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秋が来るとき
「私がやりました」のフランソワ・オゾン監督が、自身の幼少期の思い出から着想を得て制作したヒューマンドラマ。自然豊かなブルゴーニュを舞台に、晩年を一人で生きる女性の秘めた愛と決意を描く。パリでの生活を終え、田舎で一人暮らしをする80歳のミシェル。そこに訪れた娘と孫に振る舞ったキノコ料理をきっかけに、それぞれの過去が浮き彫りになってゆく。出演は「母の身終い」のエレーヌ・ヴァンサン、「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」のジョジアーヌ・バラスコ、「ローラとふたりの兄」のリュディヴィーヌ・サニエ。「横浜フランス映画祭2025」にて『WHEN FALL IS COMING』のタイトルで上映。 -
天使たち
インディーズ映画の登竜門・第18回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞した青春ドラマ。新宿・歌舞伎町のガールズバーを舞台に、様々な背景を持つ少女たちが生きる意味を見出そうとする姿を追ったドラマ。初監督作「ファースト・ピアス」が西湘映画祭グランプリを受賞した木村ナイマが、実際に歌舞伎町のガールズバーで働いていたときの経験を基に物語を作り上げた。出演はフリーで役者として活動する龍村仁美、「ファースト・ピアス」の河野聖香。2025年5月9日よりテアトル新宿にて開催の「田辺・弁慶映画祭セレクション2025」にて上映。 -
香港から来たダイアナ~Diana from Hong Kong
2019~2020年の香港民主化デモを背景に、香港の一国二制度が崩壊していく様子と、現在の日本が抱える就職氷河期世代(ロスジェネ世代)の問題を織り交ぜながら、香港人と日本人の交流を描いたドキュメンタリードラマ。香港出身の佐藤ダイアナの中国語会話教室に参加した長安拓は、ダイアナの影響で世界へ目を向けるように。しかし香港で世界を揺るがす問題が起き……。ドキュメンタリー「映画館物語2007~2008」のNaoki Fujimotoが監督・製作・脚本・撮影・編集を全て手がけた自主制作作品。 -
クロスポイント
『SHOGUN 将軍』など海外作品にも多数出演する平岳大とフィリピンの俳優・ミュージシャン、カルロ・アキノが主演した日本=フィリピン合作によるアクション・スリラー。来日し日銭を稼ぐ不遇の俳優マニュエルは、仕事も家族関係も行き詰まったシゲルと共に、懸賞金目当てに連続殺人犯を追跡し……。日本在住のフィリピン人監督ドニー・オルディアレスが本作で長編デビュー。共演は、「海の沈黙」の清水美砂、「PLAN75」のステファニー・アリアンほか。 -
オールドカー~てんとう虫のプロポーズ~
鹿児島県を舞台に、旧車(オールドカー)を通じて3世代の家族の絆や思いが繋がる様子を映し出すヒューマンドラマ。旧車をこよなく愛する源太とその息子・駆は、他界した源太の父の思いを果たすため旧車をレストア。それを契機に家族の喪失感が次第にほどけてゆく。出演は「ゼブラーマン」シリーズの哀川翔、TV『相棒』シリーズの鈴木砂羽。お笑いタレント、あべこうじによる初監督作。2024年11月より鹿児島県先行上映。2025年5月全国公開。 -
ナニカ…
女性用風俗を合理的に活用する現代女性の姿を、切なくコミカルに映し出す短編。都市再開発を担当する弁護士・惠理香。ハードな仕事をこなす日々のなか、女性ホルモンが減少し生理が止まってしまった彼女は、女性用風俗を利用し合理的な治療を試みようとするが……。出演は「運命屋」の広山詞葉、モデルや舞台などで活躍する新太シュン。Amazon Prime Studentドラマ『この恋は近くて遠い』などの脚本を手がけた弥富千穂による初監督作。 -
サスカッチ・サンセット
「ミッドサマー」のアリ・アスター製作総指揮、「リアル・ペイン~心の旅~」のジェシー・アイゼンバーグが主演とプロデューサーを兼任する、奇妙で壮大な物語。北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチの一年にわたる旅を圧倒的な映像美と幻想的な音楽で描き出す。共演は「Zola ゾラ」のライリー・キーオ。監督は『トレジャーハンター・クミコ』のデヴィッド・ゼルナーと、アルファオス・サスカッチ役で出演も兼任するネイサン・ゼルナー。 -
デビルズ・バス
第88回アカデミー賞外国語映画賞のオーストリア代表作品に選出された「グッドナイト・マミー」(14)のヴェロニカ・フランツ&ゼヴリン・フィアラ監督が、実際の裁判記録をもとに宗教とタブーに支配された歴史の暗部を描いた問題作。18世紀半ば、古い伝統が残る村に嫁いだアグネスは、世界との不和を理由にこの世から消え去ってしまいたいと願うが、宗教上自死することを許されず、やがて驚くべき行動に出てしまう。出演は「The Dreamed Ones(原題)」のアーニャ・プラシュク、「パラダイス:愛」のマリア・ホーフスタッター。第74回ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞。 -
ガール・ウィズ・ニードル
第一次世界大戦後のデンマークで起きた連続殺人事件を基に、貧困に陥り苦難を強いられた女性をモノクロの映像で描き、人間の闇と光に迫った歴史ドラマ。工場のオーナーに捨てられ仕事も失った妊婦カロリーネは、もぐりの養子縁組斡旋所を営むダウマを手伝い始めるが、それは悪夢の始まりだった。監督は、「スウェット」が第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されたマグヌス・フォン・ホーン。カロリーネを「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」「ゴッドランド/GODLAND」のヴィク・カーメン・ソネが、望まれない子どもたちの里親探しを支援するダウマを「罪と女王」のトリーネ・デュアホルムが演じる。2024年第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。2025年第97回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた(デンマーク代表作品)。 -
はるうらら
「茶飲友達」「ソワレ」などの外山文治監督が、「ゴールド・ボーイ」の星乃あんな、ドラマ『嗤う淑女』の河村ここあの新星二人を主演に迎えた短編。中学生のハルは幼い頃に離婚し家を出て行った父親をSNSで偶然見つけ、自分にそっくりなクラスメイトのウララと互いになりかわって会いに行く。ハルの父親を「エキストランド」「星に願いを。」の吉沢悠が演じる。現代の東京の“かたすみのひかり”をコンセプトにした短編集『東京予報―映画監督外山文治短編作品集―』の一作品として劇場公開(同時上映「名前、呼んでほしい」「forget-me-not」)。