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ハスケル・ウェクスラー

10代の頃からアマチュア映画作りに熱中。UC卒業後、各種産業映画・文化映画の製作に従事した。撮影監督第一作は58年の“Stakeout on Dope Street”。66年の「バージニア・ウルフなんかこわくない」でアカデミー白黒撮影賞に輝き、名手の列に加わった。同時に表現手段が撮影だけということに飽き足りないものを感じた彼は、「ラブド・ワン」（65）で製作も兼任。さらに同年のドキュメンタリー“Bus”では撮影の他に、製作・監督・脚本もこなすという八面六臂の才能を披歴した。劇映画の監督第一作は「アメリカを斬る」（69）。68年のシカゴにおける民主党大会の騒乱をバックに、現代アメリカの暴力を告発した作品だが、公開には政府サイドから圧力がかかったという。以後、政治・社会問題に深くコミットしたドキュメンタリー作家としての顔も加わって、ハリウッド屈指の映像リベラリストの名をほしいままにしてゆく。“Interviews with My Lai Veterans”（71）、“Introduction to the Enemy”（74）などはこの分野の古典の地位を獲得している。76年「ウディ・ガスリー／わが心のふるさと」で２度目のアカデミー撮影賞を受賞。主な撮影作品は他に、「アメリカ・アメリカ」（63）、「夜の大捜査線」（67）、「アメリカン・グラフィティ」（73、ヴィジュアル・コンサルタントとして）、「メイトワン」（87）などがある。
ハスケル・ボッグス
ハスケル・Ｖ・アンダーソン
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ハスナ・タムタウイ