「結婚しない女」のストーリー

ニューヨーク。現代。ウォール街の取引所で働いているマーティン(マイケル・マーフィー)は妻エリカ(ジル・クレイバーグ)と結婚してから16年、高校に通っている15歳の娘パティー(リサ・ルーカス)がいる。エリカは画廊につとめていて、時々スー(パット・クィン)、エレイン(ケリー・ビショップ)、ジャネット(リンダ・G・ミラー)等親しい女友達と行きつけのバーで互いに打明け話をしていた。エリカのつとめている画廊の主人チャーリー(クリフ・ゴーマン)は好色漢で、時々エリカにチョッカイを出そうとしていた。ある日、エリカとマーティンがレストランで昼食を共にして、街を歩いていると、マーティンが突然泣き出し、1年前からマーシアという女教師と関係していることを打明ける。このマーティンの告白はエリカには大きなショックだった。マーティンと別れる決意をしたエリカはパティーにそのことを打明けるが、パティーは泣きだしもう2度と父親に会わないと決意する。マーティンと別れたエリカは、気が滅入るため、主治医のジェーコブス(ダニエル・セルツァー)に診てもらい、気晴らしに男性と遊ぶよういわれる。そんな時、パティーがボーイフレンドと寝室にいるのを発見し、思いあまって取引所にいるマーティンに相談に行くが、そこでマーティンが近くマーシアと結婚することを知る。その後、淋しさに絶えられなくなったエリカは女精神医タニア(ペネロープ・ルーシアノフ)に相談に行き、大いに飛びまわれとすすめられる。それから間もなくチャーリーをはじめ、中年の抽象画家ソール(アラン・ベイツ)との情事が始まった。ソールは9年間の結婚生活の経験があり、2児の父で、子供はバーモントに住んでいた。エリカは幸せだった。2人の生活も長く続きそうだった。ある日、偶然エリカはマーティンに会う。マーシアにすてられたので、もう1度エリカの許へ帰りたいというマーティンの願いをエリカはことわるのだった。夏が来た。ソールはエリカにパティーを連れて一緒にバーモントへ行かないかと誘うが、その前日にマーティンとの関係を忘れるために、新しいアパートに移ったエリカはことわる。ソールはバーモントに出発する日、もう1度エリカを誘うが、来ないことを知ると、ビルから綱で下された大きな自分の絵を彼女に贈り、出発していく。エリカは大きなカンバスを両手で持ちながら、自分のアパートに向った。

今日は映画何の日?

注目記事