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日向坂46四期生総出演「ゼンブ・オブ・トーキョー」、主題歌にのせたメイキング公開
2024年11月5日日向坂46の四期生全員出演×熊切和嘉監督(「私の男」「658km、陽子の旅」)により、クセつよ女子高生11人の東京巡りを描いた「ゼンブ・オブ・トーキョー」が全国で公開中。Conton Candyの主題歌『急行券とリズム』にのせたメイキング映像が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=RdX7TZhM-fY 藤嶌果歩(羽川恵役)と宮地すみれ(梁取茜役)による“守谷君論争”、仲良し4人組“ぽぽず”の読み合わせ、役作りでバッサリとショートにした渡辺莉奈(桐井智紗役)など見どころ満載。 そして桐井が憧れるアイドルとして出演した小坂菜緒の姿も。「(日向坂46に)入ったきっかけが小坂さんだったのですごく嬉しかったです」と渡辺は振り返る。 さらには映画終盤の“あのシーン”のメイキングも登場。フレッシュでエネルギッシュな四期生に元気をもらえること間違いなしだ。 Story 修学旅行で東京を訪れた11人の女子高生。班長の池園は東京の“ゼンブ”を味わうべく完璧にスケジュールを組み立て、班員たちと巡るのを楽しみにしていた。ところが待ちに待った自由行動の日、なぜか班はバラバラに。スカイツリーの下で一人きりになった池園は、「まさかマルチバース? 異世界転生?」と疑いつつも観光に繰り出す。実は班員はそれぞれ思惑を秘めているのだった……。 配給:ギャガ ©2024映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」製作委員会 ▶︎ 日向坂46四期生×熊切和嘉監督。女子高生たちが大都会を駆ける「ゼンブ・オブ・トーキョー」 ▶︎ 日向坂46四期生総出演「ゼンブ・オブ・トーキョー」、小坂菜緒(日向坂46)の出演など新情報が一挙解禁 -
密告者となって戦時を生きた女性の物語「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」
2024年11月5日「ぼくは君たちを憎まないことにした」(2022)のキリアン・リートホーフ監督が「水を抱く女」(2020)のパウラ・ベーアを主演に迎え、“被害者”から“加害者”に転じて戦時を生き抜いた女性の実話を映画化した「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」が、2025年2月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で公開される。 1940年8月のベルリン。18歳のステラ・ゴルトシュラーク(パウラ・ベーア)は、アメリカに渡ってジャズシンガーになることを夢見ていたが、ユダヤ人であるため実現の望みはなかった。3年後、工場で強制労働に従事していた彼女は、ユダヤ人に偽造パスポートを売るロルフと出会って恋に落ちる。そして同胞が息を潜めて暮らす中、ロルフを手伝いながら街で自由を謳歌するのだった。 ところがゲシュタポに捕まると、アウシュヴィッツへの移送を免れるため、隠れているユダヤ人の逮捕に協力する。そして終戦後、裏切り者のステラは同胞に裁かれることに──。歴史に翻弄された女性のドラマを見届けたい。 「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」 監督・脚本:キリアン・リートホーフ 出演:パウラ・ベーア、ヤニス・ニーヴーナー 2023年/121分/ドイツ・オーストリア・スイス・イギリス/ドイツ語・英語 原題:Stella. Ein Leben.(英題:Stella. A Life.) 日本語字幕:吉川美奈子 配給:クロックワークス 映倫:PG12 © 2023 LETTERBOX FILMPRODUKTION / SevenPictures Film / Real Film Berlin / Amalia Film / DOR FILM / Lago Film / Gretchenfilm / DCM / Contrast Film / blue Entertainment -
第37回東京国際映画祭でナンニ・モレッティ監督特集が行われ、最新作「チネチッタで会いましょう」(2023)と旧作「赤いシュート」(1989)「親愛なる日記」(1993)の全3本を上映。その後のトークイベントで、深田晃司監督、三島有紀子監督、岡本太郎氏がモレッティの魅力を語った。 「渕に立つ」がカンヌ映画祭で受賞するなど世界的評価の高い深田晃司監督は、「モレッティ監督作品はとても好きですね。始めて衝撃を受けたのは『息子の部屋』なんですが、映画史上稀に見る美しいエンディングだと思いました。自分にとってイタリア映画というのは特別で、凄いという感覚を持っているのですが、昨今のイタリア映画を見るとセンチメンタルだったりウェルメイドというイメージがあって。だけどフェリーニ監督作とか古典はどこかでドライだったり、それが現代のイタリア映画には無くなってしまっていたと感じていた時に、モレッティ監督の作品を観てこれだ!って思ったんです。ナンニ・モレッティの人間への距離感が現代的だから、いつまで経っても古びない。何かに従属してない映像って素晴らしいなと思いました」と称賛。 自作「一月の声に歓びを刻め」にトト・モレッティと名乗る人物を登場させるほどのモレッティアーノ(=モレッティの熱狂的なファン)である三島有紀子監督は、「モレッティの映画は、存分に知的で人間的にクレイジーだけど魅力的で、明るい未来や希望を感じさせてくれる。本作では映画監督としてだけでなく人間としても傷ついた瞬間を切り取っているなと思いました。ダンスシーンは、誰かに見せるための踊りではなく、誰かと一緒にリズムを刻んでいくコミュニケーションとしての踊りですよね」「モレッティは『自分は映画の力を信じている』と発言していましたが、私もそう思っています。『チネチッタで会いましょう』は幸福感に満ちた映画です」と語る。 イタリア映画祭の立ち上げに携わり、モレッティと交流のあるイタリア研究者の岡本太郎氏は、「何回かお会いしていますが、エキセントリックで映画のままな人。モレッティの映画の面白さは、筋通りに観客を引っ張っていく手法ではなく、色んな矛盾や一言で説明できないことが沢山あるところ。迷うことが正しいという過程を描いているのです。シンプルに伝えたいけど伝えられなかったり、いろんな考えがあることは大事だと気づかされます。収まりきらないものを収まりきらずに見せることで世界の形を表現することができる」と掘り下げた。 https://www.youtube.com/watch?v=bqEhzYYHAWg また、「チネチッタで会いましょう」が11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開されるのを前に、著名人のコメントも到着した。 こんなにも待ち遠しく、観終わった後、明るく幸せな未来を感じる映画は久しぶりだ。 ナンニ・モレッティ監督の映画はいつも辛辣で可笑しい。 しかも今回は映画監督の話であり夫婦の話であり、世界の話だ。面白くないわけがない。 物語のラストに、子供のようにくるくると回り始めるシーンがある。 監督もスタッフも役者たちも。主人公と共にわたしも【映画で物語を描き直すという飛躍】に救われた。 観客のみなさまもきっと劇場を出る時には、心がくるくると回り始めるに違いない。 ──三島有紀子(映画監督) 社会を鋭く観察、映画と人生を語り続けるモレッティ。 ローマとチネチッタを舞台に、ズレて、こんがらがった状況をイタリア人ならではの粘り強さとで切り抜けようとする。 笑い、戸惑い、諦念、そして最後は幸せになれるか? これは見逃せない! ──宮嶋勲(ジャーナリスト「最後はなぜかうまくいくイタリア人」著者) 映画をコントロールしようとすればするほど、人生が制御不能になっていく監督。 こだわりや執着よりも「手放す」ことの大切さを教えてくれる作品です ──辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト) ジョヴァンニ、わがまま過ぎやしませんか? 長く映画界を生きてきた監督の、頭の中そのものみたいなパレードシーンはもう、拍手を送るしかありませんでした! ──大九明子(映画監督) にっちもさっちも行かなくなると、古い日記を開いてみる。新聞の切り抜きやコンサートの半券、怒っている字。 甘さや酸っぱさが重なる。 「チネチッタで会いましょう」は、ミルフィーユのようなイタリアへの招待だ。 ──内田洋子(ジャーナリスト) ほぼ同年代の私にはちょっとした清涼感のあるいい映画だった。 ──和田秀樹(精神科医) Story 5年に1本のペースで映画を撮り続けてきた監督のジョヴァンニ。プロデューサーでもある妻に支えられ、頭の中は新作のアイディアでいっぱい、完璧な日々だと思っていた。ところが自分は世間や家族の気持ちからズレていたと気づかされる。 妻に別れを切り出され、フランス人のプロデューサーが詐欺師と判明したことで映画製作は中断。ついには妻がプロデュースする映画に難癖をつけて撮影を一晩とめてしまい、Netflixを頼ってみるものの脚本にダメ出しされる。失意のジョヴァンニがやがて見つける大切なものとは? © 2023 Sacher Film–Fandango–Le Pacte–France 3Cinéma 配給:チャイルド・フィルム ▶︎ ナンニ・モレッティが描く映画監督の悲哀「チネチッタで会いましょう」
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「Away」のギンツ・ジルバロディス新作。洪水世界を猫が旅する「Flow」
2024年11月2日「Away」(2019)で注目されたラトビアの新鋭アニメーション作家ギンツ・ジルバロディスが、大洪水に見舞われた世界で一匹の猫が繰り広げる冒険を描き、2024年カンヌ国際映画祭〈ある視点〉部門出品、2024年アヌシー国際アニメーション映画祭4部門受賞、2025年アカデミー賞国際長編映画賞ラトビア代表選出などを果たした「Flow」が、2025年3月14日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。ポスタービジュアルが到着した。 大洪水に見舞われた世界で、旅立ちを決意した一匹の猫。他の動物たちとボートに乗り合わせ、想像を超えた出来事に直面しながら友情を育んでいく。果たして世界の運命を変えられるか? ジルバロディス監督が制作に5年半を費やし、長編第2作として送り出す本作。ギレルモ・デル・トロが「アニメーションの未来の壮大な幕開け」と激賞した、鮮やかでリリカルな世界に魅了される。 「Flow」 監督:ギンツ・ジルバロディス 2024/ラトビア、フランス、ベルギー/カラー/85分 原題:Flow 配給:ファインフィルムズ 映倫:G ©Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five. 公式サイト:flow-movie.com -
福永壮志監督がアイヌ文化を継承した家族を見つめる「アイヌプリ」
2024年11月2日「アイヌモシㇼ」(2020)「山女」(2023)の福永壮志監督がアイヌ文化を受け継ぐ家族に迫り、第29回釜山国際映画祭ワイドアングル部門ドキュメンタリー・コンペティションと第37回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門に出品された「アイヌプリ」が、12月14日(土)よりユーロスペースほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。 北海道・白糠町に暮らす天内重樹(シゲ)は、現代人としての日々を送りつつアイヌプリ(アイヌ式)を実践し、伝統的なマレㇷ゚漁(鮭漁)の技法や文化を息子の基樹に伝えていく──。 音楽を手掛けたのは、アイヌの伝統楽器トンコリ演奏の第一人者でもあるOKI。荘厳な大地で、ルーツを大事にしながら生きる家族の物語に注目したい。 https://www.youtube.com/watch?v=D6X_VE4-fVA 「アイヌプリ」 監督:福永壮志 出演:天内重樹、天内愛香、天内基輝、天内芳樹 プロデューサー:エリック・ニアリ、福永壮志 撮影:エリック・シライ 編集:出口景子、川上拓也 音楽:OKI 配給:NAKACHIKA PICTURES 2024/カラー/DCP/5.1ch/82分 ©2024 Takeshi Fukunaga/AINU PURI Production Committee 公式サイト:ainupuri-movie.jp