浜田志保も、ともに役者の道に進んだ。
浜田晃の関連作品 / Related Work
作品情報を見る
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シン・ゴジラ
制作年: 2016「ゴジラ FINAL WARS」以来12年ぶりに日本で製作された「ゴジラ」シリーズ第29作目。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明と「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が短編「巨神兵東京に現わる」に次いで、再びタッグを組んだ。現代日本にゴジラが出現。初めて直面する恐怖に、街中パニックに陥る……。自衛隊の全面協力のリアルな戦闘シーン、シリーズ最大の体長118.5メートルのゴジラがフルCGで造型され、リアリティを追求したストーリーとドキュメンタリータッチの演出で描き出す。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみら総勢328名の日本俳優陣が結集。2016年第90回キネマ旬報ベスト・テン2位、日本映画脚本賞(庵野秀明)。2023年10月27日モノクロ化した「シン・ゴジラ:オルソ」が第4回「『ゴジラ‐1.0』公開記念 山崎貴セレクション ゴジラ上映会」にて上映。75点 -
EDEN(2012)
制作年: 20122011年にこの世を去った原田芳雄がかねてから温めてきたという船戸与一の短編小説『夏の渦』を「カフェ・ソウル」の武正晴監督が映画化。新宿のショーパブで働くニューハーフやゲイたちが、死んだ仲間をトラックで実家まで送り届けようとする顛末を描く。出演は「バトル・ロワイアル」の山本太郎、「はやぶさ 遥かなる帰還」の中村ゆり、「ハッシュ!」の高橋和也。