解説
女として生きる母と彼女を見つめ続ける娘の触れ合いを描く。製作はアキーレ・マンゾッティ、監督は「未来は女のものである」のマルコ・フェレーリ、脚本・原案はダーチャ・マライーニ、ピエラ・デッリ・エスポスティ、フェレーリ、撮影はエンニオ・グァルニエリ、音楽はフィリップ・サルド、編集はルッジェーロ・マストロヤンニが担当。出演はハンナ・シグラ、イザベル・ユペール、マルチェロ・マストロヤンニほか。
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「ピエラ 愛の遍歴」のストーリー
幼い娘のピエラ(ベッティーナ・グルン)は、母親のエウジェニア(ハンナ・シグラ)の姿をいつも求めていた。絶えず家を留守にして男を求め歩いているエウジェニアは、ピエラの目には自由な女性に映ったが自分はそうなりたいとは思わなかった。彼女は父親ロレンツォ(マルチェロ・マストロヤンニ)を愛していたが、母親のことを話したことはなかった。美しい娘に成長したピエラ(イザベル・ユペール)は、洋装店で働いていた時に舞台に出るチャンスに恵まれ、友人や母たちに朗唱して楽しませた。彼女は「イオリヨの娘」を舞台でやる予定だったが、急病で倒れ、入院してしまう。退院したピエラは、父が保養所に入っているのを知り、彼を訪ねた。ロレンツォは、彼が愛を捧げてきたのはエウジェニアと党だと告白した。一方、母親の愛人マッシモはエウジェニアにつらくあたっていた。それを知ったピエラは、湖の近くに彼を誘い出し、彼の欲望をそそるが満足させることはしなかった。ベルリンの夕暮れ、野外劇場「メディア」に出演するピエラ。絶賛のうちに終えた彼女は養老院にいる母を訪ねた。相変わらず肉感的な母は髪を短くかられ、悲しんでいた。二人は、昔よく行った浜辺に行き、裸になってしみじみと抱き合うのだった。
「ピエラ 愛の遍歴」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ピエラ 愛の遍歴」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イタリア フランス 西ドイツ |
製作年 | 1983 |
公開年月日 | 1987年11月28日 |
製作会社 | ファソ・フィルム=サラ・フィルム=アスコット・フィルム |
配給 | デラ・コーポレーション |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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