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  •   くるりのオリジナルメンバーによるアルバム制作に密着したドキュメンタリー「くるりのえいが」が、10月13日(金)より全国の劇場で3週間限定公開。配信も同時スタートする。     〈くるり〉は立命館大学の音楽サークル〈ロック・コミューン〉に所属していた岸田繁、佐藤征史、森信行が1996年に結成。このたび制作されたのはバンドにとって14枚目のオリジナルアルバムで、脱退していた森を加えたオリジナルメンバー3人が2022年に着手した。伊豆スタジオで、0から1を生み出す作業が重ねられる──。 なぜ今3人での制作を選択したのか、どのように曲が生まれるのか? なおアルバムは映画公開に先立って10月4日(水)にリリース。併せて期待したい。   「くるりのえいが」 出演:くるり、岸田繁、佐藤征史、森信行 音楽:くるり オリジナルスコア:岸田繁 監督:佐渡岳利 プロデューサー:飯田雅裕 配給:KADOKAWA 企画:朝日新聞 宣伝:ミラクルヴォイス オフィシャルサイト: qurulinoeiga.jp 公式Twitter:@qurulinoeiga ©2023「くるりのえいが」Film Partners
  •   2014年7月にウクライナのドネツク州で起きたマレーシア航空17便撃墜事故を背景に、同地で懸命に生きる一人の女性を描き、第95回アカデミー賞最優秀国際長編映画賞ウクライナ代表に選出、第38回サンダンス映画祭ワールドシネマ部門監督賞や第72回ベルリン国際映画祭パノラマ部門エキュメニカル賞など41冠に輝いた「世界が引き裂かれる時」が、6月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開。冒頭シーン映像と著名人コメントが到着した。     出産間近のイルカと夫のトリクが暮らす家に、轟音とともに大きな穴が空いてしまう冒頭の一幕を、ロングテイクで捉える。この後、修繕に取り掛かろうとする夫婦をよそに、親ロシア派と反ロシア派の対立がエスカレートし……。   〈コメント〉(敬称略/順不同) 加藤登紀子(歌手) 言葉が見つからない。ただもう凄い映画です。 農家の夫婦の普通の暮らしの真っ只中に戦争が飛び込んでくる。 その普通さと異常さが見事に描かれている。2014年にウクライナの東部、ドンバスで本当に起こったこと。 それから9年、今がどんなことになっているのか、ただもう胸が痛いです! 片渕須直(アニメーション映画監督) どんな結末ならばこの物語の人々にとっての救いとなるのだろうと考えながら見続けて、自分たちの非力さを痛く感じた。 映画を見終えてもまだ本当の結末を知ることはできない。描かれるのは、2014年ウクライナ東部ドンバスなのだから。 今もなお矛盾のただ中にある。 児玉浩宜(写真家) 平穏な暮らしに、にじり寄る狂気に満ちた現実。 広大な土地をとらえた詩的映像のなかで、人々の心に静かに巣食う虚しさと主人公・イルカの情動が見るものの心に突き刺さる。 これらの物語の続きが、いまある『世界』なのだと痛感する。 上田洋子(「ゲンロン」代表) ウクライナの田舎の、だだっ広い風景。空と大地のコントラストがとても美しい。 人間の愚かさが調和を乱し、風景は不安定になる。 世界を乱すのは決まって人間だ。寓話的なタッチが、しみじみと恐ろしい映画である。 速水螺旋人(漫画家) 普段の生活は多様な彩りでできあがっている。 それをたったふたつに分けてしまうのが戦争だ。敵と味方、生と死。 乱暴にも土足で、断りもなく。そのとき僕は彩りを守ることができるだろうか。 崩れた部屋を掃除し、レンガを積み直すように。       配給:アンプラグド ▶︎ ウクライナの家に空いた〈穴〉から、未来の惨禍が見える──「世界が引き裂かれる時」
  •   藤竜也と麻生久美子の共演で、尾道の小さな豆腐店を舞台に職人気質の父と頑固な娘との物語を綴った三原光尋監督作「高野豆腐店の春」が、8月18日(金)よりシネ・リーブル池袋、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかで全国公開。本予告映像と本ポスタービジュアルが到着した。     尾道の一角にある高野豆腐店。愚直な父・高野辰雄(藤竜也)と明るく気立てのいい娘・春(麻生久美子)は、陽が昇る前に厨房に入り、こだわりの大豆で豆腐を作っていく。仲間たちとの変わらぬ和やかな日々の中、それぞれに新たな出会いが訪れるが……。 藤竜也と三原光尋監督のタッグは、「村の写真集」(2004)「しあわせのかおり」(2008)に続きこれが3度目。藤と麻生久美子の共演は、「猫の息子」(1997)以来26年ぶり。そして辰雄が偶然出会い、心惹かれていく独り身の老婦人・中野ふみえを中村久美が演じる。柔らかくて、甘くて、苦い── “お父ちゃんの作るお豆腐” のように味わい豊かな物語だ。     「高野豆腐店の春」 出演:藤竜也、麻生久美子、中村久美、徳井優、山田雅人、日向丈、竹内都子、菅原大吉、桂やまと、黒河内りく、小林且弥、赤間麻里子、宮坂ひろし 監督・脚本:三原光尋 製作:桝井省志、太田和宏 プロデューサー:桝井省志、土本貴生、山川雅 撮影:鈴木周一郎(JSC) 照明:志村昭裕 録音:郡弘道 美術:木谷仙夫 編集:村上雅樹(JSE) 音楽:谷口尚久 タイトルデザイン:赤松陽構造 助監督:金子功、小村孝裕 アシスタントプロデューサー:吉野圭一 企画・製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ 配給:東京テアトル 製作:アルタミラピクチャーズ、東京テアトル 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会 ©2023「高野豆腐店の春」製作委員会
  •   特定の姿を持たない恐怖の存在 “ブギーマン”。その伝承に基づくスティーヴン・キングの短編小説を映画化した「ブギーマン」が、8月18日(金)より全国公開される。予告編とポスターが到着した。     母親の突然の死から立ち直れずにいる9歳のソーヤーと、姉で女子高生のセイディ。セラピストである父親ウィルも打ちひしがれ、娘たちと向き合えない。そんな家族に得体の知れない“何か”が忍び寄っていた……。 ドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の製作会社21 Lapsが手掛け、全米で初登場3位となった本作。セイディ役に『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』のソフィー・サッチャー、ソーヤー役に『オビ=ワン・ケノービ』のヴィヴィアン・ライラ・ブレア、ウィル役に「AIR/エア」「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のクリス・メッシーナ、謎の患者レスター役に「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のデヴィッド・ダストマルチャンを配している。監督は「ズーム/見えない参加者」のロブ・サヴェッジ。戦慄のサスペンスホラーに期待したい。     「ブギーマン」 原作:スティーヴン・キング 監督:ロブ・サヴェッジ 製作:ショーン・レヴィ、ダン・レヴィン、ダン・コーエン 出演:ソフィー・サッチャー、クリス・メッシーナ、ヴィヴィアン・ライラ・ブレア、デヴィッド・ダストマルチャン 原題:THE BOOGEYMAN 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン © 2023 20th Century Studios.
  •   法に抗って同性を愛する自由を求め続けた男の20余年にわたる物語を描き、2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞、2022年アカデミー賞国際長編映画賞オーストリア代表作に選ばれた「大いなる自由」が、7月7日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかで全国順次公開。オープニングシーン映像と著名人コメントが到着した。     1968年の西ドイツ。男子トイレの個室に若い男が入り、間をおいて中年男ハンスが続く。その模様を捉えた映像が流れるのは、裁判の場だ。審議は粛々と進み、ハンスに反論の機会が与えられることなく、男性の同性愛を禁じた刑法175条に反したとして「執行猶予なしの懲役24ヵ月」が言い渡される。車で刑務所に連行され、入所手続きを行うハンスはどこか淡々としていた……。 終戦後の1945年、恋人と共に投獄される1957年、刑法改正が報じられる1968年という3つの時代を行き来しながら、愛する自由を諦めないハンスの闘いを描いていく本作は、最後の1968年から始まる。 脚本も担当したセバスティアン・マイゼ監督は「劇中に登場するような、隠しカメラでの監視はかつて実際に行われていました」と語る。彼がそうした映像と出会ったのは、アメリカに残る公的フィルムに基づいたあるインスタレーションを見た時だったという。「男性同士の恋愛が犯罪とされていたため、彼らはつかの間の出会いの場を作る必要があったのです。その中には、“クラッペ”と呼ばれる男性用公衆便所も含まれていて、風紀警察が知恵を絞り、熱心に探っていました。映像を見ると、“異常なのは撮る側と撮られる側のどちらなのか?”という疑問が湧いてきます。それらの映像を見たとき、これを映画の始まりにするべきだと思ったんです」(マイゼ監督)。   〈コメント〉(五十音順/敬称略) もうそれ以外には何も持っていないかのように、愛だけを抱えて生きるハンスが眩しい。愛と欲望は人の心の中にあるものなのに、その外側の都合で繰り返し繰り返し押し潰される。それでも愛も欲望も壊れはしないのは、やはり人の心の中にあるものだから。 ──王谷晶(小説家)   この映画を見るあなたは主人公ホフマンを演じるフランツ・ロゴフスキの表情と佇まいに、冒頭から吸い込まれるように見入るだろう。そしてラストシーンでは陶然とするような、宇宙に放り出されるような経験を味わうだろう。 ──岡田利規(演劇作家・小説家・チェルフィッチュ主宰)   その肌に温もりを絶やさぬよう、誰かが灯した火。私のためでも、あなたのためでもない。例えを拒む、震える光。条件付きの「未来」を尻目に、またどこかでガラスが割れる。その目はいつも開いてる。 ──折坂悠太(シンガーソングライター) 「本当の自由とは何か」という問いを突きつけてくるようなラストシーンに、どう応答したら良いのか今もわかりません。監獄の光と闇の中で紡がれる、自由をあきらめることができなかった男のドラマを、これからの人生で何度も思い出しそうです。 ──カナイフユキ(イラストレーター)   それにしても、『青』の囚人服とおとこの裸体がこんなにもエロチックで美しいとは思わなかった。マッチの炎が一際おとこを妖しくさせるのはクリステル・フルニエの才能。 ──北村道子(スタイリスト)   あらゆる轟音が、無音のように感じられた。 その一方で、エンドロールの微かなホワイトノイズは最も大きな叫びとなり、どこまでも正直に生きようとするハンスを抱擁しているようだった。多彩な色温度の照明、そのすべてに存在意義があるように、だれの光も邪魔しない社会を願う。 ──木村和平(写真家)   同性愛者ハンスの腕に黒黒と刻印された二重の入れ墨。同様の峻烈な痛みが胸に刻まれ跡を残す。透明で強靭な闇と、時折、開く光の窓。刑法175条の歴史。内と外の概念が逆転する。観た後、自分が変わる映画だ。 ──小池昌代(詩人・作家)   ニルス・ペッター・モルヴェルの劇中に流れる不協和音のようなソロはマイルス(ディヴィス)の『処刑台のエレベーター』あるいは黎明期日本のフィルムノワールを想起させる。ラスト近くのフリー・ジャズの演奏がこの映画を物語る音像と想定されるならば、その命題とのパラドックスが監督の意図なんでしょう。 ──須永辰緒(DJ・音楽プロデューサー)   ハンスが求めていたのは肌と肌、心と心が密着するような親密さだった。同性愛禁法のせいで戦後も入獄を繰り返した彼が、監獄内で初めてロマンチックな愛や、深い信頼関係を知る。カメラはそんな彼を肌に触れそうなほど近くから写し続けた。 ──多和田葉子(作家・ドイツ在住)   LGBTQの人間的権利確保のための長きにわたる精神的苦闘を描く「政治的に正しい」装いの映画だ。実際、構成材料の99%は確かにそれ系なのだけど、残り1%で「すべてをひっくり返し、価値観を再定義」してしまう、とてもきわどい内面アート作品なのだ。なるほどカンヌで評価されるだけのことはある、と感嘆せずにいられない。 ──マライ・メントライン(独、和翻訳家・TVプロデューサー)   暗闇が隠そうとする、あるいはそこに隠れることで生まれる関係性。おぼろげな煙草の火が浮かび上がらせるのはハンスが築いた関係性であり、そこにいたかもしれない無数の誰かの消せない感情でもある。 ──ミヤギフトシ(現代美術家)   人間は自由のもたらす孤独に耐えられるのか、というエーリッヒ・フロムの問いがナイーブに思えるほど。ここに描かれるのは、自分の精神を、肉体を縛りつける空間や力から切り離しとことん守り抜こうとする、純度の高い「自由」への渇望。 ──藪前知子(東京都美術館学芸員・「山口小夜子」「石岡瑛子」展キュレーター)       Story 第二次世界大戦後のドイツ。男性同性愛を禁じた刑法175条のもと、ハンスは性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の殺人犯ヴィクトールは彼を嫌悪して遠ざけようとするが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所にいたことを知る。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる頑固者ハンスと、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知しているヴィクトール。反発から始まったふたりの関係は、長い年月を経て、互いを尊重する絆へと変わっていく。   ©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions 配給:Bunkamura ▶︎ カンヌで受賞。法に抗って同性を愛する自由を求めた男の物語「大いなる自由」

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