マチュー・アマルリック監督「彼女のいない部屋」、ミステリアスな予告編が公開
- ヴィッキー・クリープス , 彼女のいない部屋 , マチュー・アマルリック
- 2022年06月30日
俳優としても縦横無尽に活躍するマチュー・アマルリックの監督最新作で、昨年のカンヌ国際映画祭で[カンヌ・プレミア]部門に選ばれた「彼女のいない部屋」が、8月26日(金)よりBunkamuraル・シネマほかで全国順次公開。予告編が到着した。
海外資料のストーリー紹介は「家出をした女性の物語、のようだ」という1行のみ。フランス公開時、予備知識のないまま詰めかけた観客たちは、ある衝撃的真実に気づくと同時に深く心揺さぶられたという。主人公クラリスを演じるのは、「ファントム・スレッド」「オールド」「ベルイマン島にて」で注目のヴィッキー・クリープス。
公開された予告編では、ひとり遠くへ車を走らせるクラリス、“心の声”で語り合っているようなクラリスと夫など、時系列の判らないシーンが次々と登場。ベートーヴェンの「エリーゼのために」、フランス・バロックのラモー作曲「ガヴォット」、伝説のサイケロックバンドといわれるブライアン・ジョーンズタウン・マサカーの「OPEN HEART SURGERY」など音楽も印象的で、本編ではJ.J.ケイルの「チェリー」やマルタ・アルゲリッチのピアノ演奏も流れるという。
そして最後には「彼女に何が起きたのか、映画を見る前の方々には明らかにしないでください。」という監督のメッセージ。バラバラのピースが繋がるとき感動が押し寄せる、ミステリアスで独創的で美しい物語に期待したい。
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配給:ムヴィオラ