解説
半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した東アジア反日武装戦線の元メンバー、桐島聡の闘いを描く社会派ドラマ。重要指名手配犯・桐島は、日雇い仕事を転々としながら逃亡を続けていた。2024年、70歳の桐島は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間を彷徨う。主人公・桐島を「罪の声」の古舘寛治、若い頃の桐島を「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の杉田雷麟が演じる。1960年代後半から70年代初頭に若松孝二作品の脚本を量産、その後、日本赤軍に身を投じ、27年間日本を離れて帰国、活動を再開した「REVOLUTION+1」の足立正生監督が自らの半生と重ね合わせ、桐島の苦悩と決意を描き出す。
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「逃走(2025)」のストーリー
社会運動が高揚していた1970年代の日本。新左翼過激派集団・東アジア反日武装戦線“さそり”のメンバー、桐島は連続企業爆破事件の犯人として指名手配され、いつ逮捕されるかわからない緊張感のなか、逃亡を続けていた。生活を繋ぐために日雇い仕事を転々とし、1980年頃から「内田洋」という偽名を使い、神奈川県藤沢市内の工務店で住み込みの仕事に就くようになる。1960~70年代のブルースやロックを好み、月に一度、音楽好きが集まる藤沢市内のライブバーに足を運んでいた桐島。そんな趣味を楽しむ一面があったものの、かつての仲間たちの存在が常に脳裏に影を落としていた。メンバーの獄中闘争、超法規措置により国外に出る仲間たち、自ら命を絶った者……。桐島はそうした仲間たちの姿を思い浮かべながら、日本社会の欺瞞や凋落を孤独に見つめ続けていたのだった。そして2024年、70歳となった桐島は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間を彷徨う。薄れる意識の中で浮かんでくるのは、東アジア反日武装戦線としての活動、仲間と逃亡を続けていた当時の記憶……。彼が生涯を賭けて追い求めたものは何だったのか。半世紀にわたる逃亡生活の果てに彼は何を得ようとしたのか。死の間際、「私は桐島聡です」と名乗り出て、彼は何を表現しようとしたのか……。
「逃走(2025)」の写真
「逃走(2025)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「逃走(2025)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2025 |
公開年月日 | 2025年3月15日 |
上映時間 | 110分 |
製作会社 | LOFT CINEMA=太秦=足立組(企画:足立組/制作:太秦) |
配給 | 太秦 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://kirishima-tousou.com/ |
コピーライト | (C)「逃走」制作プロジェクト2025 |