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傷ついた二人がカルト教団に復讐。ニック・カサヴェテス監督「神は銃弾」
2024年11月13日「このミステリーがすごい!」2002年版海外編で第1位となったボストン・テランのベストセラー小説を、ニック・カサヴェテス監督(「ジョンQ-最後の決断-」「きみに読む物語」)により映画化したノワール・アクション「神は銃弾」が、12月27日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。 クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、愛娘ギャビが忽然と姿を消す。事件の背後には、カルト教団〈左手の小径〉の存在があった。かつてそこから逃げ延びたケース・ハーディンと出会ったボブは、手を組んで追跡を開始。法の力が及ばぬ闇を前に正義の限界を悟り、刑事の職を捨てて踏み込んでいく──。 https://www.youtube.com/watch?v=L1WEtMrBfeM ボブ役を『ゲーム・オブ・スローンズ』のニコライ・コスター=ワルドー、ケース役を「イット・フォローズ」のマイカ・モンローが務め、「Ray/レイ」のオスカー俳優ジェイミー・フォックスも出演。苛烈にして重厚な物語に心揺さぶられる。 「神は銃弾」 監督・脚本:ニック・カサヴェテス 原作:ボストン・テラン「神は銃弾」(文藝春秋刊) 音楽:アーロン・ジグマン 編集:ベラ・エリクソン 出演:ニコライ・コスター=ワルドー、マイカ・モンロー、ジェイミー・フォックス、カール・グルスマン、ジャニュアリー・ジョーンズ、ポール・ヨハンセン、ブレンダン・セクストン三世、ギャレット・ウェアリング 2023年/アメリカ/英語/156分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/R15+ 原題:GOD IS A BULLET 字幕翻訳:平井かおり 配給:クロックワークス Copyright © 2023 By GIAB Productions LLC. All rights reserved 公式サイト:https://klockworx.com/movies/giab/ -
『飯を喰らひて華と告ぐ』仲村トオルに会える!Blu-ray購入者限定イベント決定
2024年11月13日東京の路地裏にある、中華店のような佇まいの料理屋〈一香軒〉。その店主は、料理の腕は超一流だが、客の悩みを勝手に“勘違い”し、見当違いなアドバイスで困惑させるズレたオヤジだった──。足立和平の異色グルメ漫画を仲村トオル主演でドラマ化した『飯を喰らひて華と告ぐ』。そのBlu-ray&DVDの12月25日(水)リリースを記念し、仲村トオルが登壇するBlu-ray購入者限定イベントを2025年2月22日(土)に都内某所で開催することが決定した。 応募はBlu-ray初回版特典のシリアルコード1つにつき1回可能で、イベントの詳細はBlu-ray&DVD特設サイトで後日発表される。引き続きチェックしたい。 『飯を喰らひて華と告ぐ』Blu-ray&DVD 【発売日】12月25日(水) ※レンタル同日開始 【価格】Blu-ray:9,900円(税込)、DVD:5,500円(税込) 【Blu-ray特典】ブックレット、スリーブケース、イベント参加券(以上初回限定) メイキング映像、仲村トオル・足立和平先生対談映像、予告映像 【発売・販売元】ポニーキャニオン 【キャスト】 主演:仲村トオル 各話ゲスト:田村健太郎、猫背椿、吉村界人、きたろう、高橋ひとみ、三河悠冴、華村あすか、福井俊太郎(GAG)、山崎紘菜、山城琉飛、円井わん、柄本時生(※放送話順) 【スタッフ】 原作:足立和平 「飯を喰らひて華と告ぐ」(白泉社「ヤングアニマルWeb」連載) 監督:近藤啓介、井上雄介 脚本:近藤啓介、神谷圭介、金子鈴幸 主題歌:フィッシュマンズ「ごきげんはいかがですか」 制作プロダクション:オフィスクレッシェンド 製作:「飯を喰らひて華と告ぐ」製作委員会 ©2024 足立和平・白泉社/「飯を喰らひて華と告ぐ」製作委員会 -
アルノー・デプレシャンが名作映画を紐解きながら映画愛を綴る「映画を愛する君へ」
2024年11月13日アルノー・デプレシャンが世界中の50以上の名作映画を紐解きながら、映画と映画館への愛を綴った自伝的シネマ・エッセイ「映画を愛する君へ」が、2025年1月31日(金)より新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。ティザーポスターが到着した。 デプレシャン作品「そして僕は恋をする」「あの頃エッフェル塔の下で」に続いてポール・デュダリスという名の主人公を据え、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を描く本作。マチュー・アマルリックが本人役で出演し、祖母役を「ママと娼婦」のフランソワーズ・ルブラン、14歳のポール役を「落下の解剖学」のミロ・マシャド・グラネールが務める。 登場する映画は、リュミエール兄弟「ラ・シオタ駅への列車の到着」、アベル・ガンス「ナポレオン」、フランク・キャプラ「或る夜の出来事」、アルフレッド・ヒッチコック「北北西に進路を取れ」、黒澤明「乱」、クロード・ランズマン「SHOAH ショア」、ジェームズ・キャメロン「ターミネーター2」、ロジャー・ミッシェル「ノッティングヒルの恋人」、フランソワ・トリュフォー「大人は判ってくれない」、ジャン=リュック・ゴダール「小さな兵隊」、イングマール・ベルイマン「仮面/ペルソナ」「叫びとささやき」など。デプレシャンが尊敬する哲学者スタンリー・カヴェルや批評家アンドレ・バザンの言葉も借りながら、“映画とは何か”に迫る。 ドラマとドキュメンタリーが融合した構成で、一般の観客が映画体験を語るインタビューも挟まれ、シネ・ヌーヴォ(大阪)やアンスティチュ・フランセ(東京)といった日本の映画館も登場。第77回カンヌ国際映画祭で特別上映され、最優秀ドキュメンタリー賞にあたるゴールデン・アイ賞にノミネートされた注目作だ。 「映画を愛する君へ」 監督・脚本:アルノー・デプレシャン 脚本:ファニー・ブルディーノ 製作:シャルル・ジリベール 共同製作:オリヴィエ・ペール 音楽:グレゴワール・エツェル 撮影:ノエ・バック 衣裳デザイン:ジュディット・ドゥ・リュズ 出演:ルイ・バーマン、クレマン・エルヴュー=レジェ、フランソワーズ・ルブラン、ミロ・マシャド・グラネール、サム・シェムール、ミシャ・レスコー、ショシャナ・フェルマン、ケント・ジョーンズ、サリフ・シセ、マチュー・アマルリック 2024年/88分/フランス/カラー/5.1ch/2.35:1 原題:Spectateurs! 英題:Filmlovers! 日本語字幕:福家龍一 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ 配給:アンプラグド © 2024 CG Cinéma / Scala Films / Arte France Cinéma / Hill Valle 公式サイト:unpfilm.com/filmlovers -
狂乱ホラー「THE SIN 罪」、屍者を呼び起こす《死のダンス》シーン解禁
2024年11月12日映画の撮影現場となった廃墟で巻き起こる恐怖を描き、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭などに出品された「THE SIN 罪」が、11月29日(金)より全国で公開。主人公の女優が《死のダンス》を披露するシーンの写真と映像が解禁された。 映画撮影のため、山奥の廃墟にやってきた新人女優シヨン。変わり者と評判の監督には、屋上で踊ることだけを指示され、不安に駆られる。そしてトラブル続きで撮影が進む中、突如血まみれのスタッフが登場。呆然とするシヨンたちを一瞥すると、屋上から飛び降りる。地面に叩きつけられた身体はあらぬ方向に折れ曲がり、即死と思われたが、なんと立ち上がり……。 https://www.youtube.com/watch?v=puHFEDK-UBA シヨンのダンスをきっかけに、“生ける屍”が撮影クルー襲撃を開始。そこへ謎の呪術集団が現れ、廃墟に結界を張って外界と遮断したと告げる。狂乱の行方から目が離せない。 「THE SIN 罪」 出演:キム・ユネ、ソン・イジェ、パク・ジフン、イ・サンア 監督:ハン・ドンソク 2024年/韓国映画/韓国語/103分/シネスコ/5.1ch/PG12 原題:씬 英題:The Sin 字幕:福留友子 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム © 2024 DOOR E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:thesin.jp -
“日本の偉大な監督たちに影響を受けた”。特集迫るベット・ゴードンよりメッセージ動画到着
2024年11月12日アメリカのインディペンデント映画の先駆者の一人であり、《セクシュアリティ》《欲望》《権力》をテーマに大胆な探求と創作を行なってきたベット・ゴードン。その初長編「ヴァラエティ」(1983)、中編「エンプティ・スーツケース」(1980)、短編「エニバディズ・ウーマン」(1981)を上映する特集〈ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク〉が、11月16日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラム、12月7日(土)より大阪シネ・ヌーヴォほか全国で順次開催される(3作とも日本劇場初公開)。日本の観客に向けたベット・ゴードンのメッセージ動画と、著名人のコメントが到着した。 https://youtu.be/6Oy2lz-ooD0 「作品を日本の皆さんにご覧いただけるのは、とても特別で意義深いこと」と切り出すゴードン監督。学生時代に影響を受けたという小津安二郎や溝口健二から、現代の是枝裕和や濱口竜介まで日本の映画作家を称え、さらに「ヴァラエティ」に触れながら映画を共有できる機会を祝福する。 〈コメント〉 制作クレジットに名を連ねているナン・ゴールディンやリジー・ボーデンは私も大好きなアーティストたちです。彼女らの作品に自伝的な要素があるように、ベット・ゴードンの映画も当時の社会が生々しく記録されているように感じました。 ままならない状況で、自分が破滅にむかっているかもしれないと予感しつつも欲望のままつき進んでしまう様子が孤独で痛々しくも、映画のまなざしは優しく見守るように温かかったです。 ──遠藤麻衣(俳優、美術家) 「エンプティ・スーツケース」と「エニバディズ・ウーマン」を経て作られた「ヴァラエティ」は、思いもよらない方向へ突き進み、クリスティーンは社会や恋人に愛想を尽かしたかのように自由に勝手にトランスフォームを遂げてゆく。常識も正解も、この作品のなかではまるで無益なのがひたすら嬉しい。ざらついた質感でみる夢のearly80sニューヨーク。わたしも今すぐSIN CITY(悪徳の都)という名の口紅を手に入れないと。 ──遠藤倫子(映画zine「ORGASM」発行人) 男たちの幻想が渦巻くポルノの世界。ベット・ゴードンは大胆に「もう一つ別の物語」を女の眼差しと欲望で切り込む。女たちが棲息するイースト・ヴィレッジは刺激的で、予想外の好奇心と快楽、そして危険に満ちあふれている。そこはまさにポスト・アケルマンのニューヨークだ。 ──斉藤綾子(映画研究者、明治学院大学文学部教授) 三作品とも、ずっと語られてこなかった第二波、第三波フェミニズムのなだらかな繋がりを証言していた。わたしの憧れたNYを体現するアーティストたちの若かりし姿、表現の荒っぽさ、生々しさの記録にとんでもなく興奮した! ──長島有里枝(アーティスト) やさぐれてるけど暖かい色調で映し出される、今では失われてしまったニューヨーク。これはパティ・スミスとかキム・ゴードンとかデヴィッド・バーンの本で読んだやつ! パンク/ニューウェイヴ/ポストパンク好きなひと必見。 ──野中モモ(翻訳者、ライター) ヒッチコック的な取り澄ましたブロンド女性を、『タクシードライバー』にでも出てきそうなポルノ映画館のチケット売り場に座らせ、暗黒街とつながりのあるらしい胡散臭い紳士を尾行させる──この心躍る設定によって、『ヴァラエティ』のベット・ゴードンは男女間の視線の政治学を鮮やかに反転してみせた。その遊戯的な秩序転覆ぶりは、『勝手にしやがれ』で映画に開眼したというだけあって、ゴダールにも通じる挑発に充ちている。 ──堀潤之(映画研究者、関西大学文学部教授) 『ヴァラエティ』──1980年代初頭、NY、女、という括りで言えば、アベル・フェラーラ『天使の復讐』に遭遇したとき以来の衝撃だった。制作から40年を超える時を経た今、日本でクリスティーンはどう語られるのか。 ──渡辺佐智江(翻訳家) [caption id="attachment_41132" align="aligncenter" width="850"] 「ヴァラエティ」©1983 Variety Motion Pictures. All Rights Reserved. ©Kino Lorber, Inc. All Rights Reserved.[/caption] 配給・宣伝:プンクテ ▶︎ 米国インディペンデントの先駆的映画作家、ベット・ゴードンの特集開催 ▶︎ 米国インディペンデントの先駆的映画作家、ベット・ゴードン特集。予告編公開