「ケンとカズ」から8年、小路紘史監督の新作「辰巳」が東京国際映画祭出品
「ケンとカズ」の小路紘史監督が、キャストに「ONODA 一万夜を越えて」の遠藤雄弥と「わたしの見ている世界が全て」の森田想を迎え、希望を捨てた男と復讐を誓う少女の運命を描いた「辰巳」(2024年公開予定)が、第36回東京国際映画祭〈アジアの未来〉部門に出品されることが決定。ビジュアルと特報映像が到着した。
孤独なヤクザの辰巳(遠藤雄弥)はある日、恋人だった京子が殺される現場に遭遇する。一緒にいた京子の妹・葵(森田想)と共に命からがら逃げる辰巳だったが、最愛の家族を失って復讐を誓った葵は犯人を追跡。葵に振り回されながら、辰巳は事件の真相に迫っていくが……。
〈コメント〉
小路紘史監督
『ケンとカズ』の東京国際映画祭での上映から8年、ようやく2作目を持って帰ってくることが出来ました。周囲の方から「小路は生きてるのか?」「音沙汰ないけど、なにやってるんだ?」と心配されましたが、今は胸を張って「この映画を作っていました!」と言えます。この作品は主演の遠藤雄弥さん、そして森田想さんをはじめキャスト・スタッフが一丸となって面白い映画を作ることだけを目的に、とても誠実に向き合った作品です。皆のほとばしる熱量は映像に焼き付き観客の心を掻き立ててくれるはずです。ぜひ皆さん期待を膨らませてスクリーンの椅子に腰かけてください。映画『辰巳』よろしくお願い致します。
遠藤雄弥(主人公・辰巳役)
この度、映画『辰巳』で成瀬辰巳役を演じさせていただきました、遠藤雄弥です。
2019年の春に、今作のオーディションを受け、本撮影が同年の秋でした。
現場に行くのが楽しみだった『辰巳』
スタッフ、共演者、仲間達と会うのが楽しみだった『辰巳』
最高のチームワークで作品を創っていた日々が昨日の事のようだった『辰巳』
なにより、映画監督『小路紘史』さんがクリエイターとしてのキャリア、自身の人生を懸けて、この作品を生み出しました。
そんな漢の背中を見て、彼を全力で担いだみんなの結晶。
そんな映画です。
それから、4年の月日が流れてようやくこの作品が完成し、皆様に観て頂けるのを、一同心より嬉しく思っております。
この4年間、片時も離れず、忘れる事なく『辰巳』に寄り添い、試行錯誤を繰り返してきた、小路監督に大きな拍手を送りたいです。
おめでとうございます。
僕達みんなで創った想いと魂の結晶を皆様にご覧いただき、感じていただき、さらに大きく育てていただけたら幸いでございます。
映画『辰巳』よろしくお願い致します。
「辰巳」
出演:遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、渡部龍平、龜田七海、足立智充、藤原季節
監督・脚本:小路紘史
撮影:山本周平 照明:鳥内宏二 録音:大野裕之 美術:吉永久美子 リレコーディングミキサー:野村みき サウンドエディター:大保達哉 スタイリスト:入山浩章 衣装:梶山ゆめ乃 メイク:齋藤美幸 特殊メイク:中垣瑛利加 音楽:岡出梨奈、岩本裕司 編集:古川達馬、小路紘史 助監督:芳賀直之 制作:梶本達希、原田康平 プロデューサー:鈴木龍
©小路紘史
日本/2023年/108分(予定)/カラー/ビスタ/5.1ch