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新鋭・池田健太監督が大西礼芳×玄理で描く、いびつな世界のサスペンス「STRANGERS」
2024年9月19日新鋭・池田健太監督が主演に大西礼芳(「嵐電」「夜明けまでバス停で」「鯨の骨」)と玄理(「水の声を聞く」「偶然と想像」)を迎え、現代社会の甘い罠と不安の中で自身を見失っていく女性を描いた心理サスペンス「STRANGERS」が、11月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムなどで順次公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。 婚約者の浮気を知る直子(大⻄礼芳)は、不思議な魅力を持つ同僚の山口紗季(玄理)に導かれてマッチングアプリを開始。さまざまな男と出会い、金を受け取ってかりそめのデートを繰り返し、日に日に派手になっていく。自分の姿が山口に似てきたことに動揺するも、やめられない。こうした行為で不安が取り除かれていると錯覚した直子は、自身を見失い、さらなる不安に沈んでいく──。 https://www.youtube.com/watch?v=jJD8_xtlNbM 脇を固めるキャストは柾木玲弥、小川あんなど。監督の池田健太は、大阪大学基礎工学部でコンピュータサイエンス、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で映画学・脚本を学んだのち、岩井俊二監督に師事し、現在は外資系コンサルティング企業で働きながら脚本家としても活動する異色の経歴の持ち主。短編「午後3時の悪魔」(2018/パリのFestival Silhouette、札幌国際短編映画祭などで上映)を経て、本作で長編デビューを果たした。撮影は「寝ても覚めても」「あの子は貴族」「さかなのこ」の佐々木靖之、音楽は繊細な音色と即興演奏が持ち味の橋本秀幸が手掛ける。 黒沢清監督が「後ろ姿が恐い。静寂が恐い。掛かっている服が恐い。そしてまわりの人はみんな恐くなる。これぞまさに現代ホラーのスタンダード」と称える必見作だ。 〈コメント〉 本作を撮影したのは2年前の初夏でした。穏やかな気候に包まれながら、終始不穏な空気の漂う映画を撮影する楽しさを今でも忘れることができません。恐怖映画を撮っているはずなのに喜劇映画を撮っているような感覚さえあり、その奇妙さは映画本編にも映し出されているのではないかと思います。ある人物に出会ったことで、自分自身認識していなかった自分と対面し変化していく女性を、驚きと喜びをもって演じました。多くの方々にこの映画が届くことを願っています。 ──大西礼芳 あの人みたいになりたい、なれたらこんな人生一発で変わるかも。自分だけちょっと損してる気がする。私だってやれば出来るのに。あの人の方が、上手くやってる。誰しも心に「山口」を抱えてる時代なのかなと思いました。山口を演じた自分の後ろ姿に、次々と他の女の子が重なり合っていって、自分でも見分けがつかなくなる瞬間に心がザワザワしました。 ──玄理 和田を演じさせて頂きました、柾木玲弥です。この作品を通して改めて作品作りの楽しさを感じた、大切な映画です。キャスト、スタッフ含め、全ての人間がプロフェッショナルで、作品をより良いものにしようと切磋琢磨して出来上がった作品です。登場人物それぞれが持つ感情・想いが交錯しながら、物語が進みどう展開されていくのかを、ぜひ劇場でお楽しみください。 ──柾木玲弥 脚本を手にしたとき、物語が未知数で、手がかりが掴めなかった。それは、とても魅力に溢れてました。『STRANGERS』は、一つ一つのシーンが分解され、全体が明らかになってくる、ジグソーパズルのような作品です。でも、輪郭は見えても、正体は不確か。池田監督は、丁寧に緻密に、その作業をされていたと思います。手探りのようなサスペンスを、ぜひ味わってください! ──小川あん 「STRANGERS」 出演:大⻄礼芳、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、佐藤玲、岩瀬亮、谷川昭一朗、玄理 監督・脚本:池田健太 エグゼクティブ・プロデューサー:原典孝 プロデューサー:永山正史、池田健太 音楽:橋本秀幸 撮影:佐々木靖之 美術:安藤真人 スタイリスト:碓井章訓 ヘアメイク:菅原美和子 整音:柳田耕佑 助監督:古畑耕平 制作担当:前田優也 音響効果:武藤晶子 VFX:山本康士 インティマシーコーディネーター:浅田智穂 宣伝美術:千葉健太郎 スチール:江森康之 企画・製作・配給:impasse 2023年/日本/99分/カラー/HD/1.66(ビスタ)/5.1ch/DCP/映倫審査区分:G © impasse -
ケガまみれ男子と心配性女子を軸に高校生たちの日常を描いた田村結衣の同名コミックを、主演に八木勇征(FANTASTICS)、共演に池端杏慈と中村海人(Travis Japan)を配し、新城毅彦(「午前0時、キスしに来てよ」「なのに、千輝くんが甘すぎる。」)が監督を務めて映画化したラブコメディ「矢野くんの普通の日々」が、11月15日(金)より全国公開される。 このたびTravis Japan新曲『Staying with you』の挿入歌起用、ならびに白宮みずほ、伊藤圭吾、新沼凜空、筒井あやめの出演が発表され、ポスタービジュアルと予告編が到着した。 毎日ケガまみれで登校し、普通の高校生活が送れない超不運体質の矢野くん(八木勇征)。気になって仕方ないクラス委員長の吉田さん(池端杏慈)は、矢野くんを全力でサポートすることに。一緒に過ごす中で、二人に恋が芽生えるが……。 白宮みずほはモテ男子・羽柴(中村海人)に恋する泉役、伊藤圭吾はお調子者の田中役、新沼凜空は吉田さんの親友で恋愛に興味がないと話すメイ役、筒井あやめは矢野くんと何かあったと思しき岡本さん役。ミラクルピュアな恋の行方に注目だ。 https://www.youtube.com/watch?v=5zrSWCOjgIY 「矢野くんの普通の日々」 出演:八木勇征、池端杏慈、中村海人、白宮みずほ、伊藤圭吾、新沼凜空、筒井あやめ 原作:田村結衣「矢野くんの普通の日々」(講談社「コミックDAYS」連載) 監督:新城毅彦 脚本:杉原憲明、渡辺啓、伊吹一 音楽:信澤宣明 主題歌:Yellow Yellow/FANTASTICS from EXILE TRIBE(RhythmZONE) 挿入歌:Staying with you/Travis Japan(キャピトル・レコード/ユニバーサルミュージックジャパン) 企画製作:HI-AX 制作プロダクション:ダブ 配給:松竹 ©2024 映画「矢野くんの普通の日々」製作委員会 ©田村結衣/講談社 公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/yanohibi-movie/
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ワン・イーボー主演で国際平和維持部隊の激闘を描く「FPU 〜若き勇者たち〜」
2024年9月18日「無名」「ボーン・トゥ・フライ」「熱烈」のワン・イーボーと「オペレーション:レッド・シー」のホアン・ジンユー共演により、国際平和維持部隊の激闘を描き、中国で週間興行収入No.1を記録した「FPU 〜若き勇者たち〜」が、2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。 国連の要請を受け、紛争が激化するアフリカへ派遣された中国の警察部隊〈FPU(Formed Police Unit)〉。チームワークを重んじる分隊長ユー(ホアン・ジンユー)や正義感の強い狙撃手ヤン(ワン・イーボー)ら精鋭メンバーは、最も危険なエリアに踏み込む。そして大量虐殺、テロ、暗殺、暴動、人質事件など危険なシーンに直面しながらも平和の回復に受けて奮闘する中、予期せぬ事態が起きる──。 『華麗なる皇帝陛下(エンペラー)』のグー・ジアチェンも出演。「マトリックス」でキアヌ・リーブスのアクションコーチを担った武術監督出身のリー・タッチウが監督を務め、「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督が製作総指揮に名を連ねる。銃から装甲車までさまざまな兵器が登場し、エンドクレジットでメイキング映像が流れるのもポイントだ。 「FPU 〜若き勇者たち〜」 監督:リー・タッチウ 製作総指揮:アンドリュー・ラウ 出演:ホアン・ジンユー、ワン・イーボー、チョン・チューシー、オウ・ハオ 2024年/中国映画/中国語/カラー/5.1chデジタル/101分/配給:ハーク © 2024 Zhongzhong (Huoerguosi) Films Co., Ltd. & Wanda Pictures (Huoerguosi) Co., Ltd. All Rights Reserved 公式サイト:www.hark3.com/fpu -
アキ・カウリスマキが仲間と作った映画館に迫る「キノ・ライカ 小さな町の映画館」
2024年9月18日映画監督のアキ・カウリスマキ(「ル・アーヴルの靴みがき」「希望のかなた」「枯れ葉」)が仲間たちと作った映画館をめぐるドキュメンタリー映画「キノ・ライカ 小さな町の映画館」が、12月14日(土)よりユーロスペースほか全国で公開される。 [caption id="attachment_41838" align="aligncenter" width="850"] ミカ・ラッティとアキ・カウリスマキ Photo: Tomi Wahlroos[/caption] フィンランドの森と湖に囲まれた鉄鋼の町カルッキラに、初めての映画館〈キノ・ライカ〉が間もなく誕生する。椅子を取りつけ、スクリーンを張るのはアキ・カウリスマキと仲間たちだ。住民は期待に胸を膨らませ、口々に映画について話し出す──。 本作はカウリスマキと共同経営者の作家ミカ・ラッティが、映画館オープンに向けて尽力し、インタビューに応じる姿などを映出。そして「枯れ葉」に出演した女性デュオのマウステテュトットや「希望のかなた」のヌップ・コイヴ、サイモン・フセイン・アル・バズーン、「ラヴィ・ド・ボエーム」のエンディング曲『雪の降る町を』や「枯れ葉」の劇中歌『竹田の子守唄』を歌っているフィンランド在住の日本人・篠原敏武、「オリ・マキの人生で最も幸せな日」「コンパートメントNo.6」のユホ・クオスマネン監督、さらに盟友ジム・ジャームッシュ監督が登場し、カウリスマキや映画への思いを語る。 監督を務めたヴェリコ・ヴィダクは、妻と生後8ヵ月の娘を伴ってカルッキラに1年間滞在し、撮影に挑んだ。カウリスマキの理想の映画館が町にもたらす変化の兆し、そしてこれからの映画館の可能性を見つめた注目作だ。 [caption id="attachment_41837" align="aligncenter" width="850"] アキ・カウリスマキ © 43eParallele[/caption] 「キノ・ライカ 小さな町の映画館」 監督・脚本・撮影・編集:ヴェリコ・ヴィダク 脚本:エマニュエル・フェルチェ 出演:アキ・カウリスマキ、ミカ・ラッティ、カルッキラの住人たち、ジム・ジャームッシュ、ヘッラ・ユルッポ、マウステテュトット、ヌップ・コイヴ、サイモン・アル・バズーン、ユホ・クオスマネン、エイミー・トービン 2023年/フランス・フィンランド/81分/2.00:1/DCP/フィンランド語、英語、フランス語 原題:CINEMA LAIKA 配給:ユーロスペース 提供:ユーロスペース、キングレコード 公式サイト:eurospace.co.jp/KinoLaika -
ジャルジャルの福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした恋愛小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』映画化が決定し、ティザービジュアルとコメントが解禁された。 監督は「勝手にふるえてろ」(17)、「私をくいとめて」(20)など数々の話題作を手がける大九明子。主人公の大学生・小西徹を演じるのは、萩原利久。ヒロイン・桜田花には河合優実。萩原とは初共演となる。 関西大学構内で撮影したティザービジュアルは、青空の下、出会う前の小西と桜田を切り取っていて、今後の2人の物語に期待が膨らむビジュアルになっている。 〈コメント〉 監督・脚本:大九明子 このシナリオを書き始めた2年前、私は命のことばかり考えていました。永遠だと思っていた身近な人の命や、紛争戦争で奪われる命のことなど。だからでしょうか、若い登場人物達がピリッと張り詰めて命を燃やす一瞬一瞬を、せめて私が撮る間くらいは間違いも含めて全部肯定したかったのです。お久しぶりー、の萩原利久さんも、この間はどうもー、な河合優実さんも、私にとってはお馴染みのお二人、どちらもキラキラ燃えていました。“セレンディピティ”と呼びたくなる面白い偶然がいくつも重なり合って完成した本作。映画館の暗がりにて、皆さんをお待ちしております。 萩原利久(小西徹 役) 小西を演じてみて、「本当に難しかったな」というのが率直な感想です。全体でもそうですし、シーン1つ1つを取ってみても常に掛け違えているんじゃないかと考えていました。とことん自由だけど、とことん考える、そんな現場でした。 河合さんと初共演して、すごく強くて、しなやかな方だなと思いました。小西と桜田さんのやりとりはこれっていう正解がなく難しいと思うんですけど、河合さんはしっかりと芯を持って演じられていて、とても頼りにさせてもらっていました。 世の中で見たら小西たちがやっていることはすごく小さなテリトリーの中での話で全員が共感できるものでないかもしれません。ただ共感できない人も小西たちの世界をちょっと覗くような感覚で見てもらえたら楽しんでいただけると思います。 是非みなさん劇場でご覧ください! 河合優実(桜田花 役) 桜田花を演じました、河合優実です。 人を想うというシンプルなことを、それぞれの立場でひねくれながら、それでも大切にわかろうとしているような人たちのお話でした。そして映画を作る私たちも登場人物たちと一緒になって、大切なことを大切にわかろうとしていた現場だったような気がします。その答えのない営みを萩原利久さんはとてもまっすぐな力で、一緒にしてくれたと思っています。また、このような作品で大九明子監督と再会することができたことを嬉しく思います。この映画を通して出会ってくれたみなさんに感謝しています。 ご覧いただいたみなさんの胸に風が通り抜けるような映画にきっとなりますように。 原作:福徳秀介(ジャルジャル) 映画化、とても嬉しいです。めちゃくちゃ嬉しいです。〈嬉しい〉に勝る言葉はないですね。 完成した映画も見させていただきました。最高の映画でした。それはそれは最高の映画でした。〈最高の映画〉なんて安易な言い方ですが、本当に最高の映画です。 この映画、皆さまに本気でオススメします。 皆さまの大切な2時間を、この映画にくださいませ。 見終わったあとは、放心状態になります。そして誰かと喋りたくなります。 STORY 思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんと、他愛もないことでふざけあう日々。ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われる。思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合。会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せると思った矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲う──。 「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」 原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊) 監督・脚本:大九明子 出演:萩原利久、河合優実 製作:吉本興業、NTTドコモ・スタジオ&ライブ、日活、ザフール、プロジェクトドーン 製作幹事:吉本興業 制作プロダクション:ザフール 配給:日活 ©️2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会