生存者の証言から悲劇を辿る「ペーパーシティ 東京大空襲の記憶」、予告編が到着
- エイドリアン・フランシス , ペーパーシティ 東京大空襲の記憶
- 2023年01月26日
生存者の証言とともに東京大空襲の実態に迫る「ペーパーシティ 東京大空襲の記憶」が、2月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムで公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。
1945年3月10日午前0時過ぎ、アメリカ軍の爆撃機が東京を襲撃。木造の家屋や多くの紙材が密集していた街は火に包まれ、10万人以上の死者を出し、東京の4分の1が焼失した。そうした今や失われつつある悲劇の記憶を後世に残そうとする3人の生存者に、映画は迫っていく。
監督は東京を拠点とするオーストラリア人のエイドリアン・フランシス。彼の初長編ドキュメンタリーとなる本作は、2021年メルボルン国際映画祭に出品、東京ドキュメンタリー映画祭2022では観客賞に輝いた。この悲劇で私たちは何を記憶し、なぜ忘れようとしているのか──。
予告編には東京大空襲を体験した、落語の林家一門のおかみさんとして知られる海老名香葉子さんのコメントも含まれている(以下)。
実状を知る素晴らしい作品として戦争の惨事を伝え残してくださいました
体験者は少なくなって参ります 私も90を目の前にしています
東京大空襲についてこの哀しみを心薄くなってしまっているように思われます
──海老名香葉子
「ペーパーシティ 東京大空襲の記憶」
監督:エイドリアン・フランシス
プロデューサー:メラニー・ブラント
出演:清岡美知子、星野弘、築山実
配給:フェザーフィルムス 配給協力:スリーピン
2021年/オーストラリア/80分/日本語・英語/DCP/ドキュメンタリー/原題:Paper City
©2021 Feather Films Pty Ltd, Filmfest Limited
HP:https://papercityfilm.com/
▶︎ 〈東京ドキュメンタリー映画祭2022〉より「Paper City/ペーパー・シティ」エイドリアン・フランシス監督インタビュー公開