「ワンス・アンド・フォーエバー」のストーリー

1964年。ジョージア州フォート・ベニングにあるアメリカ陸軍基地。ベトナムへ赴く兵士たちのリーダーとして選ばれたハロルド・G・ムーア中佐(メル・ギブソン)には、妻のジュリー(マデリーン・ストゥ)と5人の子供たちがいた。基地では、ベトナム戦争への本格参戦に向けて、プラムリー上級曹長(サム・エリオット)を右腕に、ムーア中佐に率いられた新兵たちの訓練が続いていた。兵士の中には、父親になったばかりの若き少尉ジャック・ゲイガン(クリス・クライン)もいた。そして、ついに出兵の時が来た。ベトナムに向かう前、ムーア中佐は部下とその家族に誓った。「我々が戦いに望んだ時、私は戦場に踏み出す最初の者となり、戦場から退く最後の者となろう。誰ひとり置き去りにしたりはしない。生きていようと死んでいようと、我々は全員そろって家路につく。」そして1965年11月14日、米陸軍中佐ハル・ムーア率いる400名の部隊は、クランドール中佐(グレッグ・キニア)の果敢な操縦によって、南ベトナム中央高地「死の谷」と呼ばれるベトナムのイア・ドランX―レイ地点に辿り着く。しかしアン中佐(ドン・オズン)に率いられる北ベトナム兵2000人に包囲され苦戦をしいられる。UPI通信の特派員ジョー・ギャロウェイ(バリー・ペッパー)は撮影に来るが戦闘中と言う事で銃を持ち戦うことになってしまう。また、アメリカにいる妻達は、イア・ドランで命を落とした兵士達の死亡を伝える計報が届きそれがタクシーによって届けられている事を知り、ジュリーを初め自らの手で届けることを決意する。激戦するこの戦いも「ブロークン・アロー」サインで終盤を迎える。ムーア中佐はその言葉通り、誰一人おきざりにせず、イア・ドランの地を最後に退いた。

今日は映画何の日?

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