解説
中年のアウトローが恋した高級娼婦を守るために身を挺して戦う姿を描く。製作はスティーブン・ウーリーとパトリック・カサヴェッティ、エグゼキュティヴ・プロデューサーはジョージ・ハリソンとデニス・オブライエン、監督は「狼の血族」のニール・ジョーダン、脚本はジョーダンとデイヴィッド・リーランド、撮影はロジャー・プラット、音楽はマイケル・ケイメンが担当。出演はボブ・ホスキンス、キャシー・タイソン、マイケル・ケインほか。
ユーザーレビュー
「モナリザ」のストーリー
ジョージ(ボブ・ホスキンス)は冴えないチンピラ・ヤクザ、ボスのために冷や飯を食わされて、シャバへ出たのはいいが、娘ジェニー(ゾーイ・ナゼンソン)に会おうと訪ねたところが、前妻ドーン(ポーリーヌ・メルヴィル)に門前払いされてしまう。今や彼の味方はムショにいる間ジョージの唯一の財産であるジャガーを預ってくれていたトーマス(ロビー・コルトレーン)だけだ。おつとめの身代わりをしてやったボス、モートウェル(マイケル・ケイン)の所にその貸しを返してもらおうと乗り込んだものの彼は不在だったが、仕事をもらう。黒人の高級娼婦シモーヌ(キャシー・タイソン)を金持ちの客たちに送り届ける運転手がそれだ。初めのうちはソリが合わなかった2人もいつしか親しみ合うようになり、恋が芽ばえる。シモーヌは客をとったあと一度ならず、ジョージにキングス・クロス周辺の街娼窟に車を走らせた。彼女は以前この街の女だったのだ。そして彼女が捜していたのはヘロイン中毒で失踪していた親友キャシー(ケイト・ハーディー)の行方だった。翌日からジョージのキャシー捜しが始まった。そしてかつてのシモーヌのヒモでありドラッグのルートを持っているアンダーソン(クラーク・ピータース)を捜し当てる。彼こそキャシーを薬づけにした男で、その黒幕がモートウェルだった。ジョージは、シモーヌやトーマスと協力し、キャシーを救出するためにモートウェル一派に戦いを挑むのだった。傷つきつつもキャシー救出に成功し、シモーヌへの愛を身をもって証明してみせたジョージだが、実はシモーヌが愛していたのはキャシーだったことを知る。しかもシモーヌは彼を召使いのごとくあしらった。そんな時、モートウェルが手下を連れて女たちを取り戻しにやって来る。しつこく痛めつけられたシモーヌは怒りを爆発させ、拳銃でモートウェルらを撃ち殺すのだった。
「モナリザ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「モナリザ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1986 |
公開年月日 | 1987年3月21日 |
製作会社 | ハンドメイド・フィルム=パラス・プロ |
配給 | ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1987年3月上旬号 | グラビア モナリザ |
1987年3月下旬号 |
特集 モナリザ 評論 特集 モナリザ プロダクション・ノート |
1987年5月上旬号 | 外国映画批評 モナリザ |
1987年6月下旬号 | 外国映画紹介 モナリザ |
1999年4月上旬春の特別号 | COMING SOON【新作紹介】 モナリザ |