- キネマ旬報WEB トップ
- 十八代目中村勘三郎
略歴 / Brief history
人間国宝十七代目中村勘三郎の長男。1959年五代目中村勘九郎を襲名、歌舞伎座『昔噺桃太郎』の桃太郎で初舞台を踏む。子役として映画にも出演。映画デビューは木下惠介監督作「今日もまたかくてありなん」(1959)。「アッちゃんのベビーギャング」「ベビーギャングとお姐ちゃん」(1961)で主役のアッちゃんを演じた。歌舞伎界を背負う逸材として歌舞伎の発展に力を入れ、異業種とのコラボレーションや海外公演などに尽力した。2005年に十八代目中村勘三郎を襲名。2012年12月5日急性呼吸窮迫症候群のため死去。
十八代目中村勘三郎の関連作品 / Related Work
作品情報を見る
-
シネマ歌舞伎 ぢいさんばあさん
制作年: 2025歌舞伎を高性能カメラで撮影し映画館で上映する『シネマ歌舞伎』シリーズの1本。森鷗外の短編小説を基に、多くの歌舞伎狂言を遺した劇作家・宇野信夫が作・演出を務めた舞台を映像化した。江戸に住むおしどり夫婦の伊織とるん。伊織は1年間単身京都で勤めをすることになり、再会を誓い別れるが……。出演は「シネマ歌舞伎 桜姫東文章」の片岡仁左衛門と坂東玉三郎。初々しい若夫婦時代から37年後の老夫婦姿までを時にコミカルに、時に物悲しく演じ分け、時の流れをしみじみと描き出す。 -
シネマ歌舞伎 鰯賣戀曳網
制作年: 2021歌舞伎の舞台公演を高性能HDカメラで撮影した“シネマ歌舞伎”で、平成21年1月の歌舞伎座さよなら公演で上演された舞台を上映。中村勘三郎の愛嬌溢れる鰯賣猿源氏と、坂東玉三郎演じる謎めいた気品を漂わせる傾城蛍火が織りなす恋模様を綴る。シネマ歌舞伎だけの坂東玉三郎特別インタビュー映像も収録。 -
シネマ歌舞伎 め組の喧嘩
制作年: 2017十八世中村勘三郎が江戸の芝居小屋を現代に復活させた平成中村座2012月5月の公演を映画館で上映。鳶たちと相撲力士たちの小競り合いを収めた町火消・め組の鳶頭・辰五郎。しかし、武家のお抱えの力士たちより鳶は格下だと言い放たれ、仕返しを決意する。 -
シネマ歌舞伎 棒しばり
制作年: 2016歌舞伎の舞台をデジタルシネマ化する「シネマ歌舞伎」シリーズの第23弾。舞踊の名手として知られ、今年一周忌を迎える10代目坂東三津五郎の代表作を「喜撰」と2本立てで上映。18代目中村勘三郎との名コンビで人気を博した2004年4月歌舞伎座公演より。