ダリオ・アルジェント10年ぶりの新作!盲目の娼婦に殺人鬼が迫る「ダークグラス」

 

「サスペリア」「サスペリアPART2」「フェノミナ」など数々の名作を生んできたイタリアン・ホラーの帝王ダリオ・アルジェントの10年ぶりの新作「ダークグラス」が、4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほかで全国順次公開。場面写真とアルジェントのコメントが到着した。

 

 

2000年代初頭にフランコ・フェリーニと共同で脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画を実現させたのが本作。ローマを舞台に、盲目の娼婦と中国人の少年がサイコパスの殺人鬼に追われる物語を描き出す。不穏なスコアとともにスタイリッシュな残酷美学がきらめく、まさにアルジェントの原点回帰というべきジャッロの快作だ。

2022年ベルリン国際映画祭でプレミア上映され、「堪能すべき、素晴らしい復帰作!―moviefreak.com」「かつてのアルジェントらしさが溢れている―Hollywood Reporter」「アルジェント史上最も奇怪で、奇妙なほど美しい―Los Angeles Times」と陶酔の声が溢れ返った。

主人公である盲目の娼婦ディアナを演じたのは、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」(15)でダヴィド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞に輝いたイレニア・パストレッリ。ディアナを支える歩行訓練士役には、監督の娘であるアーシア・アルジェント(アソシエイトプロデューサーを兼任)。音楽は「BPM ビート・パー・ミニット」(17)でセザール賞を受賞したアルノー・ルボチーニが手掛けた。

ダリオ・アルジェントのコメント
「ダークグラス」は、数年前に想像したものの、制作することができなかった作品です。 
でも頭から離れることはありませんでした。バイオレンスでくだらない作品を求める市場での需要に左右されることが難点でした。一方で、ようやく自分の悪夢との和解を経験することができました。それ故に、私は恐怖の扉を開き、突き進もうと決めたのです。幼少期からエドガー・アラン・ポーに影響を受けていた私にとって、「ダークグラス」は、運命に刻まれた作家としての旅路の集大成です。そして時代が変わったからといって、物語の本質も解釈のスタイルも裏切りたくはないのです。 

 

「ダークグラス」

監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ
音楽:アルノー・ルボチーニ
出演:イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、シンユー・チャン
原題:Occhiali neri
提供:ロングライド、AMGエンタテインメント
配給:ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/darkglass/

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