解説
地中海沿岸のある全体主義体制の国を舞台に、平凡なタクシーの運転手がレジスタンス運動に捲き込まれ、やがて生きる目的を見つけ出す姿を描く。監督は「晴れた空」のグリゴーリ・チュフライ、脚本はチュフライとアウグスト・カミニート、撮影はルイジー・グヴェイレル、音楽はアルマンド・トロバヨーリ、美術はジャンチート・ブルクェラーロとセルゲイ・ヴォロンコフが各々担当。出演はジャンカルロ・ジャンニーニ、オルネラ・ムーティ、レギマンタス・アドマイティス、ユオザス・ブドライティスなど。
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「人生は素晴しい」のストーリー
地中海沿岸のある全体主義体制の国。アントニオは(ジャンカルロ・ジャンニーニ)は、元空軍のパイロットで、今はタクシーの連転手をしている。何の目的もなく平凡に暮らす彼の唯一の楽しみは、若い娘マリヤ(オルネラ・ムーティ)に会いに、彼女の働くカフェを訪れることぐらいだ。しかし、いつものようにカフェを訪れた彼が、革命運動の首謀者を車に乗せたことから、彼の生活に変化が生じる。実はマリヤが働いているカフェは、革命運動家たちのアジトになっており、彼女もその一員だったのだ。無関係のアントニオは、それ以来警察に追われ、厳しい追求を受ける。しかし、全てを知った後も、彼はマリヤのために口を割ろうとしなかった。しかし、投獄された彼は、革命家のグループからも信頼されるわけではなく、ただ一人マリヤだけが彼を見守っていた。投獄生活を送るアントニオは、やがて、自分なりに主義を持つようになり、仲間たちと脱獄を決意する。見事、警察の監視の中、脱獄に成功した彼は、外で待っていたマリヤと共に、空高く飛びたってゆくのだった。
「人生は素晴しい」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「人生は素晴しい」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ソ連 |
製作年 | 1980 |
公開年月日 | 1981年4月28日 |
製作会社 | モス・フィルム=クァットロ・カワーリ・チネマトグラフィカ |
配給 | 日本海映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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