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ミッシェル・オスロが鮮やかな映像で綴る3つの物語「古の王子と3つの花」
2023年3月8日「キリクと魔女」「ディリリとパリの時間旅行」のミッシェル・オスロ監督が、3つの時代、3つの都を舞台に王子たちの物語を綴った「古(いにしえ)の王子と3つの花」が、7月21日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開。ポスタービジュアルが到着した。 ルーヴル美術館とのコラボで制作した「ファラオ」は、古代エジプトが舞台。遠征に出たクシュ王国の王子が、神々に祈って祝福されながら戦わずして国々を降伏させ、上下エジプトを統一。そして黒人初のファラオとなり、愛しのナサルサと結ばれる。 「美しき野生児」は、中世フランス・オーヴェルニュの物語。地下牢の囚人を逃した王子が、城主である酷薄な父により森へ追放されるも、数年後に野生児となって父に反逆。さらに富裕者の財産を盗んで貧民に分け与え、囚人の娘と結ばれる。 千夜一夜物語に着想を得た「バラの王女と揚げ菓子の王子」は、18世紀オスマン帝国のイスタンブールが舞台。モロッコ王宮を追われた王子が、逃げ込んだバラの王女の国で揚げ菓子をきっかけに王女と出会い、宮殿を出て共に生きようと決意する。 ミッシェル・オスロならではの魔術的な映像美、そして勇気と知恵で運命を変えていく王子たちの物語に心奪われる。 「古の王子と3つの花」 監督・脚本:ミッシェル・オスロ 声:オスカー・ルサージュ、クレール・ ドゥ・ラリュドゥカン(コメディー・フランセーズ)、アイッサ・マイガ 2022年/フランス・ベルギー映画/カラー/1.89:1/5.1ch/83分 原題:Le Pharaon, le Sauvage et la Princesse 日本語字幕:橋本裕充 配給:チャイルド・フィルム 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ ©2022 Nord-Ouest Films-StudioO - Les Productions du Ch'timi - Musée du Louvre - Artémis https://child-film.com/inishie -
ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始してから既に1年以上が経過した。現地の様子の一端は、現地記者によるニュース映像や記事などを通して日々伝えられているが、最前線のウクライナ兵の視点から、ロシア・ウクライナ戦争の現実を伝える戦争映画がある。それが、実在するウクライナ政府軍のスナイパーが脚本に参加し、ウクライナ国営映画社と文化・情報政策省の支援を受けて製作された「スナイパー コードネーム:レイブン」だ。ヒューマントラストシネマ渋谷などでも1月に劇場公開された同作のレンタルが、3月8日より開始される。(※セルは3月3日) 非暴力・平和主義者だった教師はなぜスナイパーとなったのか ロシアは2022年2月24日にウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始したが、両国の対立・紛争はもっと前から起きていた。1991年にソ連から独立したウクライナは、親欧米派と親ロシア派の対立が続き、2004年のオレンジ革命を経て、2014年2月のウクライナ騒乱(マイダン革命)で親ロシア政権が崩壊し、同年にクリミア危機や親ロシア派騒乱など、ウクライナ紛争が勃発。ロシアが国際的にウクライナ領と認められていたクリミア半島の編入を宣言し、ウクライナ南東部のドンバス地方で親ロシア派武装勢力への支援を始めた2014年が、現在の戦争の大きな起点となっている。 本作「スナイパー コードネーム:レイブン」は、この2014年のドンバス地方での武力衝突を背景に物語が始まる。非暴力・平和主義者で環境保護者でもあるミコラは、数学と物理の教師をしながら妊娠中の愛する妻と共に、ドネツク州ホルリフカ郊外で自然と共生する手作りの家に住み、野趣に富む素朴な生活を送っていた。しかし、ドンバス地方で戦争が始まり、妻は反政府の親ロシア過激派に扮したロシア兵たちにより殺され、家は焼き払われてしまう。怒りと復讐心にかられたミコラは、自らの主義を翻してウクライナ政府軍に入隊。過酷な訓練に耐え抜き、エリート狙撃兵となっていく。戦争が激化する中、自分を育ててくれた先輩狙撃手もロシア軍のスナイパーに殺され、さらに復讐の炎を燃やしたミコラは、かつて自宅のあった付近でのロシア兵狙撃作戦に参加。凄腕スナイパー同士が対峙する戦闘の真っ只中に、身を投じることとなる。 「伝説の狙撃手」は国を守る英雄か、復讐に取り憑かれた悪魔か 味方からは「伝説の狙撃手」と英雄視され、ロシアからは悪魔のように恐れられた男は、国を守る英雄か、復讐と狂気に取り憑かれた悪魔か。劇中でも「狙撃手は嫌われる。忍び寄って仕留めるからな」という台詞があるが、スナイパーは味方にいれば強力な戦力だが、敵にいれば脅威となる。非暴力・平和主義者の優しい教師だった男を非情なスナイパーに変えてしまったのは何なのか。脚本に参加している実在の伝説的スナイパーのマイコラ・ヴォローニン自身の実話を基にした、衝撃的な戦争映画となっている。 本作がどこまで実話なのかは明らかでないが、主人公のミコラのように、愛する家族を奪われたことから志願兵となった者も数多くいるだろう。戦争がなければ、ミコラは血生臭さとは無縁な男だったはずだが、そんな男を変えてしまう戦争の恐怖と狂気の一端が兵士の視点からリアルに描かれる。さらに今回の戦争の複雑さを表すのが、教師だったミコラが、戦場で親ロシアや反政府の過激派としてロシア側について戦っている元教え子を、狙撃銃のスコープ越しに標的として見つけてしまうエピソード。ある日を境に敵となった知人、それも教え子を殺さねばならないという、まさに狂気の世界。そんな世界で生きている人間が昔のままで居られるはずもなく、戦士として別人のように変わっていくニコラの姿が克明に描かれていく。 いま観るべき戦争映画 実在のスナイパーを基にした映画といえば、クリント・イーストウッド監督作「アメリカン・スナイパー」(14)が有名だが、「ザ・ウォール」(17)や物語自体はフィクションだが「スターリングラード」(01)などもモデルとなった実在のスナイパーがいる。また、スナイパーが主人公の戦争アクション映画としては、「山猫は眠らない」シリーズ(93~20)や「ザ・シューター/極大射程」(07)などがあり、テレビシリーズでは「ザ・シューター/極大射程」を基にした『ザ・シューター』(16~18)もある。激しい戦闘の中でも静かに動かず一撃必殺にかける姿が独特な緊迫感を生むスナイパーの物語は、戦争アクション映画の中でも人気ジャンルのひとつとなっている。特に圧倒的な緊張感に包まれるのが、本作でも描かれる“スナイパーVSスナイパー”の戦い。狙いを外して撃ちもらした瞬間に自身の位置が特定されて標的となってしまうリスクが高まるだけに、お互いが一射目に命をかけている。そこには激しく撃ち合う銃撃戦では得られないスリルがあり、本作も1.5km先の標的を射抜く強敵との静寂の中での息詰まる激戦などが、臨場感をもって描かれる。 本作はあくまで映画であり、ジャンルとしては戦争アクション的な作品でもあるため、すべてが事実ではないだろうが、実際のウクライナ政府軍や国家警備隊も撮影に協力し、現役軍人も登場しているようで、リアルな描写にこだわって製作されているという。今も戦い続けているであろうウクライナ政府軍の兵士から見た現在進行中の戦争の一端を少しでも垣間見る作品として、いま見るべき映画といえるだろう。 文=天本伸一郎 制作=キネマ旬報社 『スナイパー コードネーム:レイブン』 ●3月8日(水)レンタル開始 ●3月3日(金)DVDリリース ・税込価格:4,400円 ・特典映像:予告編 ・2022年/ウクライナ/111分 ・監督・脚本:マリアン・ブーシャン ・脚本:マイコラ・ヴォローニン ・出演:パーヴェル・アルドシン、マリナ・コシキナ、アンドレイ・モンストレンコ、オレグ・ドラック ・発売・販売元:アメイジングD.C. © State Agency of Ukraine for Cinema, 2022
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北アイルランドのベルファストにあるホーリークロス男子小学校で行われている哲学の授業を2年間にわたり記録し、第49回日本賞(NHK)一般向け部門最優秀賞(東京都知事賞)、第18回アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞最優秀⻑編ドキュメンタリー賞などに輝いた「ぼくたちの哲学教室」が、5月27日(土)よりユーロスペースほかで全国順次公開。監督のコメントが到着した。 ホーリークロス男子小学校では〈哲学〉が主要科目になっている。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を併せ持つケヴィン校長は「どんな意見にも価値がある」と言う。その教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、思考を整理し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さりげなく対話を持ちかける。生徒たちの不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、彼らの身を守る何よりの武器になるとケヴィン校長は知っている。暴力で問題解決を図ってきた過去の挫折と後悔から、新たな憎しみの連鎖を生まないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授業なのだ。 北アイルランド紛争でプロテスタントとカトリックが長く対立してきたベルファストの街には、〈平和の壁〉と呼ばれる分離壁がある。1998年のベルファスト合意で和平が成立したものの、今も武装組織が存在し、若者の勧誘に余念がない。平和維持の困難は、ケヴィン校長と生徒たちの対話の端々にも現れる──。 メガホンを執ったのはアイルランドの有名なドキュメンタリー作家であるナーサ・ニ・キアナンと、ベルファスト出身の映画編集者・監督であり米雑誌〈シネアスト〉へ寄稿もするデクラン・マッグラ。撮影期間に起きたパンデミック、インターネットをめぐるトラブルの表面化など、子どもたちの環境の変化も捉えている。 ナーサ・ニ・キアナン監督コメント 西洋社会では、少年たちの無差別暴力が不穏に広がっています。異なる視点への共感を生み出すことで、コミュニティ間の偏りが減り、「他者」に対する寛容さが増すかもしれません。フェイクニュースの時代には、クリティカルシンキングの重要性が不可欠になっています。私たちは、大勢の人々が自分たちの利益に反する行動を取るように簡単に操られること、間違った人々を権力の座に就かせるように説得されることを、目の当たりにしてきました。もし、幼い頃から哲学や批判的思考を教えることが例外ではなく、普通になれば、次の世代は人生をうまく切り抜け、より良い選択をすることができるようになるかもしれません。 今、人類が直面しているすべての課題、もし私たちが生き残る可能性があるならば、ケヴィンのマントラ「シンク、シンク、レスポンド!(考えて、考えて、答える!)」は、私にとってかなり良い最初のレッスンのように思えるのです。 デクラン・マッグラ監督コメント アードイン、そして北アイルランドでは、自殺率が異常に高い状態が続いていて、心理学者によるとこれはおそらく紛争を経験したことが原因だろう、と言われています。しかし、最も驚くべき事実は、北アイルランド紛争が正式に終結した1998年の停戦宣言以降に生まれた若者の自殺が特に多いということ。科学者たちは、紛争後のトラウマが社会に悪影響を及ぼすだけでなく、そのようなトラウマが世代を超えて受け継がれる可能性があると見ています。生まれる前に両親や祖父母によって行われていた紛争の影響によって、それを直接体験していない子どもたちが、残酷なまでに苦しめられているのです。それは、断ち切ることが困難な、ひどく不公平な苦しみの連鎖なのです。 出来上がった映画が教育の力を示し、そして紛争後の社会が過去の束縛から解放され、若い世代が古人の考えを用いて自分たちの未来を作ることができるという希望と、心温まる高揚感のあるものになればと願っています。 「ぼくたちの哲学教室」 監督:ナーサ・ニ・キアナン、デクラン・マッグラ 出演:ケヴィン・マカリーヴィーとホーリークロス男子小学校の子どもたち 日本語字幕:吉田ひなこ 字幕監修:西山渓 後援:駐日アイルランド大使館、ブリティッシュ・カウンシル 推薦:カトリック中央協議会広報 配給:doodler 配給宣伝協力:エスパース・サロウ 宣伝:リガード 2021/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス/英語/102分/カラー/16:9/5.1ch/ドキュメンタリー 原題:Young Plato © Soilsiú Films, Aisling Productions, Clin d’oeil films, Zadig Productions,MMXXI 公式サイト:youngplato.jp
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アメリカ第3の大都市シカゴのリアルな社会情勢を背景に、ダークヒーロー的な巡査部長ハンク・ボイトが率いるシカゴ警察21分署特捜班の刑事たちの活動をハードに描く警察サスペンスドラマ『シカゴ P.D.』。そのシーズン8のDVDが3月8日リリースされる。 捜査班のリーダーは、ダークヒーロー的な元悪徳刑事 基本は、シカゴ警察21分署の特捜班の刑事たちが、凶悪事件の犯人を捜査していく犯罪サスペンスだが、本作にはユニークな特徴がいくつもある。 まずユニークなのは、特捜班のリーダーがいわゆる善人ではなく、元は逮捕されたこともある悪徳刑事なこと。本作の主人公は、ドラマ『シカゴ・ファイア』で主人公の命を狙ったこともある悪徳刑事ハンク・ボイト。彼は現在も、目的のためには手段を選ばず、違法ギリギリの捜査を続けているが、しかしその行動はすべて事件を解決するためのもの。そんな彼の行動の背後には、警察という組織ならではの難しさや、現在の社会情勢が見えてくる。 "ブラック・ライブズ・マター"を真正面から描く もう一つユニークなのは、現実社会のリアルな出来事を取り入れていること。シーズン8の冒頭で描かれるのが、ブラック・ライブズ・マター運動の余波。2020年5月25日にミネソタ州ミネアポリスで起きた、白人警官の暴行によるアフリカ系男性ジョージ・フロイドの死亡事件を発端に、全米で広がった黒人の人権と警察官の暴力を訴える、この抗議運動の影響がドラマに登場。 例えば、白人刑事が聞き込みをしようとすると、アフリカ系住民にビンを投げつけられる。また、金持ちの白人の息子が事件の容疑者になった時には、証拠が固まる前に、世間の批判を恐れた上司から早く逮捕をしろと急かされる。そうした、現実を反映したリアルな状況が描かれていく。 善悪では割り切れないストーリーに唸らされる また、本作はストーリーがかなり大人向き。警察官たちのドラマの中で、善か悪かではないグレーな部分が必要な現実を描き出す。そして、そもそもブラック・ライブズ・マター運動の元凶の一つとなった警察の体質も題材になる。 特捜班のアフリカ系刑事ケビンが、白人刑事がアフリカ系男性に殺された事件で、刑事の不利になる事実をありのままに証言する。すると、ケビンの行動は、仲間を守るという警察内の暗黙の掟"沈黙の青い壁"を破ったとして、一部の警官たちがケビンに嫌がらせをするようになる。 それでもケビンは自分が正しいという信念から、敵対する警官からの取引を拒否するが、そのために犯罪現場での応援要請が無視され、相棒の刑事が負傷してしまう。こうして自分の正しさを貫くことが最善なのかと悩むようになったケビンは、果たしてどう行動をするのか。正しさの形が一つではない大人のドラマが描かれていく。 個性派の刑事たちが集結。新たに女性副本部長も登場 そんなドラマを彩るのが、特捜班の個性豊かなメンバーたち。リーダーのハンク・ボイト巡査部長を演じるのは、ドラマ『カリフォルニケーション』や映画『ファントム/開戦前夜』のジェイソン・べギー。黒人警官であることの難しさを痛感するケビン・アトウォーター刑事役は、映画『エクスプレス 負けざる男たち』のラロイス・ホーキンズ。さらにメンバーは、父親も警部の熱血漢アダム・ルゼック刑事や、キャビン・アテンダントから転身したキム・バージェス刑事、強盗殺人課から異動してきたヘイリー・アプトン刑事など個性派揃い。 また、新メンバーとして、女性副本部長サム・ミラーが登場。彼女はこれまでの警察の体質を改革したいと宣言し、リーダーのハンクに協力を求める。しかし、手段を選ばない捜査を実行してきたハンクが、新たな方針に従うことは可能なのか。 クリエイターは『LAW & ORDER / ロー・アンド・オーダー』シリーズを手がけるベテラン・ヒットメイカー、ディック・ウルフ。彼が製作する同じ都市が舞台の3作、刑事ドラマの本作、消防士ドラマ『シカゴ・ファイア』、医療ドラマ『シカゴ・メッド』はリンクしており、他のドラマと合わせて見ると、さらにドラマが面白くなる。 文=平沢薫 制作=キネマ旬報社 https://www.youtube.com/watch?v=u7kK9U7Odps&t=13s 「シカゴ P.D. シーズン8」 ●3月8日(水)DVDリリース(レンタル同時) ▶Blu-ray&DVDの詳細情報はこちら ●セルDVD 価格:10,450円(税込) ●2020-2021年/アメリカ/全16話/本編約670分 ●製作総指揮・脚本:ディック・ウルフ ●監督:エリック・ラ・サール ●出演:ジェイソン・ベギー、ジェシー・リー・ソファー、パトリック・ジョン・フリューガー、マリーナ・スコーシアーティ、ラロイス・ホーキンズ、トレイシー・スピリダコス、ニコール・アリ・パーカー ●発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント ©2020-2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
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長谷川和彦監督が初のライブ配信で自作を語る!(「映画と私とキネマ旬報」第1回)
2023年3月7日映画ファン必見!! 長谷川和彦監督が初のライブ配信(無料)で自ら語る「青春の殺人者」と「太陽を盗んだ男」。 さらに、番組内では視聴者の質問に生で答えるQ&Aコーナーも! 1976年、日本映画界に衝撃が走った。それ以前と以後で日本映画の歴史が変わったとまで評された、長谷川和彦(通称ゴジ)の監督デビューである。 言わずと知れた2作品、「青春の殺人者」(1976年)「太陽を盗んだ男」(1979年)。 公開から40年以上が経った今なお、その作品評価は揺るがない。 この2つの作品は、なぜ時代を超えてまで、こうも人を惹きつけるのだろうか。 ゴジ監督初のライブ配信番組で、改めて本2作品について、込めた思いやその魅力、今だから話せる当時のエピソードなど、存分に語っていただく! 【番組詳細】 番組名:「映画と私とキネマ旬報」第1回 語る人:長谷川和彦監督 聞く人:樋口尚文 配信日時:3月15日(水)20時~22時 配信サイト:総合コミュニケーションプラットフォーム「eXeLAB」 視聴料金:無料 (※視聴のみの場合は会員登録の必要はありません) 〈視聴はコチラから〉 以下のイベントにご参加いただくには<会員登録(無料)が必要>になります。 【番組内参加イベント】※要会員登録(無料) チャットで質問を投げかけたり、エールを送ったりすることができます。 スムーズにチャット機能を利用するためには、事前登録をお勧めいたします。 〈事前登録はコチラから〉 ※頂いた質問全てには回答することはできませんので予めご了承ください。 【番組内参加イベント】※要会員登録(無料) ギフティング機能を使って、投げ銭を行うことができます。 投げ銭につきましては、ゴジ監督にお渡しし、今後の創作活動にご活用いただきます。 スムーズにギフティング機能を利用するためには、事前登録および利用方法をご一読いただくことをお勧めいたします。 〈事前登録はコチラから〉 〈ギフティングの利用方法はコチラから〉 ※ギフティングをご利用の場合は、会員登録をお済ませの上、お手続きお願いいたします。 「キネマ旬報1980年2月下旬決算特別号」より ■長谷川和彦(はせがわ・かずひこ) 1946年生まれ、広島県出身。1968年今村昌平プロダクションに入社。のちに契約助監督として、日活撮影所に入り、小沢啓一、西村昭五郎、藤田敏八、神代辰巳などの助監督をつとめる。1976年「青春の殺人者」で、いきなりキネマ旬報ベスト・テン第1位ほか主要賞を独占するという超異例のデビューを飾る。次作「太陽を盗んだ男」(1979年)でも、キネマ旬報べスト・テン第2位、読者選出第1位、読者選出監督賞などを獲得。さらに、その約40年後の2018年には、キネマ旬報100周年特別企画〈1970年代日本映画ベスト・テン〉において、第1位に選出された。 1983年、若手監督9人でディレクターズ・カンパニーを設立するなど、常に話題の中心にいるが、監督作品は「太陽を盗んだ男」以降無く、長らく「最も次回作が見たい監督」としても名を馳せている。 キネマ旬報1977年2月下旬決算特別号の表紙を飾った「青春の殺人者」 「青春の殺人者」(1976年) 監督:長谷川和彦 原作:中上健次 脚本:田村孟 出演:水谷豊、原田美枝子 第50回(1976年度)キネマ旬報ベスト・テン 日本映画作品賞(第1位) 日本映画監督賞 脚本賞(田村孟) 主演女優賞(原田美枝子) 主演男優賞(水谷豊) キネマ旬報2018年8月上旬特別号の表紙を飾った「太陽を盗んだ男」 「太陽を盗んだ男」(1979年) 監督:長谷川和彦 原案:レナード・シュレイダー 脚本:レナード・シュレイダー/長谷川和彦 出演:沢田研二、菅原文太 第53回(1979年度)キネマ旬報ベスト・テン 日本映画作品賞第2位 読者選出日本映画監督賞 読者選出日本映画第1位 1970年代日本映画ベスト・テン第1位(キネマ旬報2018年8月上旬100周年特別企画号にて) ■樋ロ尚文(ひぐち・なおふみ) 映画評論家、映画監督。著作に『秋吉久美子調書』(秋吉久美子との共著)『実相寺昭雄才気の伽藍鬼才映画監督の生涯と作品』『万華鏡の女 女優ひし美ゆり子』(ひし美ゆり子との共著)、『黒澤明の映画術』、『大島渚全映画秘蔵資料集成』(編著)他がある 撮影協力:神保町「猫の本棚」 企画:キネマ旬報社 「eXeLAB(エグゼラボ)」について eXeLABはすべてのゲーマーとそのファンのために作られたコミュニケーションサービス。 仲間を募集する、コミュニティに参加する、大会に参加など様々な活動ができるプラットフォーム。 https://info.exelab.jp/