オリエント急行殺人事件(1974)
おりえんときゅうこうさつじんじけん Murder on the Orient Express- 上映日
- 1975年5月17日
- 製作国
- イギリス
- 制作年
- 1974
- 上映時間
- 128分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- 文芸 サスペンス・ミステリー
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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89bubble93
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ミャーノフ大佐
ケネス・ブラナー版もそうだったけど、兎に角出演陣が豪華すぎる。それでもすぐに役者が判ったのは、ポアロ役のアルバート・フィニーは別として、アンソニー・パーキンス、イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、リチャード・ウィドマーク、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジョン・ギールグッド、そしてマーティン・バルサムか。ジャクリーン・ビセット、マイケル・ヨーク、往年の大女優ローレン・バコールは当時の年齢からして彼女だろうとは思ったが顔は判らなかった。マイケル・ヨークやジャン=ピエール・カッセルは、彼らの出ている映画は観ていても顔が繋がっていない。
当たり前だけどヴァネッサ・レッドグレーヴが若くてきれいだった。40代になる前で一番女性としてきれいな頃かもしれない。
この映画のポアロ、髭がそんなにカイゼル髭していなかった。「ナイル殺人事件」とか「地中海殺人事件」のポアロと混同していたかもしれない。ケネス・ブラナー版の髭は大げさすぎるけど、もっとくるっとした髭にしてほしかったね。
なんせ登場人物が多すぎるので、各役者のメインシーンが少なすぎる。凄くもったいない。そんな中で、マーティン・バルサムは鉄道会社の重役の役なので、常にポアロのそばにいて得した役だった。この設定はケネス・ブラナー版よりも良かった。
ストーリーはもうアガサ・クリスティの原作があるので変更のしようがないであろうが、あんな一通りの聞き取り調査で事件が判明するとは思えないのだが。唯一、伏線と言えば季節外れなのに列車が満員と言うことか。
乗員全員を集めて事件の解明を説明するシーン、ケネス・ブラナー版は作りすぎだったな。この映画の様に食堂車に全員集める方が現実味がある。それにケネス・ブラナー版は橋脚の上に列車を止めたが、あれも作りすぎだよな。このシドニー・ルメット版を意識しすぎてちょっと大げさにしすぎたよな。
結局、シドニー・ルメット版とケネス・ブラナー版のどちらが良かったか。引き分けかな。
「オリエント急行殺人事件(1974)」のストーリー
「オリエント急行殺人事件(1974)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「オリエント急行殺人事件(1974)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 文芸 サスペンス・ミステリー |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1974 |
公開年月日 | 1975年5月17日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | EMIフィルム |
配給 | パラマウント=CIC |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | モノラル |
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