解説
激しい恋におち、めくるめく愛の日々を送る男女の心の苦悩と葛藤を描く。製作・監督・原案・脚色は「女ともだち(1983)」のディアーヌ・キュリス、共同製作はミシェル・セイドゥー、共同脚色はオリヴィエ・シャッキ、撮影はベルナール・ジツェルマン、音楽は「ブルースが聞こえる」のジョルジュ・ドルリューが担当。出演は「うるさい女たち」のピーター・コヨーテ、「熱砂の日」のグレタ・スカッキほか。
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「ア・マン・イン・ラブ」のストーリー
50年代初期のイタリアの詩人パヴェーゼの生涯を描く新作撮影のためにローマにやって来たアメリカ人俳優スティーヴ・エリオット(ピーター・コヨーテ)は、パヴェーゼの最後の女ガブリエラを演じる新進女優ジェーン・スタイナー(グレタ・スカッキ)を一目見た瞬間から、彼女と恋におちる予感を胸に抱き、まさにあらかじめシナリオが用意されていたかのように、まるで作品の中のパヴェーゼとガブリエルさながら二人は恋愛関係に陥るのだった。やがて出番を終えたジェーンがローマを去りパリに帰ってからのこと、ニューヨークからやってきた妻スーザン(ジェイミー・リー・カーティス)や子供たちに会っても心に満たされないものを感じるスティーヴは、もはや彼女が自分にとってかけがえのない存在になっていることに気づく。それからというものの、ローマとパリの間を往復する二人の秘かな愛の逢瀬が始まるのだった。と同時に、二人は今まで気づくことのなかった罪の意識や、それに伴う苦悩の日々に身を焦がすようになる。悩めるジェーンをいつも励まし支えてきた母ジュリア(クラウディア・カルディナーレ)が病に倒れ、息を引きとったのはそんなある日のことだった。スティーヴの胸で思いきり泣きじゃくるジェーン。翌朝、妻のいるニューヨークへと発ってゆく彼を見送るジェーンの心には、今や母が彼女に遺していった強さと、ある秘かな決意とがしっかりと宿っていた。今、彼女は書きあげたばかりの原稿のタイトルをタイプする。“ア・マン・イン・ラブ”と……。
「ア・マン・イン・ラブ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ア・マン・イン・ラブ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | フランス |
製作年 | 1987 |
公開年月日 | 1988年11月3日 |
製作会社 | カメラ・ワン |
配給 | 俳優座シネマテン=コムストック |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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