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「蒼い衝動」のストーリー
14年の夏、16歳のロジェ(ファブリス・ジョッソ)は学校の寮生活を離れ、フランスの田園地方の“シャトー”と呼ばれる広大な屋敷に戻ってきた。ところが折からの戦争で、父(フランソワ・ペロー)を始めとする男たちが次々と出征してゆき、彼は女ばかりの屋敷にひとり取り残されることになる。そしてその日からロジェの年上の女性たちとの愛の生活が始まった。小間使のウルシュール(セレーナ・グランディ)を相手に初体験をすますと、家政婦ケイト(マリオン・ピーターソン)、ミュラー夫人(マリナ・ヴラディ)、料理女エレーヌ(ロゼット)、果てはマルグリット叔母(ペランジェール・ボンヴォワザン)、姉エリザ(アレクサンドラ・ヴァンダーヌート)まで彼の愛の遍歴は続く。ところが困ったことに女が次々と妊娠してしまい、時まさに休暇をとった男たちの帰郷と重なり、ロジェは今度は、その相手となる“夫たち”をあてがってやるのに奔走するのだった。