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  •   アメリカン・ニューシネマを代表する一作「バニシング・ポイント」の4Kデジタルリマスター版が、3月3日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。日本オリジナルの最新メインビジュアルと予告編が到着した。     スピードにすべてを賭け、デンバー〜サンフランシスコ間を15時間で走破せんとする主人公コワルスキーの物語が、他のニューシネマとは一線を画すような体制も反体制も超越した虚無感を漂わせつつ展開。カー・アクションとロックンロールを交差させ、メビウスの輪のような円環的構造とともに “消失点への疾走” を描き出した、鮮烈なる孤高の雄編だ。     予告編はセガリーニ&ビショップの楽曲『オーヴァー・ミー』およびコワルスキーと感応するDJスーパー・ソウルの実況にのせ、コワルスキーが運転するダッジ・チャレンジャーと警官隊とのチェイス、印象的な人々やシーンを次々と映し出す。約半世紀ぶりのスクリーンへの帰還は、映画に新たな解釈と評価をもたらすはず。                 Story ベトナム戦争で名誉勲章を授かり、元バイクレーサーかつストックカーレーサーであり、警官を懲戒免職処分となった今は車の陸送を生業とするコワルスキー(バリー・ ニューマン)。彼はデンバーから1200マイル離れた西海岸サンフランシスコまで、白の70年型ダッジ・チャレンジャーを15時間で届ける賭けをした。 交通法規を無視して爆走するコワルスキーを各州警察が追跡する中、警察無線を傍受した盲目の黒人DJスーパー・ソウル(クリーヴォン・リトル)がその様子をラジオで実況。死の恐怖も厭わず、憑かれたようにハンドルを握るコワルスキーは、野次馬やメディアが押し寄せる中、バニシング・ポイント(消失点)へ向けてアクセルを踏み込む──。   「バニシング・ポイント」(4Kデジタルリマスター版) 出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー、ヴィクトリア・メドリン、ポール・コスロ、ギルダ・テクスター、デラニー&ボニー&フレンズ、アンソニー・ジェイムス、セヴァーン・ダーデン、ジョン・エイモス 監督:リチャード・C・サラフィアン 製作:ノーマン・スペンサー 原案:マルコム・ハート 脚本:ギレルモ・ケイン(ギリェルモ・カブレラ=インファンテ) 撮影:ジョン・A・アロンゾ テーマ曲「バニシング・ポイント」“Nobody Knows” by キム&デイヴ 編集:ステファン・アルンステン スタント・コーディネーター:キャリー・ロフティン、ルー・イライアス 1971年/アメリカ映画/カラー/99分/ビスタサイズ/モノラル/4KDCP/キューピッド・プロダクション+20世紀フォックス作品/原題:VANISHING POINT/米国公開:1971年3月13日/日本公開:1971年7月17日 © 1971 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed. 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved. キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給 公式HP:vanishingpoint2023.com 公式Twitter:@vanipointfilm
  •   名匠オタール・イオセリアーニの全監督作21本をデジタルリマスター版で上映する〈オタール・イオセリアーニ映画祭 〜ジョージア、そしてパリ〜〉が、2月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シアター・イメージフォーラムで開催。日本で劇場初公開となる「月の寵児たち」(84)の本編映像・場面写真および同作で俳優デビューしたマチュー・アマルリックのコメント、さらに各作への著名人コメントが到着した。     イオセリアーニが故郷ジョージアからパリに拠点を移して初の長編であり、ヴェネチア国際映画祭審査員大賞に輝いた「月の寵児たち」。パリの女画廊主と愛人の技師、鉄砲店主、美容師、警視、空き巣の父子、過激派の音楽教師、娼婦、暗殺者のアラブ人、ホームレスなどが主役・脇役の区別なくポリフォニックに描かれた、奇想天外でとぼけた味わいの群像劇だ。到着した本編映像では、「空き巣の息子」を演じるマチュー・アマルリックが確認できる。         場面写真は、イオセリアーニ作品ではおなじみの食事シーン、窓から外を見る空き巣親子と隣人女性、テレビに釘づけの子供たちを切り取っている。   マチュー・アマルリックのコメント みなさんは何と幸運なのでしょう! あなたたちは一人の映画作家を発見することになるのです。彼のおかげで世界は再び、生きていてよかったと思えるもので一杯になる。彼は皮肉屋だけれど心根はやさしく、不条理かと思えば音楽性に富んでいて、そして可笑しい。 まずは彼が故国で撮ったジョージア映画から見始めてください。 それから彼がフランスで撮った映画。 ぼくはオタールのおかげで映画の世界に入ることができて、とんでもなく幸運でした。彼がぼくの人生を見つけ出してくれたのです。彼は子供の頃からぼくを知っており、ピアノの練習を助けてくれたし、もっと後では、映画の編集を手伝ってくれました。毎日彼のことを思います。彼の精神の気高さ、遊びを許す正確さ、人やものに投げる優しい、いたずらっぽい視線。今ほど彼が求められる時代もありません。 お楽しみください。   各作への著名人コメントは以下(敬称略)。 「月の寵児たち」(84) 歴史、生活の中で 繰り返される愛おしさと 繰り返してしまう愚かさの同居に、 悲しさがコメディになる事を思い出していました。 場所や音、モノ、動物達がそれを関係ないみたいに側で見ている事で、その哀愁漂う人間臭さが 強調されていたのが印象的でした。 ──たなかみさき(イラストレーター) [caption id="attachment_21012" align="aligncenter" width="2000"] ▲たなかみさきイラスト[/caption] 「そして光ありき」(89) 舞台がアフリカ、ディオラ族の暮らす森に変わってもイオセリアーニ節は全く変わらず!むしろこの作品があっての後の傑作群なのではと思う。 セリフが無くとも伝わってくる強烈なメッセージ! ──川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)(ミュージシャン) 「唯一、ゲオルギア」(94) 時空を超えて、ジョージアの歴史、文化、人々の想いが交錯する形で伝わってきた。 ジョージアの全てを知る上でとても意義があり、ソ連とはなんだったかということ、ウクライナ問題の根源を知る上でも大変貴重な映画だ。 ──廣瀬陽子(慶應義塾大学 総合政策学部教授) 「ここに幸あり」(06) よしっ、決めた! わたしもここの住人になる! ──矢野顕子(ミュージシャン) 「汽車はふたたび故郷へ」(10) 時間がゆっくりと心持よく流れてゆく。 こんな映画は今日ではめったに見られるものではない。 イオセリアーニは、いい監督だ。 ──山田洋次(映画監督) 「皆さま、ごきげんよう」(15) こんなに世の中が不条理で人生が辛く思える時、同じ世界が美しさも希望も含んでいることをチャーミングに教えてくれるイオセリアーニ監督にただ感謝したい。 ──山崎まどか(コラムニスト)   配給:ビターズ・エンド ▶︎ オタール・イオセリアーニ映画祭開催。日本未公開作を含む21本をデジタルリマスター版で! ▶︎ イオセリアーニ映画祭で劇場初公開の「そして光ありき」、冒頭映像・場面写真・監督コメント公開
  •   異才ダニエル・シュミットが当代一の女形である歌舞伎役者・坂東玉三郎を主人公に日本で撮影した「書かれた顔」(95)の4Kレストア版が、3月11日(土)よりユーロスペースほかで全国順次公開。メインビジュアル、予告編、著名人コメントが到着した。     『鷺娘』『大蛇』『積恋雪関扉』の舞台映像で玉三郎が濃厚な美の世界へ誘い、俳優の杉村春子や日本舞踊家の武原はんの談話、ならびに現代舞踏家・大野一雄の舞踏が挿入される。女形という特異な存在を通してジェンダーや生死を見つめ、フィクションとドキュメンタリーの境界に虚構としての日本の伝統的女性像を浮かび上がらせた、ダニエル・シュミットならではの夢幻的な異色作だ。 撮影はシュミットの盟友にして多くの偉大な映画作家と組んできた名手レナート・ベルタ。そして、芸者に扮した玉三郎を2人の男が奪い合う挿話『黄昏芸者情話(トワイライト・ゲイシャ・ストーリー)』は青山真治が助監督を務めた。 映画は1995年にロカルノ国際映画祭で上映。4Kレストア版は2022年に同映画祭で世界初上映され、日本では同年10月開催の〈現代アートハウス入門ドキュメンタリーの誘惑〉で公開された。     各者コメントは以下。 ダニエル・シュミット(※公開時パンフレットより抜粋) この映画はドキュメンタリーではありません。フィクションです。わたしは、黄昏についての物語、すなわち映画についての映画を作り上げようとしているのです。 わたしは坂東玉三郎という奇跡を何度も目のあたりにしてきました。けれど、わたしはその謎を、その秘密を、解き明かそうとは思いません。この作品は、その坂東玉三郎という秘密とともに作った映画であり、日本という秘密とともに作った映画なのです。 青野賢一(文筆家、選曲家) 女形を演じることについて坂東玉三郎が語り、役のために顔を塗る姿をカメラがとらえるとき、フィクションの世界が現実を侵食する。作中の『黄昏芸者情話』の悲しくも甘美なノスタルジーと大野一雄の舞踏に心打たれた。 川口隆夫(ダンサー・振付家) 魂の水底の深い暗闇から湧き起こる大野一雄の踊りは、シュミットの映像の中でほわっと浮きがり、まるで水面を滑るように軽やかで優雅、しかもこの上なく愛くるしい。  川村美紀子(ダンサー・振付家) その顔は誘う。ふと僕を香らせたかと思えば、ほの暗い奈落へと姿くらませて。いま追いかける、目くばせの先を。ひそやかに踊る唇を。 草野なつか(映画作家) 幕が閉じて映画が始まる。 はざまの場所で<ごっこのできる人たち>が無邪気な笑顔や少女のようなはにかんだ表情をみせ、舞踏のブルーが、<こちら側>との距離を曖昧にする。 『黄昏芸者情話』の素晴らしい音設計を経て、時間も空間も超えた旅は終わりへ向かっていく。それでもきっと、幕は何度でも開くのだろう。 黒田育世(振付家・ダンサー) かけがえのない芸で舞台のためにご自身を手放していく姿。 その美しいお姿が、厳しいお稽古と失敗の許されない本番の、気の遠くなる程の積み重ねであること。 この構図が異次元のそして異様な優しさに思えてなりません。 あの時舞台一面に湛えられた夢のような風景は、次元を超えた優しさによって観客に手渡されていたはずです。 たしか10歳だった私は、玉三郎さんの舞に取り憑かれ、その夢を大事に持ち帰り、40年近く経った今も心にずっとしまっています。 俳優の優の字をもう一度ずしんと手渡してくれる映画です。 スピリアールト・リサ(映画監督) 舞と弦、隠れた鏡、重なる層。あやつる指と、舐める指。見終わったあと、私の心に青い宝石箱がありました。アメイジング! 甫木元空(映画監督) 大学に入り授業で初めてみた映画が「書かれた顔」でした。 物語を飛び越える幸福なアクションの連続。登場人物の所作一つ一つが一筆書きの踊りの様に映画を貫く。 ドキュメンタリー?フィクション?真実?嘘?そんな事どうでもいいと言わんばかりにアクション映画でありミュージカル映画…… 次から次へとジャンルをはみ出しながら動き続ける黄昏と映画。 映画の謎がこの映画には散りばめられている、そんな気がします。 麿赤兒(大駱駝艦主宰・舞踏家・俳優) 日本のレジェンドたちの妖・怪・美をダニエル・シュミット監督が色鮮やかに織り上げる! 我々は秘密の花園に誘われ浮遊する。                     「書かれた顔 4Kレストア版」 監督:ダニエル・シュミット 出演:坂東玉三郎、武原はん、杉村春子、大野一雄、蔦清小松朝じ、坂東弥十郎、宍戸開、永澤俊矢 撮影:レナート・ベルタ  1995年/日本・スイス合作/カラー/94分/ヴィスタ・サイズ 製作:ユーロスペース、T&Cフィルム/プロデューサー:堀越謙三、マルセル・ホーン 配給:ユーロスペース 公式HP:kakaretakao.com ©1995 T&C FILM AG / EURO SPACE   ▶︎ 〈現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑〉開催。18名の映画作家の推薦作は? ▶︎ 「書かれた顔」4Kレストア版などが上映決定。〈現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑〉
  • 第96回 キネマ旬報新人女優賞受賞をはじめ、山路ふみ子映画賞、報知映画賞、毎日映画コンクールなど、2022年度の映画賞新人賞を総なめにした感がある嵐莉菜が主演した、川和田恵真の監督デビュー作「マイスモールランド」のBlu-ray&DVDが現在発売中。また2月10日からは2週間限定で新宿ピカデリー、MOVIX 川口、なんばパークスシネマの3劇場にて凱旋上映も決定。さらに2月13日には新宿ピカデリーにて嵐莉菜、川和田恵真監督の登壇する舞台挨拶も実施されることとなった。   日本のクルド人家族を襲う理不尽な現状 この映画は、2000人近くのクルド人が住むという埼玉県で暮らす、難民申請中のクルド人の一家を主人公に、在留資格を失った彼らが、理不尽な社会と向き合いながら自分の居場所を探していく姿を、一家の長女で高校生のサーリャを中心に描いたものだ。 在留資格を失えば、日本で働くことは認められず、住んでいる県から許可なく出ることもできず、病気になっても保険がきかない。大学受験を控えたサーリャは、それによって小学校の教師になるという夢に向かって進むことが難しくなり、県境を越えた東京のコンビニでアルバイトすることもできなくなる。解体工事の仕事をしていた父親は、不法就労していることが露見して入国管理局に収容され、いつ釈放されるかもわからない。母を亡くし、中学生の妹と幼い弟の面倒を見る生活が、サーリャ一人の肩にのしかかってくる。川和田監督は日本で暮らすクルド人に取材して、彼らが直面している問題を劇中に織り込みながら、難民に対するこの国の在り方に警鐘を鳴らしている。一方で自身もイギリスと日本のルーツを持つ監督は、5つの国のルーツを持つモデルの嵐莉菜を主演に抜擢し、日本人として生きたくてもその外見から偏見を持たれてしまう状況を映し出している。   鮮烈なデビューを飾った、主演の嵐莉菜 これが映画初出演の嵐莉菜が魅力的で、クルド人としての誇りを失わないで生きようとする父親に反発しながら、ルーツに左右されず自分の居場所を見つけようともがくサーリャを、入神の演技で表現している。サーリャはバイト仲間の聡太(奥平大兼)に心を開くが、ふたりの前にも在留資格を持たないクルド人という壁が立ちふさがる。様々な困難に直面しながらも、前を向いて生きようと強い決意を示す嵐莉菜のラストの表情に、新たなスターの誕生を確信した。   95分に及ぶ特典映像を収録! 特装限定版のBlu-rayには40分を超えるメイキング映像や、アムネスティ国際映画賞特別表彰に輝いたベルリン国際映画祭での監督挨拶、さらには公開時のイベントや公開初日の挨拶風景など、95分に及ぶ映像が収録された特典ディスクがついている。 また2週間限定凱旋上映も決定していて、社会的なテーマを内包した鮮烈な青春映画「マイスモールランド」への注目度は、さらに高まっていきそうな気配がある。   文=金澤誠 制作=キネマ旬報社     https://www.youtube.com/watch?v=UIPPmp2kBvU       「マイスモールランド」 <ストーリー> クルド人の家族とともに、生まれた地を離れ、幼い頃から日本で育った17 歳の少女、サーリャ。少し前までは同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を送っていた。ある日、難民申請が不認定となり、家族の日常が⼀変する。埼⽟に住むサーリャは、在留資格を失った今、バイトをして、大学に進学し、東京の高校に通う聡太と自由に会うこともできない。日本に居たいと彼女が望むことは“罪”なのだろうか―?   ●上映、舞台挨拶情報 2月10日(金)より全国3館にて2週間限定で凱旋上映が決定 【実施劇場】 ・新宿ピカデリー・MOVIX 川口・なんばパークスシネマ ※2月13日には新宿ピカデリーにて舞台挨拶も実施! ▶凱旋上映、舞台挨拶の詳細情報はこちら   ●Blu-ray&DVD好評発売中(レンタル配信実施中) ▶Blu-ray&DVDの詳細情報はこちら ●Blu-ray:6,600円(税込) ・予告編×3種(15 秒、30 秒、60 秒) 【封入特典】 特典ディスク(DVD) ・making of My Small Land (ナレーション:リリ・カーフィザデー) ・イベント映像集(完成披露試写会、上映会・Q&A in 日本外国特派員協会、公開記念舞台挨拶 in 東京、公開記念舞台挨拶 in 大阪) ・未公開シーン ・主題歌「N e w M o r n i n g」 Music Video ・特別映像 (ナレーション:奥平大兼) 4 つ折りライナーノート 美術解説「マイスモールランドの世界ができるまで」/クルドの文化紹介 特製スリーブケース ●DVD:4,180円(税込) 【映像特典】 ・予告編×3種(15 秒、30 秒、60 秒) ●2022年/日本/本編114分 ●監督・脚本:川和田恵真 ●出演:嵐莉菜、奥平⼤兼、アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー、韓英恵、吉田ウーロン太、板橋駿谷、田村健太郎、池田良、サヘル・ローズ、小倉一郎、藤井隆、池脇千鶴、平泉成 ●発売・販売元:バンダイナムコフィルムワークス ©︎2022「マイスモールランド」製作委員会
  •   ナチス・ドイツに対するスロバキア民衆蜂起を背景に、閉鎖的な軍需工場のある村で生き延びるために奔走する男女を描いたサスペンスドラマ「未来は裏切りの彼方に」が、4月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都で、4月15日(土)より新宿K’s cinemaほかで全国順次公開。ポスタービジュアルが到着した。     デブリス・カンパニーの舞台劇『EPIC』をベースに、北アイルランドの脚本家ユエン・グラスが手掛けたオリジナル脚本を、これが長編デビュー作となるスロバキアの新鋭ペテル・マガート監督が映画化した本作。 脱走兵ジャック役はイギリス出身で「リジェネレーション」(15)に主演したラクラン・ニーボア、その妻であるエヴァ役はスウェーデン生まれで「ザ・クーリエ」(19)に出演したアリシア・アグネソン、傲慢な工場経営者バール役はアメリカ出身で「ジョジョ・ラビット」(19)や「ヘルボーイ」(04)に出演したブライアン・キャスプ、謎の美女キャット役はクロアチア出身のクララ・ムッチと、各国の俳優が集結した。 大戦下の軍需工場でパワハラや裏切りとともに繰り広げられる愛憎劇は、胸を打つ衝撃ラストまで見逃せない。   Story 第二次世界大戦末期、スロバキア第一共和国の歩兵部隊は森で娼館を見つけ、ひと時の休息を楽しんでいた。そんな中、流産したばかりの妻エヴァ(アリシア・アグネソン)からの手紙を握りしめていたジャック(ラクラン・ニーボア)は、娼館を抜けて夜の森を走り出す。 銃声を耳にしながら軍を脱走したジャックは、エヴァとの再会を果たし、彼女が傲慢な男バール(ブライアン・キャスプ)の経営する軍需工場で働いていることを知る。脱走兵であることを隠し、その工場で働き始めるジャック。やがて戦後の工場経営に危機感を募らせていたバールは、注文確約の条件して政府の役人ハナーチェク(ヤン・ヤツクリアク)の愛人との結婚を要求される。その愛人とは、ジャックが逃げた娼館にいた美女・キャット(クララ・ムッチ)だった──。   「未来は裏切りの彼方に」 監督:ペテル・マガート 脚本・原案:ユエン・グラス 脚本:ルツィア・ディッテ、ミハエラ・サボ プロデューサー:ズザナ・ハディモヴァー、ブラニスラヴ・フルピーク 出演:アリシア・アグネソン、ブライアン・キャスプ、ラクラン・ニーボア、クララ・ムッチ、ヤン・ヤツクリアク、クリスティーナ・カナートヴァー、アビゲイル・ライス、エイミー・ラフトン 2019年/スロバキア/98分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/英語 原題:Little Kingdom 配給:NEGA ©2020littlekingdom 公式サイト:https://littlekingdom.jp/ 公式ツイッター:https://twitter.com/littlekingdomjp