「妾の弱点」のストーリー

ロニー・グレゴリーは稀代の遊蕩児で日毎夜毎遊び暮らしているので、後見人格の叔父エラリーは遂にロニーの仕送りを停止した。ところがエラリーも中々の達者さで、ロニーが思召しのあるジェーンという女と婚約を結んだ。エラリーは彼女が財産目当てであることを承認せず自分を愛していると自惚れている。ロニーは嫉妬半分で、女は皆同じだと言い、召し使いのルールーでも金持ちの夫人にさせることは朝飯前だ、と啖呵を切った。エラリー叔父はそれを買って出て、ルールーに金持ちの夫を見つけてやれば仕送りは復活させると言った。そこでロニーはおおぜいの女友達に頼んでルールーを一人前に仕立ててもらう。磨き上げてモダンガール教育を施すと、召し使いだったとは思えない現代美人が出来上がったので、ロニーは彼女を叔父の1人息子の石部金吉のジェラルドの花嫁にすべく芝居を仕組んだ。さすがのジェラルドもルールーの美しさには参ってしまい、仕事は市内でルールーのもとに通い出す。驚いたエラリーは息子の跡をつけてルールーのアパートに行き、2人の中を割こうとした。がエラリーもルールーの虜となり、せがれの代わりに自分がルールーを嫁にもらう気になる。ロニーに恋しているが一行に顧みられないので業を煮やしているルールーは、ロニーに復讐するためにエラリーと婚約する。ロニーは気づかないでいたが、いつかルールーに恋する身となっていた。そしてルールーから愛想をつかされ、啖呵を切られると、堪り兼ねてロニーは彼女に許しを乞い、愛を告白したのであった。かくてロニーは美人ルールーを得、叔父との賭けにも勝ったのである。

今日は映画何の日?

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